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新宿で借りてお台場で返却も可能!コミュニティサイクルを利用してみた

&GP / 2017年6月10日 8時0分

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新宿で借りてお台場で返却も可能!コミュニティサイクルを利用してみた

最近、拡大しつつある「コミュニティサイクル」。借りた場所に返さなければならないレンタサイクルとは異なり、街中のあちこちに設置されている好きなサイクルポートから自転車を借り、好きなサイクルポートに返却できるという仕組み。いわゆる“乗り捨て”できるのが、大きな特徴であり、メリットです。

現在、最も大規模に展開されているのが、NTTドコモの子会社、ドコモ・バイクシェアが運営するコミュニティサイクルサービスです。都内で真っ赤な電動自転車が走っているのを見かけたことがある人もいるのでは?

これが使ってみると便利! 楽しい! それでは早速、実際に利用してみたその様子と感想をお届けします!

ドコモ・バイクシェアのコミュニティサイクルを利用するには、1回会員になる、月額会員になる、1日パスを購入する、という3つの方法があります。

今回は、月額基本料金不要で、利用した時間分だけ料金が発生する1回会員として会員登録をしてみました。

自分の利用したい地域のコミュニティサイクルのサイトから手続きを行います。
筆者は新宿区自転車シェアリングで登録をしましたが、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区の都内6区は、広域実証実験を実施中のため、区を飛び越えて貸出や返却が可能です。

つまり、どの区で登録をしても同じように利用ができるということ。例えば千代田区で登録して、中央区で自転車を借りて港区で返すなんてのもOKです。

▲提供エリアは、ドコモ・バイクシェアの公式サイトから確認できる。都内でも大田区のコミュニティサイクルは大田区エリアのみでの利用になるので注意

登録の手続き自体はパソコンからでもできますが、登録には携帯電話かスマホが必要。支払い方法はクレジットカードかドコモケータイ払いかのどちらかを選択します。

■自転車を借りてみる

実際に利用する前に、アプリ『ドコモ・バイクシェア ポートナビ』を入れておくと便利。最寄りのポートを検索できるほか、リアルタイムのポート情報などもチェックできます。

さて、今いる新宿駅から一番近いサイクルポートはどこでしょう?

どうやら新宿区役所本庁舎にあるポートが最寄りのようなので、そこに行ってみることにしました。

本庁舎の脇にこじんまりとしたポートがあり、1台ぽつんと自転車が停まっていました。ここのポートは3台分しかラックがありません。なんとなく勝手に自転車がずらっと何十台も並んでいるのをイメージしていたのでちょっとびっくり。

で、肝心の自転車を借りる手続きですが、公式サイトからマイページにログインして行います。利用したい駐輪場の一覧から借りる自転車を選ぶ方法と、自転車番号を入力して借りる方法があります。

貸出手続きをしてから20分以内に利用開始操作を実施しないとキャンセル扱いになるので注意しましょう。

▲予約が完了すると携帯電話にメールが届きます

▲メールで送られてきたパスコードを自転車の操作パネルに入力するとロックが解除され、利用することができるようになります

ちなみに各サイクルポートの現在の貸出可能台数は、アプリのポート情報で確認することができます。小さなポートもあるので、行ってみたら全て自転車が出払っていてなかった…ということがないよう、ポートに向かう直前にチェックしておくと安心です。

また、借りる前には途中でバッテリーがなくならないよう、バッテリー残量を確認しておきましょう。途中でバッテリーがなくなると電動ではない、“普通の自転車”になってしまいます。筆者の借りた自転車はバッテリー残量60%、残り走行可能距離は24km。軽い散策をするくらいなら十分なはずです。

■いざポタリングへ

調べてみると西新宿のほうにもいくつかサイクルポートがあるようなので、散策しながらそちらへ向かってみることにします。

実は筆者、電動自転車初体験。ペダルを踏むとぎゅんぎゅん加速がついて気持ちいい! これなら何時間でも疲れずに乗っていられそう! そして何よりうれしいのが上り坂。後ろから誰かが押してくれているかのような楽ちんさです。

あっという間に都庁が見えてきました。西新宿に到着です。

新宿区役所のある歌舞伎町から西新宿までは歩くと結構遠くて面倒な距離。西新宿のオフィスから区役所に用事があって行かなければならない…なんていうシチュエーションに利用するといいかもしれません。

▲新宿中央公園までやってきました

▲新宿中央公園沿いにも、いくつかサイクルポートがあります。このへんは緑も多く、自転車での散策にぴったり

▲一時駐輪をしたい場合は、後輪を手動で施錠します

▲施錠するとすぐにメールで知らせがくる仕組み。このメールが届けば、きちんと施錠できた証拠。自転車のロックを解除するには、貸出時に発行されたパスコードを再度入力する

あまりにも快適だったので、調子に乗って足を延ばし、お隣の港区まで走ってみることに。20分ほどで外苑前駅(港区北青山)付近に着きました。

ここで返却をするために最寄りのサイクルポートを検索。行ってみると…。

こちらは2台分しかラックがなく、1台分はすでに埋まっていました。

ふと疑問が。返却しようと行ったポートのラックがいっぱいだった場合は他のポートへ行かないと行けないのでしょうか?

そんなことはありません。各ポートには、微弱電波発信機が設置されており、アタッチメントがその信号を検知しているため、ラックに自転車を入れなくてもポート周辺で返却手続きを行えば、大丈夫なのだそうです。ただし、駐輪マナーを守り、通行の妨げにならないようにしてくださいね!

▲ラックに自転車を入れ、一時駐輪のときと同様手動でロックをかけます。自転車操作パネルのENTERボタンを押すと返却手続き完了。返却確認メールが届くので必ず確認を

今回利用した1回会員は最初の30分が150円。以降30分ごとに100円がかかるプラン。今回は3時間乗ったため、料金は税込みで702円でした。

ほかにも、月2000円で1回30分までなら何度乗っても0円(30分を超える場合は100円/30分)の月額会員や1500円(専用ICカードの発行に500円がかかる場合もあり)で購入日の23時59分まで乗り放題という1日パスも用意されています。

東京は鉄道網が張り巡らされているとはいえ、電車で移動するとなると乗り換えが大変だったり、大回りしなければならなかったりと面倒なことも。かといって車での移動も渋滞や駐車スペースのことを考えると難しい…。乗り捨て可能なコミュニティサイクルなら思い立ったときにすぐ利用できるし、駅からちょっと離れた場所へも気軽に行くことができます。電車や車での移動とは違い、「あ、こんなところにおいしそうな定食屋があるな」「へぇ、ここに公園があるんだ」てな具合に楽しみながらうろうろできるのが自転車のいいところ。移動が便利で楽しくなりますよ。

>> ドコモ「バイクシェア」

 

(取材・文/増岡真理<メディアム>)

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