1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

歌麿、写楽、広重が描いた大相撲!貴重な大相撲錦絵の数々が一冊に

&GP / 2017年12月17日 21時0分

写真

歌麿、写楽、広重が描いた大相撲!貴重な大相撲錦絵の数々が一冊に

“錦絵”って知っていますか? 江戸時代に確立された浮世絵版画のことで、多色刷りされた錦絵の数々は、当時の世相や風俗を知る上で貴重な資料となっています。そんな江戸時代に、庶民に愛された娯楽の代表格といえば相撲です。広く人気を博したこともあり、著名な絵師たちの手によって浮世絵に描かれました。そんな相撲を描いた浮世絵は“相撲絵”と呼ばれ、数多く存在しています。

それら相撲絵を元に作られた錦絵も多くあり、今も相撲博物館には3000点を超えるコレクションが保管されています。しかし版画であるため経年劣化は避けられません。傷んでダメになってしまう前に、ということで日本相撲協会では、これらを後世に残すべくデジタル化を行いました。そんな貴重な錦絵コレクションの中から、相撲博物館の学芸員が選んだ249点を掲載した大型本『大相撲錦絵 日本相撲協会 相撲博物館コレクション』(徳間書店)が刊行されることに。

収録された錦絵の作者は錚々たる浮世絵師ばかり。役者絵を得意とした勝川春章や東洲斎写楽、美人画で有名な喜多川歌麿、『東海道五十三次』を描いた歌川広重など、誰もが知る有名絵師が描いた相撲の風景をA3判の大きなサイズで楽しめます。

▲東洲斎写楽「大童山」(寛政6年)

▲歌川豊国(三代)「荒熊力之助」(弘化4年~嘉永5年)

▲喜多川歌麿「幼遊ひ愛敬角力」(寛政2年~文化元年)

全7章からなる本書は、<取組>といった興行中の様子だけでなく、<稽古と旅(地方巡業)><相撲余聞(歴史・逸話・戯画・子供相撲)>のように土俵を離れた日常の風景など、描かれた時代の背景や歴史が伝わってくるように章立てされ、相撲が庶民の娯楽としていかに愛されていたかがよく分かります。

日本相撲協会理事長の八角親方の「色鮮やかな錦絵をご覧いただければ、当時の大相撲が目の前に甦ることと思います」の言葉通り、どれも美しいものばかり。

▲歌川国輝(二代)「勧進大相撲繁栄之図」

ちなみに収録作品全点は、別冊子で学芸員による解説付き。世界的に人気の浮世絵に描かれた日本の伝統文化である相撲の世界を堪能できる一冊は、銀座 蔦屋書店にて150部限定で12月26日発売です。また発売日当日は銀座 蔦屋書店のイベントスペースで19:30より、漫画家のやくみつるさん、日本相撲協会広報部副部長の芝田山親方、相撲博物館学芸員で本書の編集に携わった土屋喜敬さんによるトークイベントが開催される予定。相撲ファンは要チェックですよ!

『大相撲錦絵 日本相撲協会 相撲博物館コレクション』(徳間書店)
18万5000円(税抜)
2017年12月26日発売
A3判豪華化粧箱入り(オールカラー324ページ)
B5判解説付き(48ページ)
150部限定(シリアルナンバー入り)
※発売は銀座 蔦屋書店のみになります

 

(文/&GP編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください