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キレイに並べて鑑賞するのも「スニーカー」の楽しみだ!【夢中になれる趣味時間。】

&GP / 2019年2月26日 20時0分

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キレイに並べて鑑賞するのも「スニーカー」の楽しみだ!【夢中になれる趣味時間。】

【特集】夢中になれる趣味時間。

運動靴なんて呼ばれたのも昔の話。「スニーカー」はファッション&コレクターズアイテムとして世界中にファンが存在し、もはやひとつのカルチャーにまで昇華されている。

今回は、とあるコレクター宅にお邪魔して自慢のお宝を拝見しつつ、その魅力について聞いてみた。

 

 

■スニーカーライフを楽しむなら“とりあえず迷ったら買う!”

GoodsPress世代なら90年代に巻き起こったスニーカーブームにハマっていたという経験を持つ人も多いハズ。今回、自宅取材で訪れた磐井さんもそんなひとりだ。

「中学生の頃、すごい金持ちの友達の家に遊びに行った時に部屋にスニーカーが50足くらいあって。『エアジョーダン』のオリジナルだったんですよね。それでスゲェ格好いいと思って調べたら、当時はすでにプレミアがついていて全然買えない値段で(笑)。そこで、スニーカーを買うための資金作りのために、フリマで小遣いを増やしていたら、それが現在の仕事に繋がっていったという感じで」

その結果、ビジネスも急成長。時を同じくしてスニーカーも倍々ゲームで増え続けていった。そして今では推定800足を超えるコレクションに! しかし、そうなると浮上してくるのが収納問題だ。

▲ネバーセイネバー会長・磐井友幸さん フリマから自身のキャリアをスタートし、現在はレディースのネットセレクトショップ、ラズレナなどを展開する株式会社ネバーセイネバー( nvrsynvr. com)の創業者にして若き会長。スニーカーマニアの間でも知られる存在

「スニーカーの収納となると玄関のシューズクローゼットが一番に思い浮かびますが、コレクションを一堂に並べて鑑賞するならリビングに置くのがベスト。いつでも見たい時に手にとって自由に鑑賞することができないと、イヤじゃないですか!」

その言葉通り、リビングの壁には自身設計のオーダーメイド棚が設置され、1番のお気に入りである『ナイキ エアフォース1』の激レアモデルが美術品のように美しく収まっている。

「スニーカーって本来は履くモノですよね。でも、必ずしも本来の用途通りに使う必要はないじゃないですか? 日本刀のように、道具として誕生したモノをアート作品として鑑賞するなんて普通にありますし。僕の中ではスニーカーもそれと同様の感覚。あとは並べたいかどうかっていうのがひとつの線引きかも」

コレクターの誰もが夢想するコレクションに囲まれた生活をどう具現化しているかは下記をご覧いただくとして、まずはスニーカー収集を趣味とすることのメリットを聞いた。

▲リビングに置かれた靴棚は、自身がデザインを手掛けたというオーダーメイド。そこに並ぶのはコレクションの中核を担うナイキ「エア フォース1」の名作オンリー。ガラスケース内はプレミアムなオーダーモデルが鎮座

「今やスニーカーは音楽のように、世界中のどの国に行っても通用する非言語コミュニケーションの代表格。最近ではSNSなどを通して人種や年齢を問わず世界中のコレクターと繋がれるので、交友関係が広がるのも楽しいですね。でも、それって言葉が通じない海外だけではなく、日本でも一緒じゃないかなって思うんです。世代を問わず共通言語になりますし、GoodsPress世代の皆さんだったら、会社で若い部下と話す際の話題にもなったりするのでオススメですよ」

たしかにそうなると実益も兼ねた趣味となり得る。とはいえスニーカーショップを訪れても、何を買うべきか分からないのが実情。磐井さんが最初の一足にオススメするのは?

「まずは定番、ナイキ『エアフォース1』の白ローカットを一足買ってみて、そこからハマるかどうか様子を見てみるとイイのでは? 僕も12足持っています(笑)。あと一番大事なのが “とりあえず迷ったら買う!” 。これで後悔のないスニーカーライフが送れます。その分、お金は確実に減り続けますが(笑)」

▼普段履きは玄関に!とはいえ全部レアもの

玄関のシューズクローゼット内もチェック! こちらは着用率の高い「エア ジョーダン」シリーズや「エア フォース1」が中心。そのどれもがマニア垂涎のレアものばかりだそう。

▼もうひとつの下駄箱にもお宝シューズが満載

横に並んだもうひとつのシューズクローゼットもご開帳。3段に渡ってカラバリを揃えているのがアディダスの「イージー」。履き心地が気に入り、ナイキ以外では唯一スタメン入り。

