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【トヨタワークス“TRD”試乗】カーブでのグラリを抑制。これが“走れるハイエース”の作り方

&GP / 2018年9月16日 19時0分

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【トヨタワークス“TRD”試乗】カーブでのグラリを抑制。これが“走れるハイエース”の作り方

NISMO(日産自動車)、TRD(トヨタ)、無限(ホンダ)、STI(SUBARU)といった、いわゆるメーカー直系のチューナーたちが集う「ワークスチューニンググループ合同試乗会」。

これまで、トヨタ「86」や「プリウス」、そして「ヴェルファイア」を始めとする人気ミニバンのチューンナップモデルを持ち込んできたTRDは、今回、なんと「ハイエース」のチューニングカーを披露しました!

■ラリーからのノウハウを投入した特製ダンパーを採用

ハイエースといえば、商用車の代名詞にして、オトナ趣味人御用達の大容量ワンボックスカー。確かに、早朝によく見掛ける“現場へと急ぐハイエース”の姿を思い浮かべると、この手のチューンドモデルの需要は、意外に高いかもしれません。

試乗車として持ち込まれたハイエースは、最上級グレードの「スーパーGL」がベース。足下に、6本スポークのアルミホイール「TF7A」と、ホワイトレターのグッドイヤー製タイヤを組み合わせ、さらに、TRDロゴをあしらったマッドフラップでタフにキメています。

実はTRDは、ピックアップトラックをベースとする「ハイラックスREVO」で、アジアクロスカントリーラリーに参戦しているのですが、そこで培った経験が、今回のTRDハイエースのテイストに反映されているのです!

フロントに目を転じると、アンダーガード風のシルバーパネルを配した「フロントスポイラー」を装着。ロードクリアランスを犠牲にすることなく、ラリーテイストを加味しています。そのほか、顔つきを変える「フードエクステンション」、「サイドスカート Ver.2」、「リアバンパースポイラー」などが与えられ、トータルでワイルドなイメージを演出しています。

ドアを開けると「ギョッ!」とするほどスポーティな、座面、背もたれともにサイドサポートが張り出した「スポーツシート」が、運転席、助手席ともに乗員を待っています。うーん、山中の現場へ急行する際など、威力を発揮しそうですね!?

「ラリーイベントのサポートカーとして使ったら、すごく似合いそう」と思わせるTRDハイエースですが、もちろん、変わったのはルックスだけではありません。ショックアブソーバーには、ラリーフィールドからのノウハウを投入した大径ピストンのモノチューブダンパーがおごられます。コーナリング時のロールスピードを抑え、穏やかで接地感の高いフィーリングを実現。ミニバンやワンボックスカーの乗員に嫌がられる、カーブでの突然の“グラリ”をこれで抑制するのです。加えて、ショックアブソーバーを入念にチューニングすることで、車内の乗員が不快に感じる振動を集中的にカット。商用バンならぬ、ミニバンの乗り心地を目指しました。

さらにTRDハイエースには、特にリアショックアブソーバーの機能を最大限引き出すため、ボディ後部の底部に「メンバーブレースセット」が装着されています。ボディ剛性を高め、路面からの入力に対してボディの変形量を減らすことで、リアタイヤのスムーズな動きを助けています。

主だったパーツの価格は、前後左右の空力パーツを含む「エアロバーツセット」が16万8000円。マッドフラップが2万8000円。ホイールとタイヤのセットが16万4000円。前席のスポーツシートが34万円。ショックアブソーバーが12万円。メンバーブレースセットが3万円となっています(いずれも税抜)。

(文&写真/ダン・アオキ)

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