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ダイソン最新掃除機や、古いお米を蘇らせる炊飯器も!最新家電レポ5選

&GP / 2018年4月25日 11時0分

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ダイソン最新掃除機や、古いお米を蘇らせる炊飯器も!最新家電レポ5選

<家電女優・奈津子×安蔵靖志の最新家電レポ5選【2018年3月・後編】>

元SDN48で家電アドバイザーの資格も取得し、「家電女優」として活躍の幅を広げる奈津子さんと、AllAbout家電ガイドや家電アドバイザーとしてテレビやラジオ番組、雑誌やWebサイトなどで活動するIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志が、最新家電の注目ポイントについて語り合う連載企画。今回は2018年3月に発表・発売された家電製品を中心に紹介します。

■ダイソンの掃除機が大幅に進化

安蔵:ダイソンのコードレススティック掃除機「Dyson Cyclone V10」が登場しました。ちょっと見ただけでは従来の「Dyson V8」とそれほど大きな違いはないように思えるのですが、よく見るとかなり大きな変化を遂げましたね。

奈津子:そうなんです。これまではサイクロン機構の部分がノズルと直角になっていたのですが、V10では一直線になりました。直線的なデザインは美しいだけでなく、空気の流れも一直線になったため、V8と比較して吸引力がアップしたんです。

▲最新の「Dyson Cyclone V10」と、創業者でチーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏

安蔵:従来モデルのダイソンデジタルモーター(DDM) V8は毎分最大11万回転でしたが、新モデルのDDM V10は小型化しつつ毎分最大12万5000回転とさらにパワフルになりました。

奈津子:モーターの開発には5年を費やしたそうです。回転時の熱は、そのままだとモーターが溶けてしまうほどの威力ですが、内部でうまく冷却する仕組みを作ることでそれだけの高速回転を実現したそうです。おかげで従来モデルと比べて本体が圧倒的に小型軽量化し、コード付きの掃除機よりも確実にゴミを吸引することができたと話していました。創業者のジェームズ・ダイソン氏が、最初に「我々はすべてのコード付き掃除機に別れを告げることになる」と話していたのが印象的でした。

▲ノズルからサイクロン機構まで一直線になり、空気の流れもスムースになった

安蔵:私は今年に入ってDyson V8やキャニスター型掃除機の「Dyson Ball」などを使って掃除テストをしたことがあるんですけど、キャニスター型はやはりコードレスに比べて吸引力がすごいんですよね。パワーアップしたからといって、一切合切やめてしまうというのはなかなか勇気のいる決断だと思いました。

奈津子:ヘッド部のブラシに搭載している4つのカーボンファイバーが床に密着しているホコリの静電気を取り除いて引きはがすことで、大きなゴミも小さなゴミも吸引できるようになっています。ダイソンお得意の他社との比較デモも見ましたが、ダイソンは押し出すような力で本体を稼働させたときのパワフルさはピカイチですね。ただ、ヘッドを後ろに戻したときは国内メーカーの方が吸いやすい場合もありますけど。

安蔵:V8などでは、ゴミを捨てるときにサイクロン機構の上にあるレバーを引くだけでよかったのですが、形状が変わってノズルを外してからゴミを捨てなければならなくなりました。ここはちょっと面倒なところですね。

奈津子:確かにそうなんです。でもV8のときは、力の弱い私にとってはレバーが固くて引くのが大変だったのですが、かなり緩くて引っ張りやすくなりました。これはうれしいところですね。あと、持ち手の部分にラバー素材を付けたことで、壁に寄りかからせることが可能になりました。

安蔵:細かいけど使い勝手は良くなりましたね。

奈津子:そうなんです。今までダイソンの掃除機を使っていて一時停止したいときは、いちいち腰をかがめる必要があったのですが、壁に立てかけられるようになったのは本当に便利です。

安蔵:ヘアドライヤーの「Dyson Supersonic」も新色が出ましたね。

奈津子:新色のアイアン/レッドはツヤ消しの素材感と、絶妙な彩度で、都会的なマンションの洗面台にすごくマッチしそうですね。赤ですけど、男性でも気兼ねなく使えるテイストだと思います。私はここ1年、パープルノワールのモデルを愛用しています。高価ではありますけど使いやすいし、速乾性がものすごいです。頭皮までしっかり乾くので、ズボラな私にとってはありがたいです。でも高価なので、個人的にはこれはプレゼントで贈られたいやつですね(笑)。

▲Dyson Supersonicの新色モデル

▲新色のDyson Supersonicを使ったブロー体験をしている奈津子さん

▲「ドライの仕上げに最高温度の100℃にしてブローするとかなりツヤがでて、まるでストレートアイロンをかけたようになる点がグッドです!」

■パナソニックから古いお米をよみがえらせる炊飯器が登場!

安蔵:パナソニックから、圧力センサーで減圧スピードが「遅いのは新米」、「速いのは乾燥米」といったようにモニタリングする、業界初の「鮮度センシング」を搭載した炊飯器が登場しました。

▲パナソニックが2018年6月1日に発売する「Wおどり炊き SR-VSX108」

奈津子:乾燥してしまった古いお米も、新米のようなおいしさになるというのが魅力ですね。ほかのメーカーも今後こぞってマネをしそうな良いアイディアだと思いました。

▲圧力の変化をリアルタイムで検知するセンサーを搭載するのが大きな特徴

安蔵:「1.センシングなしで炊いた乾燥米」、「2.精米したてのお米」、「3.センシングありで炊いた乾燥米」を食べ比べしましたが、いかがでしたか?