▼インテリアにも馴染む計算されたカラー配置

ダイニング横にもさりげなくレイアウト。スニーカ ーと同じく収集しているフィギュアとの統一感もお見事。上段はモノトーン、下段に色モノを並べることで自然と馴染んでいる。

▼正直何があるのか不明シャワールームに過積載

さすがに全コレクションを美しくレイアウトするのは至難の技。ではお気に入り以外はどうしているのか? その答えが “ワイヤーバスケットに突っ込んでシャワールームに放り込む!”。 溢れ出すのももう時間の問題だ(笑)

■思わず自慢したくなる!磐井さんのお気に入りTOP5

後列左から、アメリカ西海岸的な配色が目を惹く「エアマックス プラス97 “マイアミ・バイス”」。LAの老舗ストリート系セレクトショップとのコラボ作「エア ジョーダン1“ユニオン”」。人気ラッパー、トラビス・スコットとのコラボで誕生した「エア ジョーダン4“カクタス・ジャック”」。

前列左は「ナイキ エア フォース1 プレミアム NYC」。ニューヨーク・ソーホーにナイキがオープンした際に100足限定でリリースされたモデル。右は、白血病患者とその家族を支援する組織、セイガー・ストロング財団がデザインした「ナイキ エア フォース1“セイガー・ストロング”」。こちらも同じく100足限定でオークションに出品された正真正銘の極プレミアムモデル。

■原宿の名店「atmos」に聞いた!今チェックしておきたい最新グッドスニーカー

前述の「ナイキ エア フォース1」を筆頭に、スニーカー収集の第一歩として押さえておくべき最新グッドスニーカーを、原宿の人気シューズセレクトショップ、アトモスがリコメンド! まずはコレで間違いなし。

▼まず最初に押さえるべき1足!

ナイキ
「ナイキ エア フォース107 LV8 3」(1万800円)

磐井さんも最初に買うべき1足として挙げたコチラは、世界中で多くのファンを持つ定番中の定番バッシュ。さまざまなバリエーションが存在する中でも、この白レザーのローカットは合わせる服を選ばない用途の広さで人気だ。

▼男ウケ抜群のタフなルックス。王道バッシュのニューカマー

ナイキ
「ナイキ エア フォース1 07 LV8 3」(1万1880円)

こちらが前出の「エア フォース1」の最新作。ストリートでも人気が高まっているリアルツリー迷彩柄をアッパー全体に落とし込み、ソールはその存在感に負けないガムソールをセット。まさにタイムリーな1足だ。

▼ダッドテイストの意匠に限定カラーで高級感をプラス

フィラ
「フィラ レイ」(8532円)

昨今人気のダッドシューズを想起させるボリューミィなデザインが特徴。アトモス限定ということで、同社のアパレルラインでも採用されて人気を博した、通称 “グッチカラー ”を落とし込んだ。お手頃プライスがうれしい。

▼トレンドのネオンカラーを使いハイテク名機が新たな表情に

ナイキ
「ナイキエア マックス プラス」(1万6200円)

90年台後半のハイテクスニーカー成熟期に登場した「エア マックス」ファミリーの1足。有機的な印象を与えるアッパーは、鮮やかなネオンイエローを挿し込むことで、さらに強調。国内ではアトモスとナイキ直営店のみの展開。

▼今旬のリアルツリー迷彩も白が基調ならクリーンな印象

ナイキ
「ナイキ エア フォース1 07 LV8 3」(1万1880円)

上で紹介した最新「エア フォース1」の色違い。同じリアルツリー迷彩柄を基調としていながらも、ベースカラーが白になるだけでクリーンな佇まいに。両モデルとも世界でも限られたショップのみでしか買えないレア種。

▼ブラック×ピンクの配色で強烈にアピールする別注モデル

アシックス×アトモス
「ゲル インスト.180」(1万5120円)

こちらもアトモスがアシックスに別注。“ネオンパック” と銘打ち、色鮮やかなネオンピンクでソールユニットを彩色。同社の象徴であるサイドのアシックスストライプをリフレクターで表現し、未来感を強めている。

 

アトモス
スニーカーマニアが足繁く通う人気シューズセレクトショップ。グループ店含め、国内38店舗を展開する人気のシューズセレクトショップ。今の流行を完璧に押さえた商品構成に加え、各メーカーとの強い信頼関係によるコラボ・別注の数々など、ここでしか手に入らない逸足に出会える。

 

>> 夢中になれる趣味時間。

本記事の内容はGoodsPress3月54-57ページに掲載されています

 

(取材・文/ TOMMY 写真/会田秀人)

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