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エアコンはAI搭載が常識!? “激沸騰”でふっくらおいしい炊飯器も【最新家電レポ6選】

&GP / 2018年11月21日 15時0分

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エアコンはAI搭載が常識!? “激沸騰”でふっくらおいしい炊飯器も【最新家電レポ6選】

<家電女優・奈津子×安蔵靖志の最新家電連載【2018年11月:前編】>

元SDN48で家電アドバイザーの資格も取得し、「家電女優」として活躍の幅を広げる奈津子さんと、AllAbout家電ガイドや家電アドバイザーとしてテレビやラジオ番組、雑誌やWebサイトなどで活動するIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志が、最新家電の注目ポイントについて語り合う連載企画。

今回は2018年10月に発表・発売された家電製品を中心に紹介します。

■パナソニック「エオリア WX/Xシリーズ」はAIで空気清浄!

安蔵:パナソニックからは、空気清浄機能を搭載するエアコン「エオリア WX/Xシリーズ」の最新モデルが登場しました。空気清浄機能を搭載し、Wi-Fi経由でスマホアプリから遠隔操作ができたり、室内の空気環境を“見える化”したりと便利なモデルだったのですが、今回は「AI(人工知能)」が加わりましたね。

▲空気清浄機能を搭載するパナソニックのエアコン「エオリア Xシリーズ」

奈津子:AIがウェザーニュースが提供する気象データを自動で取り込んで解析し、「今日は花粉の飛散量が多いな」などと判断すると先回りして空気を清浄してくれるそうです。

▲気象情報を基に部屋の空気の汚れを予測して自動的に空気清浄運転を行う「エオリアAI」の仕組み

安蔵:最近は三菱や日立などもAIを売りにしていますよね。三菱だと断熱性能などの住宅性能をAIが学習し、未来の温度変化を事前に察知して快適な環境をキープするように働くのですが、AIで空気清浄というのは意外でした。

▲スマホ向けのエオリアアプリでは、お出かけ中にエアコンを付けっぱなしにしておくのと、いったん切ってから付け直すのとどちらが節約になるのかを、お出かけ時間と周辺環境から判定してくれる「つけっぱなし判定」機能も新たに搭載した

奈津子:確かにそうですね。でもAIは気象情報だけでなく、住宅性能を学習して室内の空気が汚れるタイミングを予測して運転するそうです。気密性や間取り、住んでいるエリアで環境は本当に変わるので、パーソナルというか、住んでいる家に特化して進化するエアコンという感じですね。

 

■アクアから同社初の食器洗い機が登場!送風乾燥機能も搭載

安蔵:アクアからは、同社初の食器洗い機「ADW-GM1」が登場しました。卓上タイプの食洗機というとパナソニックの独擅場だったので、選択肢が増えるという意味では新規参入はうれしいところですね。

▲アクアが発売した、同社初の食器洗い機「ADW-GM1」(実勢価格:6万1510円)

奈津子:新製品のポイントは「見える」ことだそうです。アクアの洗濯機はガラストップで洗濯している様子が見えることで安心感が増すこととスタイリッシュな点が強みだったので、食洗機も“見える化”を大切にしたそうです。

安蔵:確かに窓がかなり大きくて見やすいですね。

奈津子:24点までの食器が入るタイプで、3人家族にちょうどいい感じです。18点までの小型タイプは少なすぎるし、40点までの大型タイプは大きすぎるということで、その間を取ったそうです。個人的にはこの判断はナイスだと思いました。

▲24点の食器が入る

▲キッチンの設置イメージ

安蔵:温風乾燥ではなく送風乾燥機能でこの価格帯は少し割高感がありますが、もう少しこなれてくると魅力的になるかもしれませんね。

奈津子:庫内はステンレス仕様で汚れも匂いも傷も付きにくいですし、ガラストップのドアも表面を布でさっと拭けてメンテナンスしやすいのが魅力です。食洗機は手洗いの約5分の1以下の水で洗えるのがポイントで、環境に優しいんですよね。

