大人の冬コーデに最適！メルトンアウター5選 －アウター特集③

朝晩の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃、いよいよヘビーアウターの出動です。そこで＆GP編集部が注目するアウターを、6回に分けてタイプ別にピックアップ。今回は防寒性が高いうえに、上品なコーディネートが楽しめるメルトンアウターを紹介します！　休日はもちろん、スーツスタイルにも最適。まだ購入していない人は、ぜひ参考にしてみてください！

▼スマートな印象を与える大人のダッフルコート

ダッフルコートの代名詞ブランドとして、世界に名を馳せるイギリスのグロヴァオール。1954年に発表された、伝統的なダッフルコートをタウンユース向けにアレンジした「512」は不朽の名作です。厚手のメルトンは防寒性が高く、トラディショナルなチェック柄の裏地、水牛の角のトグルも見逃せません。そして今回紹介する「920」は、「512」を日本人向けにアップデートしたモデルで、着丈や身幅がタイトになっているのが特徴。まさにスマートに着られる大人のダッフルコートといえるでしょう。

グロヴァオール「ダッフルコート 920/C」（6万6960円）

>> アソシエイテッド・インターナショナル

 

▼日本人向けシルエットのロングピーコート

ピーコートといえば、1941年創業の老舗ブランド、フェデリティです。ネイビーミリタリースタイルを得意とし、ウール素材のアウターを数多く展開。生産はすべてアメリカの自社工場で行なわれています。このロングピーコートは、MADE IN USAでありながらシルエットがややタイトで、日本人の体型にジャストフィット。通常24オンスのところ、22オンスのメルトンを使用しているので、軽い着心地なのが特徴です。もちろん防寒性は抜群で、素材のタフさは健在。ロング丈なのでビジネススタイルにもぴったりです。

フィデリティ「22oz LONG PEA COAT」（4万9680円）

>> スタンダード メイド

 

▼ビジネスにも対応するシンプルなチェスターコート

柔らかく、風合い豊かなメルトン生地を使用したチェスターコート。リラックス感のある顔立ちですが、襟元や着丈をコンパクトにまとめた細身なシルエットのため、スタイリッシュに着こなせます。クラシカルなチェスターコートですが、裏地を省くことで軽快な着心地を実現しているのもポイント。シンプルなデザインのため着回ししやすく、カジュアルからビジネスまで幅広いシーンで活躍しそうです。写真のカラーはオリーブで、ブラックとネイビーも展開されています。

ユナイテッドアローズ「ソフト メルトン チェスターフィールドコート」（4万8600円）

>> ユナイテッドアローズ

 

▼日本のクラフトマンシップが詰まった1着

MADE IN JAPANにこだわるKURO（クロ）のピーコートは、台襟付きの大きな襟と、2段になっている大型の箱ポケットが特徴です。素材には、ウールの産地として知られる尾張一宮のSUPER100'Sメルトンウールを使用。糸の段階から丁寧に紡績され、通常ならスーツに使用する梳毛（そもう）の原料を紡毛（ぼうもう）に使い、二重織で仕上げているそうです。そのため、紡毛糸で作った一般的なメルトンに比べ、しなやかで独特のハリと風合いがあります。ツヤ消し加工を施したオリジナルの水牛ボタンを採用するなど、ホンモノ志向のこだわりが満載！

クロ「ピーコート」（5万8320円）

>> KURO

 

▼シンプルで汎用性の高いところが魅力

品質の高さとコストパフォーマンスの高さから、人気上昇中のダントン。今回紹介するのは、密度が高く肉厚なウールモッサを使用したシングルタイプのハーフコート。柔らかな風合いで着心地が軽く、とても暖かいのが特徴です。また、使い勝手のいいシンプルなデザインながら丸襟やチンストラップが付属するなど、こだわりが光るディテールも見逃せません。1935年創立のフランスのワークウエアメーカーだけに、その質実剛健な作りが魅力ですね。

ダントン「メルトンコート」（2万5920円）

>> ビームス

 

>> 2017冬・アウター特集

（取材・文／津田昌宏　写真／野町修平　スタイリング／金 江朱）