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屋外からでもテレビ録画!スマホを家電リモコンにする方法

&GP / 2017年12月1日 21時0分

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屋外からでもテレビ録画!スマホを家電リモコンにする方法

自宅でリモコンを使う家電といえば、テレビ、ハードディスクレコーダー、エアコン、温風器、照明などでしょうか。オーディオが趣味であれば、さらに多くのリモコンを使いこなしている人もいるかもしれません。電化製品は増えれば増えるほど便利になりますが、リモコンは増えてもあまり便利にはなりません。そこで今回は、“スマホをリモコン化”して、増え過ぎたリモコンを1つにまとめてみることにしました。

■「スマート家電コントローラ」を使ってスマホをリモコン化する

今回試してみたのは、ラトックシステムの「スマート家電コントローラ REX-WFIREX2」(価格:8640円)。スマホからWi-Fi経由で操作内容を受信したユニットが、赤外線へ変更してリモコンへ信号を送るという仕組みです。赤外線に対応していれば、どんなリモコンでもスマホで操作することができるようになります。複数のリモコンを登録できるので、テーブルの上にずらっと並んで場所をとっているリモコンから解放されてスッキリ。リモコンの電池切れを心配する必要もありません。それでは早速、設定してみましょう。

▲箱の中身は、専用のユニット(本体)、電源ケーブル、クイックスタートガイドのみ

(1)アプリをダウンロードする
まずは、スマホのWi-Fi設定をオンにして、「スマート家電コントローラ」のアプリをダウンロードします。

▲使用するスマホに合わせ、App StoreまたはGoogle Playからアプリをインストール

(2)専用のユニットの電源を入れる

▲電源ケーブルを差し込み、本体の裏側にある電源スイッチをONにして設定スタート

(3)本体をWi-Fiルーターと接続する

▲アプリの説明に従って進めていくだけ

ルーターがWPSに対応していれば、本体とルーターのWPSボタンをそれぞれポチっと押すだけで簡単に設定できます。

▲Wi-Fiルーターのパスワードを入れるのが1番大変だった

▲スマホで外から操作できるように設定することも可能(後からでもOK)

筆者自宅のWi-FiルーターはWPSに対応していなかったので手動で設定しましたが、設定完了までは5分もかかりませんでした。

■「家電リモコン」に4つのリモコンを集約

次に、「スマート家電コントローラ」に家電のリモコン情報を登録していきます。今回は自宅リビングにあるリモコン4つを登録してみました。

▲CATVセットトップボックス、テレビ、BDレコーダー、エアコンを登録

リモコンを登録するには、アプリの「家電製品追加」から該当する製品を選んでいきます。プリセットされている製品であれば、選んでいくだけで簡単に登録することができます。今回試した自宅リビングのリモコン4つは製品が古いのか、メジャーでない(?)のか分かりませんが、どれもプリセット登録でサクッと登録することはできませんでした。

▲この画面を見て「あ、これも登録できそう」と気づくことも

▲登録するリモコンを選んでテスト送信を行う。正常に動作すれば登録完了

プリセットされているシリーズのリモコンでも、型番によっては自動で登録できないことがあります。その場合は、スマホ画面に表示された「家電リモコン」のボタンに実際のリモコン信号を1つずつ学習させていく必要があります。

▲正常に動作しなかったら1つずつ学習させる

大量のボタンを学習させるのは、地味な作業でうんざりしてしまいますが、常にすべてのボタンを使っているわけじゃないので、最小限のボタンを登録しておけば大丈夫です。筆者の場合、テレビとBDレコーダーのリモコンをこの方法で学習させたのですが、電源、音量、チャンネル変更、入力切替、矢印ボタン、決定ボタン、戻るボタン、番組表、録画リスト、があれば事足りました。意外と数字ボタンはなくてもイケます。

▲BDレコーダーのリモコン画面完成。画面上部のバーは色を変更できる

CATVのセットトップボックスは「家電リモコン」を完全手動での設定にトライ。チャンネル数が多いので、数字ボタンをポチポチと1つずつ入れました。矢印ボタン、決定ボタン、戻るボタンは、実際のリモコンと同じ配置に近づけたほうが使いやすそうです。ボタンは配置してしまうと移動させることができないので、順番を考えながら登録していくのがポイント。登録したボタンに色をつける機能はありませんが、色分けができるとより視覚的に分かりやすくなりそうです。

▲シンプルなデザインのボタンが並ぶ

エアコンのリモコンは、冷房、暖房、除湿、自動の4機能にそれぞれ16~30度の温度を設定できます。

▲エアコンのリモコン画面

エアコンの場合はタイマー機能をよく使いますが、1つ手前の画面で「メニュー」から設定することができます。

▲右上の「メニュー」アイコンからタイマーを設定できる

本体には、温度、湿度、照度のセンサーがついていて、アプリ画面で確認できます。例えば、外出先から自宅の部屋温度をチェックすれば、エアコンの稼働を判断できるので、在宅の高齢者やペットの熱中症予防にも役立ちます。この機能は、電源が入ってから30分以上経過すると使用可能になります。

■操作は家中どこからでも、外出先でも

実際に4つのリモコンを使ってみると、何と言ってもスマホ1台でいくつもの家電が操作できる便利さに感動します。テレビやBDレコーダーのリモコンがソファの隙間に隠れてしまうことや、テーブルの上のリモコンに気づかず上から新聞や郵便物をパサッと載せることも多々ある我が家では、スマホの「家電リモコン」は大活躍です。

(1)本体の置き場所がポイント
本体から発する赤外線の有効範囲に家電がないと反応してくれません。今回使った「スマート家電コントローラ REX-WFIREX2」は、水平方向に360度、上方の垂直方向に180度、赤外線が届く距離もそれぞれ10mと十分な性能ですが、置き場所をどこにするかがポイントになります。リビングテーブルの上では本体の存在が気になりますし、物が上に置かれたら赤外線が届かなくなってしまうので、天井や壁に取りつけるのがよさそうです。

(2)別室から操作できる快感
朝、起きたときに寝室からリビングのエアコンを入れてみました。自分の意思で好きなときにエアコンを入れたり切ったりしたい人にはピッタリの機能です。予定のない休日にベッドの中から「家電リモコン」でエアコンを稼働。リビングが十分に暖まってから悠々と起きていく、という状況には、一種の快感すら覚えました。

(3)家外機能は空調と照明に絞るのがおすすめ
「家外(いえそと)機能」は、部屋の空調環境をリモコン画面で確認できるのでエアコンや加湿器などの空調や照明には使いやすくてとても便利。テレビやBDレコーダーでの録画予約も機能的には可能ですが、テレビ画面を確認しながら操作できないため、Webカメラと併用すれば外出先からも「家電リモコン」で番組の録画予約ができそうです。

このほか、「テレビをつけた10秒後にBDレコーダーをつける」「室内気温が10度を下回ったらアラートを送る」といった機能なども充実していて、使えば使うほどリモートコントロールの利便性を感じられそうです。自分がダメになりそうなくらい楽になります。自宅へ導入すれば、ゆったりのんびり座ったままテレビ三昧、ビデオ三昧の年末年始を過ごせそうですよ。

>> ラトックシステム「スマート家電コントローラ REX-WFIREX2」

 

(取材・文/髙橋尚美)

たかはし・なおみ/ライター
大手通信キャリア系列の出版社とニュースサイトで勤務後、夫のUターン転職で岐阜へ。2014年からフリーライター。主に食育、家事、育児、マネー、不動産の記事を執筆。3児の母で精神年齢は幼児並みの四十路。

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