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勝間和代さんの料理教室でスマートクッキング!待望の小型ジアイーノも【最新家電レポ4選】

&GP / 2018年8月19日 18時0分

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勝間和代さんの料理教室でスマートクッキング!待望の小型ジアイーノも【最新家電レポ4選】

<家電女優・奈津子×安蔵靖志の最新家電連載【2017年8月:前編】>

元SDN48で家電アドバイザーの資格も取得し、「家電女優」として活躍の幅を広げる奈津子さんと、AllAbout家電ガイドや家電アドバイザーとしてテレビやラジオ番組、雑誌やWebサイトなどで活動するIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志が、最新家電の注目ポイントについて語り合う連載企画。今回は2018年8月に発表・発売された家電製品を中心に紹介します。

■ヘルシオ ホットクックで「スマートクッキング」を実現!?

安蔵:人気が続くシャープの電気調理鍋「ヘルシオ ホットクック」の最新モデルが登場しましたね。その発表に併せて、ヘルシオシリーズのヘビーユーザーとしてネットで話題になっていた、経済評論家で中央大学ビジネススクール客員教授を務める勝間和代さんによる料理教室が開催されました。

▲シャープが2018年7月に発売した「ヘルシオ ホットクック KN-HW16D」。ホワイト系とレッド系の2色を用意する

奈津子:ホットクックシリーズは2018年3月に累計販売台数が10万台を超えたそうですね。私自身もかなりのホットクックユーザーで、最近は週3~4回使っています。材料を入れてボタンを押したら、火加減を気にしなくていいのがとにかく便利なんです。

安蔵:それはなかなかのヘビーユーザーですね。今回は待望のホワイトモデルが出ました。容量は初代モデルと同じ1.6Lで小さめですが、2017年10月発売の「KN-HW24C」と同様に画面と音声で調理の手順や必要な食材などを教えてくれるAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応しています。

奈津子:これまでのレッド系も食材がおいしそうに見えてよかったのですが、家で料理をする回数が増えてくるとキッチンに統一性を持たせたいという気持ちが強くなったので、ホワイトモデルはうれしいですね。バーミキュラやバルミューダなどの家電はホワイトだけでなく、洗練されたカラーバリエーションか多く、キッチン用品になじむようにデザインされていますよね。

安蔵:確かにそうですね。大容量モデルにもホワイト系を取り入れるかどうかは、売り上げの様子を見て決めるそうです。

▲「とても柔らかくてお肉が骨から優しくほぐれる『鳥の甘辛煮』と、ダシを使っていないのに、野菜の旨味が凝縮されている『具だくさん味噌汁』、塩とオリーブオイルだけの味付けとは思えないほど深い味わいの『たっぷり野菜の蒸し煮(ブレイズ)』を試食しました。実家の母の手料理のような、じわりとくる味でした」

奈津子:勝間さんの料理教室も、とても衝撃的でした。

安蔵:勝間さんは料理研究家の水島弘史氏が考案した「ロジカルクッキング」や、スチーミング調理技術研究会の平山一政氏が提唱する「低温スチーミング」などを組み合わせた「スマートクッキング」を提唱しています。レシピに頼るのではなく、食材を適切な切り方で切ること、適切な温度で調理すること、適切な塩分濃度にすることなどがスマートクッキングの重要なポイントだそうです。

▲勝間和代さんによる料理教室の様子

奈津子:味付けのコツは「塩分を食材の0.6%にすること」だそうですね。キッチンスケールで鍋ごと計測し、その重さから鍋の重さを引くと食材の重さになるので、それに対して0.6%にするとのことす。

安蔵:先ほどの水島弘史氏は0.8%を提唱しているのですが、勝間さんはそれでは少ししょっぱいということで0.6%をお薦めしているそうです。0.6%の計算は暗算では少し面倒なので、スマートスピーカー(Google Home)に聞いて計算させているというのもスマートですよね。

奈津子:ホットクックでは野菜などの甘みが増すため、砂糖やみりん、お酒などはいらないそうです。これは万年ダイエット女子の私には朗報ですね。こういう調味料を無理に入れるから、塩の追加が必要になってしまうとのことでした。でも味付けする調味料が少ないので、本物の塩、本物のしょう油、本物の味噌が必要だそうです。