手洗いの場合は1回の経費(水道代や洗剤、ガス代など)が約32.8円、食洗機の場合は約17.1円で済むため、年間1万1400円の節約になるそうです。決して贅沢品ではないことが世間的にもっと広まればいいなと思います。

▲庫内はステンレスを使用し、汚れも匂いも傷も付きにくい仕様になっている

 

■三菱電機「本炭釜」は「激沸騰・泡昇り炊き」を採用

安蔵:三菱電機からはIHジャー炊飯器「本炭釜」シリーズの最新モデル「本炭釜 KAMADO NJ-AW109」が登場しました。

▲内釜に純度99.99%の炭を採用する三菱電機の「本炭釜 KAMADO NJ-AW109」(実勢価格:7万4170円)

奈津子:今回のモデルのポイントは「炊飯の本質機能の強化」と「炊き分け機能の充実化」の2つだそうです。

安蔵:最新モデルのネーミングは「激沸騰・泡昇り炊き」ですね。

奈津子:最新モデルでは内釜をぐるりと包み込むヒーターの数が従来の7つから8つに増え、火力が約7%アップしました。内釜の形状も少し変わったんです。

▲白米が炊き上がったところ

安蔵:従来は内釜の中央が高くて周囲が低い形でしたよね。

奈津子:新モデルでは両側にも山を設けて“山脈”のような形の「泡昇り釜底」形状になったのですが、これによって中央部の沸騰力をアップさせたのだそうです。

安蔵:味はいかがでしたか?

奈津子:黒こしょうをかけた卵かけご飯を食べたのですが、シンプルなのにこれ以上ないほどの“ごちそう感”がありました! それほどリッチな味わいだったんです。卵かけご飯でもべちゃべちゃにならないのが不思議でした。バター醤油ごはんはバターの甘みと醤油の香ばしさが素晴らしかったです。

 

▲まずは黒こしょうをかけた卵かけご飯を試食

▲続いてバター醤油ごはんを試食した

安蔵:本炭釜シリーズは他社のプレミアムモデルと違って圧力をかけていないので、もっちり柔らかいというよりは硬めで粒感のある炊き上がりになるんですよね。卵かけご飯はもちろんのこと、おかずと一緒に口の中で混ぜながら食べるスタイルの和食にはピッタリだと思います。

■シャープのドラム式洗濯乾燥機は「AIoT」機能を新搭載

安蔵:シャープからAIoT対応のドラム式洗濯乾燥機「ES-W111」が登場しました。

▲シャープが11月29日の発売を予定しているAIoT対応のドラム式洗濯乾燥機「ES-W111」(実勢価格:33万8000円)

奈津子:洗濯を便利に楽しくする新サービス「COCORO WASH」に連携するそうです。スマホと連携して今日の天気を教えてくれたり、離れた部屋にいても洗濯状況を確認できたりするのが便利です。スマートスピーカーに連携すれば、残り時間を音声で教えてくれるんですよ。

季節に合わせたおすすめの洗濯のコースを提案してくれるという機能もあります。今のところ、スマートスピーカーによる連携でできる機能はそれほど多くはないのですが、今後できることは広がりそうです。

安蔵:パナソニックの最新ドラム式洗濯乾燥機などのような液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能がないので、遠隔操作まではできないんですよね。そこが必要かどうかというのは賛否ありそうですが、自動投入機能だけでも便利なので、そこはパナソニックに追い付いていない感じがします。

奈津子:その代わりと言っては何ですけど、このモデルは縦型洗濯乾燥機に付属して好評だった「超音波ウォッシャー」をドラム式でも始めて付属しました。

▲ES-W111のドアを開いたところ

▲ドアを開けると、ドラムの下に超音波ウォッシャーが収納されている

安蔵:ガンコ汚れを洗濯前に事前に落とす「予洗い」に便利なんですよね。

奈津子:あと、最近のドラム式洗濯乾燥機では乾燥フィルターのメンテナンス性を売りにするモデルが増えていますが、このモデルは業界で初めて「フィルター自動掃除機能」を搭載したんですよ。フィルターにびっしり張り付いたホコリを、内部のブレードが自動でこそぎ落としながらダストボックスで集めてくれるんです。

