海外の登山家も愛用する名作ゴム手袋「TEMRES」って知ってる？

ポリウレタンコーティングした手袋、いわゆるゴム手袋（厳密に言うとちょっと違いますが）というと、作業用といったイメージがあります。DIYや農作業、細かい作業を必要とする部品検査や精密機械作業といった用途によく使われます。

そんなポリウレタン手袋でよく見かけるのが“背抜き”。手のひら側だけポリウレタン樹脂でコーティングし、手の甲側はコーティングしないことを指し、これにより通気性を確保し蒸れにくくしています。

そんなイメージをいろいろな意味で覆すポリウレタン手袋が、ショーワグローブの「TEMRES（テムレス） 282-01」です。いわゆるゴム手袋っぽいのに、とにかく暖かくて、しかも透湿性があり、そして氷点下でもしっかり使えるんです。

実はこの「TEMRES」、これまでもある分野ではちょっと有名な存在でした。それが登山。―60℃といった過酷な環境でもやわらかく、曲げ伸ばしがスムーズ。さらに背抜きではなく全面をポリウレタン樹脂でコーティングしていることで、当然ながら防水。そして、最大のポイントが透湿性！

防水ポリウレタンと発泡ポリウレタンを層にしたことで、ポリウレタンらしい防水性能を持ちつつも、汗などの湿気を外に放出し、蒸れを軽減してくれます。

さらにこの「TEMRES 282-01」は、内部を起毛させたパイル地にしているため、暖かい！　そしてゴム手袋なので軽い！　Lサイズ1枚あたりたったの約50gです。

防水で、暖かくて、さらにゴム手袋のように滑らない。これって、スキーやスノーボード、冬登山、冬キャンプ、クルマのチェーン装着や冬の洗車、自転車やバイクの運転時など、冬の野外活動にピッタリです。

そんな機能性の高さに目をつけた目ざとい海外の登山家たちも愛用していたりするんです。

手掛けるのは今年創業64年になる手袋専業メーカー、ショーワグローブ。これまでも家庭用から作業用、産業用までさまざまな用途向けの手袋を開発してきた専業メーカーが作り出す、驚異の“ゴム手”。サイズはM～LLの3種類で、カラーはブラックのみ。アウトドアショップや登山専門店で取り扱っています。2000円でゴアテックスグローブ並かそれ以上の機能性を持つ手袋と考えると、いろいろスゴいと思いませんか？　発売は12月9日です。

>> ショーワグローブ

 

（文／&GP編集部）