安蔵:調味料は毎回の料理でそれほどたくさん使うわけではないので、いいものを使った方が絶対にいいですよね。

奈津子:勝間さんは「仕事が夜に終わるのだけれど、できればスーパーで総菜を買いたくない、そもそも夜遅いとスーパーでは良い惣菜が売ってない」という経緯からホットクックを使って自炊にしたそうです。私自身も同じように感じていたのに、思考停止して食べたくないような余り物の総菜を、半ばあきらめながらスーパーで手に取っていたので、この時点で目からウロコでした。

安蔵:ホットクックは食材を入れてボタンを押せばお任せできるので、調理に費やす時間は5分から10分ほどだそうです。

奈津子:勝間さんは自宅に帰るとホットクックに投入する野菜などを5分から10分で刻み、加熱を開始したらメイクを落としたり着替えたりするとのことです。これは私も一緒! この準備時間は、帰宅後にいろいろとしなければいけない女性にとってはちょうどいいです。

■レコルトから「ラクレットメーカー」が登場

“おひとり様”向け調理家電ブランド「レコルト」から、ラクレット&フォンデュメーカー メルト」が登場しました。ヒーターの下でラクレットチーズなどを溶かして食べられるだけでなく、上の部分でパンやベーコン、野菜などを焼いたり、チーズフォンデュやバーニャカウダなどを楽しめるのが魅力です。

▲ウィナーズが2018年8月に発売した「レコルト ラクレット&フォンデュメーカー メルト」(メーカー希望小売価格5000円)。カラーはレッドとベージュの2色を用意する

奈津子:レコルトは製品のコンパクト感と操作のシンプルさを大切にしてるとのことで、集めたくなるようなデザイン性も意識しているとのことです。私はこのコンセプトはとても素晴らしいと思いますし、実際にレコルトの家電は私の周りの友人へのプレゼントにもとても喜ばれるんですよ。

▲上で野菜やベーコン、パンなどを焼き、下でチーズを溶かせるようになっている

安蔵:ラクレットは北欧の家庭料理で、最近人気が出てきていますよね。

奈津子:Instagramでも人気ですね。ミーハーな私自身も、行列ができる恵比寿の人気店をいち早く訪れた経験があります。少し前にチーズダッカルビが流行っていたからよく分かりますけど、チーズ系はなによりインスタ映えするんですよね。

安蔵:実際にチーズや野菜などを焼いてみましたが、下段はチーズがよく溶けますけど、上段は少し時間がかかりますね。スローフードという印象です。

奈津子:確かにちょっと時間はかかりますけど、ホームパーティーで実際に使用したところ大人気でした。多機能なのに5000円(メーカー希望小売価格)は安いですね。1~2人暮らしではすごく役立ちそうです。メインというよりもサブ料理として活用するのではないかと思います。

▲「体験会で実際に焼いて楽しみました。ラクレットチーズとジャガイモやレンコンとの組み合わせは、ジャガイモの皮がパリパリでチーズのまろやかさとベストマッチ、レンコンのさくさくもたまらない感じでした」

▲「さまざまな組み合わせを楽しみました。モッツァレラチーズとトマトの組み合わせは酸味と乳のまろやかさが合います。カマンベールチーズとマッシュルームの組み合わせは、ベーコンの油でマッシュルームを焼くとよりおいしいです。私はこれが一番好きでしたね。ゴーダチーズとベーコンの組み合わせは、控えめなチーズの塩気にベーコンのジューシーさが合いました。ゴルゴンゾーラチーズとサツマイモは、はちみつをかけるとデザートみたい。好みでクルミをかけると香ばしさがアップします。全体的にどのレシピも白ワインを飲みたすぎる感じでした(笑)」

▲「上に付属のココットを載せれば、チーズフォンデュやチョコフォンデュなども楽しめます」

■日立の新「ヘルシーシェフ」はプロの火加減を再現!

