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よりどりみどり!300種類がそろうマステ専門店はレアモノの宝庫です

&GP / 2017年12月2日 8時0分

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よりどりみどり!300種類がそろうマステ専門店はレアモノの宝庫です

デコレーションに欠かせないおしゃれ文具として定着した感のある、マスキングテープ。そんなマスキングテープ専門の路面店として、今年2月に東京の下町、蔵前にオープンしたのが「mt lab.(エムティラボ)」です。当初は完全予約制での営業でしたが、この10月から「予約優先」へ変更になり、気軽に訪れやすくなったということで早速取材に。なぜマスキングテープがこんなに人気なのか、その秘密を探ってきました。

■ここでしか買えない限定商品が揃う!

「mt lab.」は、マステブームの火付け役、カモ井加工紙が運営するショップです。

カモ井加工紙は、ハエ取り紙(「カモ井のリボンハイトリ」。子供の頃、おばあちゃんの家で見たことがある人もいるのでは?)の製造会社として大正時代に創業。2008年、それまでは内装工事などの養生の際に使用する業務用アイテムだったマスキングテープを、可愛い色柄で一般向け雑貨へとアレンジ。『mt』と名づけて世に送り出しました。

「現在、900種類以上のmtが発売されていますが、そのうちの約300種類がmt lab.に置かれています。特殊な加工や印刷が施されているここでしか買えない限定品もあります」(カモ井加工紙・佐藤真理さん)

▲壁一面に色とりどりのマスキングテープがずらりと並ぶ

そんなmt lab.限定商品のひとつがこちら。巻芯が三角形のマスキングテープ。

▲トライアングル/510円(税別)、ストライプ三角形/490円(税別)、グラデーション三角形/480円(税別)

▲転がっていかないから便利かも

「両面印刷テープ」も限定販売品。

▲両面印刷テープ/各240円(税別)

「マスキングテープ独特の透け感を生かして、両面に印刷をしたら面白いんじゃないかということで作られた商品です」(佐藤)

裏側の柄が透けて見える様子が面白い! ガラスなど透明なものに使用すれば、裏と表で違う模様を楽しむことができます。

▲表面には赤色、裏面には青色のパターンが印刷されている

こちらもここでだけの限定モノ。暗いところで光る、蓄光塗料を使ったテープです。

▲蓄光テープ 縞鋼板/850円(税別)、蓄光テープ 矢印/1600円(税別)

「鍵やキーホルダーなどに貼っておけば、暗い中でもすぐに見つけられて便利。自転車に貼って使うのもおすすめ。夜道も安心ですよ」(佐藤)

一見、普通のマスキングテープに見えますが、こちらもリミテッドエディションもの。

▲リミテッドエディションの蛍光色テープ/200円(税別)

「このマステには、普通の蛍光インクとは異なる、はっきりとした発色が特徴の蛍光インクが使われています」(佐藤)

▲この鮮やかな色を発色させるのは難しいらしい

▲手前が通常の蛍光色マステ。後ろがリミテッドエディション。色の濃さの違いは歴然

こちらは「セラックテープ」。

▲セラックテープ/各230円(税別)

「昔ながらのセラック加工で作られたテープです。 “セラック”とは、ラックカイガラムシからとれる樹脂のこと。昔のマスキングテープは、コーティング剤としてセラックを表面に塗っていたんです」(佐藤)

む、虫!?と一瞬ぎょっとしますが、カイガラムシが出す分泌物から作られた樹脂は、天然素材で、安全性も高いため、楽器や家具のニスとして塗られたり、食品や医薬品のコーティング剤としても利用されているのだそう。

▲セラック樹脂由来の飴色がレトロな雰囲気。表面がテカテカしていて、普通のマスキングテープとは違った質感がある

■はかり売りにも対応してもらえる

店内にはリワインド機や切断機があり、はかり売りもしてもらえます。はかり売りの日は決まっているので、日程は公式サイト、Facebookで確認を。

▲テープを巻き取るミニリワインド機

▲はかり売りテープは1mm=15円(税別)。1mm単位で希望の太さにカットしてもらえる
(※テープの柄は随時変更になります。現在、写真の柄は扱っていません)

▲どのくらいの幅で、どこでカットするかによって柄が変わるのも面白い

女性向けという印象が強いマスキングテープですが、最近は男性客も少なくないといいます。

「アートやデザインに興味のある方やクリエイティブ系の仕事をしている方など、結構いらっしゃるみたいです」(佐藤)

紙や印刷に関するちょっとした展示もあり、かわいいモノには興味がない!という男性でも楽しめそうです。

▲mtに使用されている様々な紙を展示。見た目や触り心地にはわずかな差しかなくても、その違いが開発に大きな影響を及ぼす

佐藤さんに、男性でも使いやすい柄のマステをいくつかピックアップしていただきました。

▲文字列/150円(税別)。クールなデザインなので男性でも抵抗なく使えそう

▲左から定規、竹定規/各200円(税別)。実寸の定規がプリントされているので手帳やスマホに貼っておけば、出先などでちょっとしたもののサイズを測るときに役立つ

マスキングテープというと、色や柄の可愛らしさばかりが取り上げられがち。しかし巻き芯の形、どんな紙や塗料を使うのかによっても様々なバリエーションが生まれるという奥深さが。蓄光や定規柄など、実用的な機能を持つマステも豊富で、その裾野はますます広がっています。

センスやアイデア次第で使い道は無限大。浅草散策の際には、少し足を延ばして自分だけの1本を探しに訪れてみてはいかがでしょうか。

mt lab.の営業は水~日の10:00~12:00、13:00~19:00。月火は定休、12時から1時間はお昼休憩でクローズドなのでご注意を。

>> mt lab.

 

(取材・文/増岡真理<メディアム>)

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