【保存版】サバイバルの達人に教わる野営術<シェルター設営編>

&GP / 2018年8月2日 20時0分

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【保存版】サバイバルの達人に教わる野営術<シェルター設営編>

火起こしに続いて、“サバイバルの達人”デイブ・カンタベリーに教わるのはシェルター作り。デイブ愛用のシェルターは、ポンチョにもなる約2.5m×2.5mのクロス。これとロープを組み合わせて3つの形のシェルターを教えてもらいましょう。

 

■差し掛けシェルター

クロスの一辺を木と木の間に張り、下部を木で作ったペグでとめるスタイル。圧迫感がなく、一方向ですがしっかり風をよけられます。また、そばで焚き火をしやすいのも差し掛けシェルターのメリットともいえます。

ロープの使い方はこんな感じ。ロープの片側を「もやい結び(ボウラインノット)」で輪にしておき、木にロープを回したあと、その輪にロープを添えて小枝で縫うようにとめます。簡単です! ただし、これは長さを調整できない結び方です。

応用として、こんな風にして荷物を引っかけておくことも! 荷物を濡れた地面に置かなくてもいいんです。

ロープの反対側は「トラッカーズ・ヒッチ」を使ってテンションをしっかりかけます。まず、ロープの体に「引き解け結び(スリップノット)」で輪を作り、ロープを木に回したあと、この輪にロープの端を通します。木に向かって思いっきり引っ張ったら、ロープの端を引き解け結びよりも木側に2度巻き付ける「網付け(ハーフヒッチ)」で固定します。自在結びよりも簡単かも!

これがデイブお手製のペグ。ロープを引っかけるところの切り込みと、ペグ先端、そして地面から出る頭の部分の角度を同じにすることで、力が均一に加わって欠けにくくなるそうです。

 

■ダイヤモンド・シェルター

正方形のタープを菱形になるように使います。一点を木につるし、残り3点を地面にペグで固定するだけなので、とっても素早く設営できるデイブお気に入りのスタイルです。差し掛けよりも雨に強く、小さな焚き火も作れます。中央をロープで上に引っ張れば、より広い空間になります。

ロープを木の間に張ります。ロープの途中に、短いロープを輪にして「プルージック・ノット」で結びつけておきます。

タープのはと目にプルージック・ノットをそのまま通し、小枝でとめます。プルージック・ノットはスライドできるので、好きな位置に移動させられるので使い勝手よし。

デイブによると、野に出る前にロープにプルージック・ノットで4つの輪を作っておくそうです。

たしかに、これなら少しくらい指が冷えていても、2分以内にシェルターを作れます! ロープに輪があると、タープを吊すだけでなく、ライトやサングラスなど小物を引っかけておくのにも便利ですね。

 

■A型シェルター

プルージック・ノットで輪を作っておいたロープを、低い位置に渡します。タープをロープに引っかけて低い山形を作り、ペグで地面に固定。決して居住性は高くありませんが、雨からしっかり体を守れますし、反対側にバックパックを置けば防寒性も高まります。

*  *  *

今回教わったシェルター作りでは、簡単なのに汎用性が高いロープワークが用いられていました。「ブッシュクラフトってなんだか難しそう」「野営は憧れるけれど、そうそうできるところなんてない」と思いがちですが、キャンプでも使える技ばかり。シェルターを作ることで、楽しくロープワークを覚えられるのでぜひ試してみてください。

 

(取材・文/大森弘恵 取材協力/モーラナイフジャパン

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