東証プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…米グーグルに連れて株価急騰した「量子コンピューター関連銘柄」の“筆頭株”に注目【昨日の株価】

東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年12月11日（水）の騰落率ランキングをお伝えします。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3

1位：トプコン〈7732〉……前日比+500円（+23.19%）／終値2,656.5円

【売買材料】

昨日、米Bloombergが「医療機器などを手がけるトプコンが非公開化に向けて入札プロセスに入っていることが分かった」と報じたことで連日買いが集中。この日は午前9時40分過ぎにストップ高の水準で値が付くなど、2日ストップ高となった。

2位：フィックスターズ〈3687〉……前日比+202円（+11.66%）／終値1,934円

【売買材料】

12月9日（月）、米アルファベット傘下のグーグルが量子コンピューターの活用に関するポジティブなニュースを公表しており、翌10日の米株市場でアルファベットが急伸。そのようななか、この日の国内株式市場では、量子コンピューター関連銘柄の筆頭格と位置付けられる同社に買いが集中した模様。

3位：萩原工業〈7856〉……前日比+153円（+10.72%）／終値1,580円

【売買材料】

12月10日（火）取引時間終了後、24年10月期決算を発表。期末配当金を従来計画の25円から35円に引き上げ、年間配当金を前期比10円増の60円とした。さらに、25年10月期営業利益は前年同期比2ケタ増益の見通しであることに加えて、年間配当金を同5円増の65円を計画していると発表。これらが好感された模様。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3

1位：ポールトゥウィンホールディングス〈3657〉……前日比－65円（－13.10%）／終値431円

【売買材料】

12月10日（火）、25年1月期第3四半期（24年2月～10月）の連結業績を発表。通期計画の営業利益18億円（前期比4.5倍）に対する進捗率が35.2％にとどまっており､通期計画の未達懸念を背景に売りが広がった。

2位：ベステラ〈1433〉……前日比－62円（－6.21%）／終値937円

【売買材料】

12月10日（火）取引時間終了後、25年1月期の第3四半期累計（24年2月～10月）連結決算を発表。直近の第3四半期（24年8月～10月）損益が7,900万円の赤字（前年同期は1億6,100万円の黒字）となったことが嫌気された。

3位：ペプチドリーム〈4587〉……前日比－145円（－5.16%）／終値2,664.5円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。