安蔵:日立アプライアンスからスチームオーブンレンジ「ヘルシーシェフ」シリーズの最新モデル「MRO-VW1」が登場しました。7月に発売されたばかりの最上位モデルなのに、9万円を切るコスパの良さが魅力の1つです。

▲日立アプライアンスが2018年7月に発売した「ヘルシーシェフ MRO-VW1」(実勢価格8万4600円)

奈津子:8万円台でも十分に高いですけど、他社が発売したばかりの最上位モデルは15万円前後ですから、ずば抜けていますよね。新しいヘルシーシェフは、豚汁を耐熱皿ですぐに作れたり、通常は手間のかかる煮物などを手軽に作れるのがうれしいポイントです。

安蔵:新モデルは「解凍速度が約10%以上アップした」ことと、新冷却構造の採用によって「左右・背面 壁ピッタリ設置」が可能になったことが挙げられますが、大きなポイントは香川調理製菓専門学校の火加減を応用した32個の「Wスキャン調理」オートメニューを搭載したことです。

▲香川調理製菓専門学校の火加減を応用した32個の「Wスキャン調理」オートメニューを搭載した

奈津子:実際の火加減をデータ化して再現しているそうですね。ローストビーフは冷めていたせいか、ほんのすこし硬めでしたけど、私は好みでした。ブリ大根はまるで鍋で煮詰めたように味がしみていましたね。

安蔵:ブリ大根をオーブンレンジで作れるというのが不思議ですよね。

▲ヘルシーシェフの「Wスキャン調理」で作ったメニュー例

奈津子:チンジャオロースーはまるで中華鍋で炒めたような本格的な味で、私はこれがいちばん好きでした。とんかつはノンフライなのでサクサクしていて、油で揚げたような食感とはさすがに違いますが、余分な油が落ちてさっぱり食べられました。

安蔵:日立はシャープやパナソニックと違ってカラー液晶を搭載していないのですが、その代わりWebレシピ集が充実していて、スマホやタブレットでも見やすいのが特徴です。

奈津子:一部のレシピは作り方の動画も見られるそうですね。これから「kurasiru(クラシル)」の調理動画みたいに豊富になると、より使いやすくなりそうです。

■空間除菌脱臭機「ジアイーノ」の小型モデルが登場

安蔵:パナソニックから、次亜塩素酸で部屋の空気を除菌・脱臭する「ジアイーノ」の最新モデルが登場しました。従来モデルよりもコンパクトになって価格も安くなったので、受験生を抱えていて風邪を引けないという家庭などには導入しやすくなりました。

▲パナソニックが2018年9月中旬に発売する「ジアイーノ F-MV1000」(写真右端、予想実勢価格8万円前後)。写真左側2機種が15畳モデルの「F-MV3000」(実勢価格13万2000円)で、左から3番目の機種が12畳モデルの「F-MV1500」(同8万7000円)

奈津子:以前にジアイーノを使ってカレーのにおいを取るというデモを体験しましたが、あっという間ににおいがなくなってからジアイーノを見る目が変わりました。

▲部屋の設置イメージ(写真は従来モデルの「F-MV3000」)。「これより一回り小さくなるので、圧迫感がなくなっていいですね」

安蔵:新モデルの体験会でも、くさやの干物のにおいを取るというデモをしていました。あのにおいがまたやみつきになるのですが、あのにおいが取れるのは驚きです。

▲体験会では、くさやの干物を使って脱臭性能を体感するというデモを行っていた

奈津子:人は社会の結びつきで生きていますから、大事なプレゼンや受験、結婚式など、人生の節目節目で「絶対に体調を崩せないタイミング」があると思うんです。そういうときに焦って体調を整えようとするのではなく、常に空気の質を高めて体調管理を意識しておくことがとても大切なことだと思います。

安蔵:そういう意味では、単純にホコリやハウスダストを取る空気清浄機よりも一歩先を行く製品ですよね。

奈津子:ジアイーノは効果がしっかりと実証されていたとはいえ、大きくて価格も高いため手を出しづらい製品だったので、小型モデルが出たのはうれしいですね。私自身も体が仕事道具であり、体調を崩せない職業の上位に入ると思うので、大事な撮影の前に使いたいです!

 


【家電女優・奈津子×安蔵靖志の「最新家電レポ」】


(取材・文/安蔵靖志 奈津子)

profile-654x720 あんぞうやすし/IT・家電ジャーナリスト

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。

natsuko_profile なつこ/女優・タレント

ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」

 

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