[Gear Maniax #061] 3000円台で良配光、買い得感アリなヘッドライト
&GP / 2018年1月20日 21時0分
[Gear Maniax #061] 3000円台で良配光、買い得感アリなヘッドライト
今回ご紹介するアイテムは米国ストリームライト社の新商品「ENDURO PRO(エンデューロプロ)」です。これまでストリームライトでは安価なヘッドランプの代表として「ENDURO」というモデルがありました。同じ系統のモデルかと思いましたが、名前のみを受け継ぎ、全く違うモデルに生まれ変わりました。リーズナブルな価格は維持していて、より明るく、多機能になってお安いモデル! です。それでは早速製品の詳細をご案内します。
まず、輸入元さんから聞いていた話ではボディは「黄色」のハズでしたが、入っていたのは「黒」でした。「あれ?間違えたかな?」と思っていたら箱の中に黄色の「ジャケット」が入っていました。本体そのものはブラックですが、このジャケットをつけることでイエローに変えられるようです。なかなか斬新で面白い! 販売する側から言わせてもらうと、色違いで在庫をしなくて済むのでかなり有り難い(笑)。今後は消防用のオレンジとか、LE用にブルーとかジャケットだけ出たら面白いですね。
使用電池は3AAA(単四乾電池3本使用)で、ワンピースタイプのヘッドランプとしてはオーソドックスなスタイルです。重量は電池込みで約96g! 100gを切っています。手の平にすっぽりと収まるサイズで非常にコンパクトに感じます。ヘッドバンドは25mm幅の布ゴムバンド。センターバンドの無い1本タイプです。
スイッチは頭頂部にあり、プッシュボタン式です。ボタンはボディサイズに比べ大きく、軽い押し感です。グローブなどをしていても操作感は良好だと思います。
バッテリーケースの開け閉めは比較的簡単。ツールなどは必要ありません。止水パッキンはバッテリーケースの全周にあり、しっかりと閉じられます。防水性能はIPX4、雨天での使用は可能です。
このヘッドランプは「3種盛り」です。異なる3種類のLEDがこの小さなボディに載っています。メインとなる最大200ルーメンのスポット光は一番大きなコリメータレンズ部、その上のハニカム状の拡散レンズが付いたのが最大135ルーメンのフラッド光、そしてその両サイドにある窪みの部分に赤色LEDが2灯付いていて、それぞれ別々に点灯します。照射距離や目的に応じて使い分けられるのが特徴です。
工場出荷のディフォルトではスポット光から点灯します。必ずLowモードスタート。品名のエンデューロからしてアウトドアアクティビティでの使用が想定されているので、Lowモードスタートは現実的な仕様だと思います。
いずれかのLEDが点灯している状態で約2秒長押しすると、スポット→拡散→赤色→スポット…の順にサイクルします。いずれかの状態で消灯するとそのLED種が記憶され、次回点灯時は消灯前のLED種で点灯を開始します。
▲スポット200ルーメン
3段階調光が可能です。明るさの推移は、ダラッと落ち。段々と暗くなっていきます。価格の安いモデルかつ単四電池使用ということもあり、初期照度の長時間維持はできません。代わりにイキナリ消灯することも無いので、補給が困難で長時間使用するような環境であれば、むしろ適しているものかと思います。
何よりも目を引くのが配光の良さ。スポットといってもリフレクターのそれとは異なり、中心が一番明るく、ムラの無い周辺光が広くフワッと広がるタイプです。SILVAなどのスポーツ用のヘッドランプで見られるような感じのよいもので、あまりストリームライトらしくありません(笑)。
▲続いて拡散のフラッド光
こちらも3段階の調光が可能。とにかく光は飛びません。代わりに手元をムラ無く広く照らせます。COBほどの広がりではありませんが不足は感じません。手元作業であればこちらのモードがおススメ。こちらは最大でも135ルーメンと控えめなこともあり、初期照度からの落ちは緩やかです。次第に暗くなっていく感じ。手元の作業であればこちらのモードの方が明るさの維持という点でも良好だと思います。
▲最後が赤色LED これがビックリするぐらい「本気仕様」
赤色は2段階なのですが、Hiモードでも1ルーメンありません。ちなみに上記の写真は0.08ルーメンのLowモード。Hiで0.37ルーメンです。いろいろなメーカーが「ナイトビジョン用です」と言っている製品でも結構明るい「赤」を載せているモノがあります。実際に灯りひとつない場所でそれを光らせると赤にも関わらず夜目を失いそうになります。しかーし、これだけ暗ければ何の心配もありません(笑)。意外なほど本気モードの赤色光に驚きました。
ボディはポリカーボネート熱可塑性プラスチックを使用。丈夫で軽く、落下衝撃性能2mは優秀。最初からライトユニットは若干前にチルトしており、近くを照らしやすくなっています。もちろん、多段階での角度調整も可能です。
ボディのスタイルからしてかなりスポーツ、アウトドアブランドのデザインに近いものです。ジャケットの色が黄色なのでインダストリーっぽさはありますが、スポーツ用品店に並んでいても何ら不思議ではないものです。その性能もインダストリーのゴッツイものより、もっとプライベート感のあるものだと思います。
配光が良いのと手頃な価格であるのが最大のウリです。超広角のCOBを載せたBANDITも良いですが、もうちょっと先まで照らしたい…という希望があればこちらの方が良いかもしれません。乾電池が使えるという手軽さもちょっと使いのユーザーにピッタリかと思います。(アカリセンター価格:3650円)
>> 連載[Gear Maniax]
(文・写真/アカリセンター・HATTA)
通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
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