飛行機での旅を快適にするノイキャンヘッドホン＆イヤホン5選【旅の便利道具】

旅にはノイズキャンセリング（NC）機能を備えたヘッドホンが重宝する。エンジンやエアコン、人の声であふれた飛行機の旅であればなおさら。不快なノイズをカットし、聴覚的には自分だけの時間を過ごせる。今やNCヘッドホンのバリエーションは多く、中にはハウジングに手を添えればNC機能がオフになり、キャビンアテンダントの声をしっかり聞き取れるモデルもラインナップされている。

そこで、飛行機の旅にオススメのNCヘッドホン＆イヤホンを5点紹介。自分に合ったモデルを備えて、快適な空の旅を楽しんで欲しい。

■取り回しのいい軽量タイプ

NC機能を搭載した、高音質なワイヤレス仕様の2モデル。ハウジングに手を添えたり、ボタンひと押しでNCレベルをオフまたは調節できたりと使いやすく、旅のパートナーに最適だ。

▲（写真左）パナソニック「ワイヤレスステレオヘッドホン RP-HD600N」（写真右）BOSE「クワイアットコンフォート35ワイヤレスヘッドホン Ⅱ」

▼指を軽く触れれば“NC”を瞬時にオフ

パナソニック
「ワイヤレスステレオヘッドホン RP-HD600N」（実勢価格：3万2000円前後）

AACやLDAC、aptX HDなどの高音質規格に対応。ハウジングの内外に4つのマイクを搭載し、騒音環境に合わせてNC強度を調節できる。ハウジングに触れれば、NC機能がオフになり、駅や空港のアナウンスを聞き逃さない。

▲ハウジングを手で覆うとNC機能がオフになり、環境音を聞き取りやすい。右側のハウジングに備えるのは音量などの設定ボタン

▼NCレベルの調整がボタンのクリックでOK！

BOSE
「クワイアットコンフォート35ワイヤレスヘッドホン Ⅱ」（実勢価格：4万円前後）

高精度なNC機能を搭載。環境によりNCレベルを3段階で調節できる。スマホと連携させれば、ボタンひと押しでGoogleアシスタントやSiriを呼び出し可能。音楽再生やメールの送受信、着信応答などのコントロールが音声だけ済む。

▲左側面のアクションボタンは、 Googleアシスタントの呼び出しやNCレベルの調節などに割り当て可能。右側のボタンでSiriも呼び出せる

 

■聴き心地のいい高音質タイプ

Bluetoothでのワイヤレス接続では音質が劣るというのは昔の話。今や多彩な高音質技術により、高音質化が進んでいる。その好例がオーディオテクニカとソニーの2モデルだ。

▲（左）オーディオテクニカ「SOLID BASS ATH-WS990BT」（右）ソニー「WH-1000XM2」

▼多彩な高音質技術をふんだんに搭載

ソニー
「WH-1000XM2」（実勢価格：4万円前後）

NFC対応スマホならワンタッチで接続設定が完了。ハイレゾ相当の伝送規格 “LDAC” に対応し、ワイヤレスでもノイズレスでクリアな高音質を堪能できる。気圧センサーを内蔵し、飛行機内では気圧変化に応じてNCを最適化する親切設計だ。

▲右側面を手で覆うと外音が取り込めるので、話し掛けられた時などに便利。40mmドライバーを搭載し、40kHzまでの高域再生が可能だ

▼53mmの大型ドライバーがリッチな重低音を出力

オーディオテクニカ
「SOLID BASS ATH-WS990BT」（実勢価格：2万6800円前後）

φ53mmのドライバーを搭載し、プレーヤーとワイヤレスで接続しても深く鮮明な重低音を体感できる。左側面にタッチすれば、NC機能のオン／オフや、周囲の音が聞き取れる “ヒアスルー機能” のオン／オフも思いのままだ。

▲硬さの違う2層のクッション材を備える、着け心地のいいイヤパッド。有線ケーブルでプレ ーヤーにつなげば、ハイレゾ再生も可能だ

 

■遅延知らずの有線イヤホンタイプ

動画の視聴やゲームのプレイで気になるのが、映像と音声がズレる“遅延”だ。ワイヤレスでも遅延が少なくなったとはいえ、ケーブル接続であれば万全。コンテンツをより楽しめる。

▼充電不要でノイズをカット！

1MORE
「E1004」（実勢価格：1万9000円前後）

iPhoneのLightning端子に対応し、本機の充電は不要なカナル型イヤホン。スイッチひとつでノイズをカットでき、クリアな音を楽しめる。イヤーチップとは別に補助チップも同梱し、高いフィット感を得られる。２kHzまでの高域再生が可能だ。

▲リモコンではNCのオン／オフや音量の調整が可能だ。

▲4サイズのイヤーチップに加えて補助チップが付属し、これらを組み合わせてフィット感を調整できる

本記事の内容はGoodsPress5月号30-31ページに掲載されています

（文／河原塚英信・GoodsPress編集部　写真／園田昭彦・松山勇樹）