[Gear Maniax #034] 屋内DIYの必需品!平面LEDのワークライト
&GP / 2017年7月15日 21時0分
[Gear Maniax #034] 屋内DIYの必需品!平面LEDのワークライト
ジェントスのスタイリッシュなワークライト・作業灯シリーズ、GANZのアイテムです。GZ-700番台、トップLEDと、平面のCOB LEDの2種類を備えたシリーズになります。
サイズと明るさの違いにより4種類。操作系や基本的な機能は同一ですので、まとめてご紹介します。
まず目につくのはフラットでスリムなボディ。厚さ12.2mm、幅35.0mm、程よくスクウェアで非常に握りやすい形状です。
ボディの半分ほどをCOB LEDが占め、その下にメインスイッチ、グリップ部分にGENTOSのロゴマークという構成は全機種共通。ワークライトのイメージを一変させるライトです。
先端にはトップライト。4機種共に50ルーメンと同一のスペックにまとめられています。狭い隙間に差し込んだり押し当てて使うのに便利です。
トップライトにも集光パーツはなく、ひたすらフラットな配光。それでも数十cm程度の奥行きであれば十分届きます。手元足元であれば、懐中電灯がわりになる程度の明るさ。しかし集光はされていないので、数mが実用上の限界です。写真のように、棚などで探し物をする際にも使える配光です。
メインのLEDはCOB、チップオンボードタイプです。一体で形成された蛍光体の奥に、複数の発光チップを並べたLED。多灯タイプのLEDと比較すると光が柔らかいのが特徴です。GZ-701から704へ、数字が大きくなるほど発光面積が大きくなり、大きくなるほど明るく拡散した光を放ちます。
GZ-701 → ECO 50lm & HIGH 100lm
GZ-702 → ECO 80lm & HIGH 250lm
GZ-703 → ECO 160lm & HIGH 500lm
GZ-704 → ECO 220lm & HIGH 700lm
写真はいずれもHIGH。
日中に暗い場所に潜り込んで作業するような場合には、ハイパワーなGZ-703かGZ-704をおすすめします。目が完全に明順応しているため、ちょっとした暗がりでもひどく暗く感じるからです。そうでなければ、サイズのお好みで良いかと思います。GZ-701では常時携帯できるサイズですし、GZ-702も一時的に尻ポケットに突っ込んでおけるサイズ感、GZ-703、GZ-704は据え置きまたは車載での使用になると思います。
このように、50cmほど壁から離れていれば1m近い距離を照らすことができます。壁面の塗装などの仕上げ、自動車の底面の整備など、ある程度広い作業場所を照らすのに威力を発揮します。
メーカーから特にアピールはされていませんが、COBタイプのライトは演色性が高いように感じられます。蛍光体が連続している関係でしょうか、鮮やかに感じられることが多いですね。
真横まで光が回る特徴的な配光。一般的なLEDフラッシュライトではほとんどお目にかかることができない光です。
この明るさ、散光だと歩きやすいことこの上なし。ですが、対向してくる人は眩しくてしょうがないかと(笑)。お散歩にも使いやすいが、対面して通行する人がいる場合には問題が大きいかと思われます。
ワークライトの必須条件、磁石で鉄面に吸い付く機能。フラッシュライトファンには「へー」としか思われませんし、場合によっては磁石を外してしまう人までいますが、現場系の人々にとっては必須機能。
フラットで滑らかな平面、壁面ではまず問題ありませんが、凹凸や曲面ではGZ-703やGZ-704の場合、2つの磁石が離れているので、意外に磁力が足りないことがあります。最近の自動車のボディなど曲面が多い場所では工夫が必要なほか、スチール棚の脚など、凹凸のあるものへの吸着もやや弱く感じます。GZ-701、GZ-702は実用上の問題はまずなさそうです。
充電式なので、毎日使用してもランコストがほとんどかかりません。充電中は、バッテリーインジケーターが点灯して充電状況をおしらせします。GZ-702、GZ-703、GZ-704は背面の液晶に電池の充電状況が表示され、GZ-701はACアダプターの差込口横のインジケーターLEDが赤く点灯します。
特筆すべきは、充電しながらの点灯も可能なこと。ワークライトなので、時には長時間の連続点灯を必要とすることもあるかと思います。その場合は家庭用電源の延長コードさえ作業場まで持ってくれば、電池残量を気にすることなく使用可能。ワークライトには必須の条件かと思います。
従来の蛍光灯ワークライトと比較すると大幅にコンパクト、というかありえないほどスリム。最近のLEDタイプと比較してもスタイリッシュで使いやすいデザインかと思います。GENTOSらしい工夫が随所に見られるライトです。プロはもちろん、日曜大工をする機会がある方であれば、活用できるライトかと思います。(アカリセンター価格:「GZ-701」3412円/「GZ-702」5307円/「GZ-703」6445円/「GZ-704」9477円)
>> 連載[Gear Maniax]
(文・写真/アカリセンター・HATTA)
通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
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