▲左から「1.センシングなしで炊いた乾燥米」、「2.精米したてのお米」、「3.センシングありで炊いた乾燥米」を食べ比べた

奈津子:1の乾燥米に対して、2と3は舌触りが全然違いました。1はパサついた印象だったのに対し、2は当然新鮮で一番おいしく感じました。でも3は元々乾燥米なのに、2の精米したての米とそっくりで甘みと粘りがしっかりあり、1と比べてしっかりとつやもありました。こうやって乾燥したお米もよみがえるのは、大きな強みになりそうですね。

■オーブンレンジ「3つ星ビストロ」もフルモデルチェンジ

安蔵:オーブンレンジ「3つ星ビストロ」シリーズの最新モデル「NE-BS1500」も登場しました。5年ぶりのフルモデルチェンジとなり、同じ庫内容量30Lでも設置高さが4cmコンパクトになりました。

▲パナソニックが2018年6月1日に発売する「3つ星ビストロ NE-BS1500」と「Wおどり炊き SR-VSX108」

奈津子:設置高さが業界最小の45cmとのことですが、実際に見ると小さくなったなと感じました。あと、新開発の「チタンコート グリル皿」が万能ですね。

安蔵:グリル皿の表面に熱を反射しやすいチタンをコーティングしただけでなく、裏面には発熱効率の高い新素材を用いたことで、グリル皿の温度が従来の240℃から270℃まで30℃アップしたそうです。

▲新開発の「チタンコート グリル皿」の表面

▲裏面には発熱効率の高い新素材を採用した

奈津子:デザインも従来のブラックから明るい色になったので、焼き上げた後に別のお皿に移さず、そのまま食卓に持っていっても写真映えしそうです。

安蔵:両面グリル調理の加熱方法も見直したんですよね。「基本加熱」に加えて、さんまやハンバーグなど裏面をこんがり焼きたい食材向けの「裏面優先加熱方式」、ミートローフや冷凍ハンバーグなど、素早く内部まで加熱したい食材向けの「内部優先加熱方式」など、メニューごとに最適な加熱方式を選ぶようになっています。

奈津子:試食もしましたけど、外はカリカリで中はジューシーに仕上がっていたスペアリブが絶品でした。味付けも手間がかからないですし、これは共働き世帯に重宝されそうなメニューですね。

▲「焼き上がったばかりのスペアリブは、外がカリカリで中はジューシーに仕上がっていて絶品でした!」

■一人ひとりに合わせたパーソナルスキンケアが登場

安蔵:資生堂からは一人ひとりの肌質だけでなく、その日のコンディションに応じて最適な組み合わせの美容液と乳液を出してくれる「Optune(オプチューン)」が登場しました。

▲資生堂が2018年3月に一部の応募者に向けてサービスを開始したパーソナルスキンケアサービス「Optune(オプチューン)」のシステム

▲スマホアプリで肌質を計測し、その人に合った5本のカートリッジが選ばれる仕組みになっている

奈津子:一人ひとりで異なる元々の肌質に加えて、その時々で変化する肌状態に細かく対応する「パーソナライズ スキンケア」という新しい概念がすごく攻めてるな!とゾクゾクしました。私はこのコンセプトはとても効率がいいと思います。「今、この瞬間の肌」にジャストフィットさせるから無駄がないじゃないですか。合わないかもしれないスキンケアを惰性で使い続けて、全然必要な成分を補えてない……みたいなことがなくなるわけですから。

安蔵:なるほど。

奈津子:私自身、タレントという職業柄、今までさまざまなスキンケア方法を試してきましたけど、高いスキンケア商品を買ったのに全然肌に合わなくて、すぐに捨てざるを得ない……といった失敗もたくさんしてきました。

安蔵:高ければいいという単純なものではないですもんね。

奈津子:そうなんですよ。それに肌の状態ってライフサイクルやメンタルで本当にゆらぐので、自己判断がかなり難しいんです。自分の肌質に最適なスキンケア用品をそろえようとすると、別メーカーの基礎化粧品を購入するなどして、コストも高くついてしまいます。なので、このオプチューンの発想は効率がいい上に、デパートの肌カウンセリングスペースがそのままスマホに移行してきたかのような手軽さとがあると思いました。

安蔵:申し込み時のデータと、スマホで撮影した肌の写真から分析した情報などを分析して、その人に合った5本のカートリッジが選ばれます。本体はレンタルで、そのカートリッジを購入するというビジネスのようですね。マシンにセットする5本のカートリッジの価格が1本につき2800円なので、全部そろえると1万4000円です。

▲そのときの気分などを画面で入力した後に、美容液と乳液がそれぞれ出てくるようになっている

奈津子:最初に5本そろえる必要があって、カートリッジはだいたいそれぞれ1カ月半から2カ月でなくなるそうです。なくなったものから補充していくので、毎月7000円~9300円程度のランニングコストになりますが、個人的にはちょっと高いと思いますね。現在は一部の人を対象にしたテスト期間とのことですが、一般販売する際には1本2千円ぐらいには抑えてほしいです。

▲「美容液と乳液は、肌にすっとなじむ感じがとても心地よく、1回の分量もちょうどよかったです。美容液と乳液は塗布してもベタつかず、シュッと肌に吸い込まれていく感じがしました」


【家電女優・奈津子×安蔵靖志の「最新家電レポ」】


(取材・文/安蔵靖志 奈津子)

profile-654x720 あんぞうやすし/IT・家電ジャーナリスト

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。

natsuko_profile なつこ/女優・タレント

ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」

 

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