安蔵:それはかなり便利ですね。

奈津子:ゴミを捨てるのは週1ぐらいでいいそうです。

 

■デロンギが国内調理家電市場に本格参入

安蔵:オイルヒーターで知られるデロンギから新しい調理家電が登場しました。

奈津子:「パングルメ ベーカリー&コンベクションオーブン」(実勢価格:5万9800円)と「マルチグリルBBQ&コンタクトグリルプレート」(同3万9800円)、「マルチグリル エブリデイ サンド&ワッフルメーカー」(同1万2800円)ですね。

安蔵:コーヒーメーカーや電気ケトル、トースター、コンベクションオーブンなどは以前から出していましたが、本格的に調理家電市場に参入という感じですね。

奈津子:「パングルメ」はホームベーカリー機能を搭載しているのが特徴で、欧州の丸型パンの生地こねから発酵、焼成まで自動でしてくれるんですよ。

▲ホームベーカリー機能を搭載するコンベクションオーブン「パングルメ ベーカリー&コンベクションオーブン」(実勢価格5万9800円)

安蔵:日本では2011年にパンの消費が米を抜き、今では米の約2倍の消費量だそうですね。

奈津子:発表会では全粒粉パン作りのデモが行われました。正確な計量が非常に重要なのですが、作業自体はオーブンモードからパンモードに設定してメニューを選択し、加熱をスタートするだけです。

安蔵:慣れればかなり簡単ですね。

奈津子:炊飯器で気軽に米を炊くように、気軽に本格派のパンが焼ける点がいいと思いました。

▲パンを焼いているところ

▲パンが焼き上がったところ

▲焼き上がったパン

安蔵:「マルチグリルBBQ&コンタクトグリルプレート」は見た目からして一般的なホットプレートと違う印象ですね。

奈津子:「挟む」、「開く」、「浮かせる」の3つのポジションが可能という、今までにない調理家電なんです。上面と下面両方のプレートにヒーターを内蔵しているので、従来のホットプレートよりも約20%時短につながるそうです。

▲「挟む」、「開く」、「浮かせる」の3つのポジションが可能なホットプレート「マルチグリルBBQ&コンタクトグリルプレート」(実勢価格:3万9800円)

▲肉などの食材を挟んで焼くことができる

安蔵:プレートはヒーターを内蔵しているのですが、水洗いは可能だそうですね。食洗機には非対応だそうですが。

奈津子:すごく高い肉と、普通の値段の肉を同時に焼いて試したのですが、安い豚肉でもこんなにおいしくなるのかと衝撃を受けました。もちろん高級な牛肉は柔らかくて無駄な繊維がなく、肉汁がたっぷりでおいしいのですが、安い肉もレストランのような味に仕上がっていました。

▲「比較的安い肉でもおいしくなりました」

 

安蔵:ホットサンドメーカーにも参入なんですね。

奈津子:マルチグリル エブリデイ サンド&ワッフルメーカーはパンの中に厚みのある肉や魚などを挟んで焼けるのが魅力です。グリル、ホットサンド、ワッフルの3枚のプレートが付属しますし、ステンレス製の外観もキッチンになじみやすいので、お買い得感はありますね。

▲「マルチグリル エブリデイ サンド&ワッフルメーカー」(実勢価格:1万2800円)はホットサンドメーカーだけでなく、グリルとしても使えるのが魅力

 


【家電女優・奈津子×安蔵靖志の「最新家電レポ」】


(取材・文/安蔵靖志 奈津子)

profile-654x720 あんぞうやすし/IT・家電ジャーナリスト

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。

natsuko_profile なつこ/女優・タレント

ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」

 

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