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BBQでもキャンプでも大活躍!魅惑のツール「キングトング」【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2019年5月4日 7時0分

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BBQでもキャンプでも大活躍!魅惑のツール「キングトング」【アウトドア銘品図鑑】

トングなんてどれも同じ…、なんてことはありません。

今や100円ショップでも手に入るトングですが、一度使うと手放せないと焚き火好きを魅了するトングがあります。その名も「キングトング」!

沖縄カヤックセンターの代表であり、カヤック旅と焚き火料理を愛する仲村忠明さんが考案し自作していたトングを、テンマクデザインがリデザインし、2014年に発売開始したモノ、それが「キングトング」です。

価格は990円(税別)、ハンドルにレザーを巻いたモデルは1980円(税別)、そしてコンパクトサイズが880円(税別)。100円では手に入りませんが、さりとて手が出せないプライスでもない。トングとしては標準的な価格です。

それなのに、「キングトング」を使ってみるとわかるのですが、先端がしっかり合わさって、無駄な力を入れなくても炭も薪もガチッとつかめます。これがとっても気持ちがいい!

いったい普通のトングと何が違うのでしょうか?

 

■独特の先端デザインがつかんだモノを離さない!

第一の魅力は、この独特の形をした先端です。先端が折り返されていることがわかりますね。

通常のトングは先端を閉じたときの接点はごくわずか。細い小枝を拾いにくいし、トングが横にずれてしまうとバランスが崩れ、せっかくつかんだ薪や炭を落としてしまいます。

一方、キングトングはそもそも横ずれしづらい構造なんですが、万が一、横にずれても隙間は生まれません。

極細の小枝もこの通り。しっかりキャッチします。

「キングトング」の開発・発売を決定したテンマクデザインによると「焚き火やバーベキュー以外にも、流しそうめんで役に立ちました!」とのこと。

どういうことか不思議に思って詳細を聞いたところ「取り損なったそうめんが地面に落ちてしまうのですが、地面に落ちたそうめんを拾うのは結構大変。普通のトングではちぎれるし、手づかみでは指先が汚れてしまいます。『キングトング』は繊細なそうめんをつかむのにもってこい。掃除がはかどるんです」だそうです。この夏の流しそうめんでは、ぜひ使ってみたいですね。

一方、太い薪は折り返しの上にあるギザギザ部分がいい仕事をしてくれます。薪をつかんだままいろいろな角度にしてみましたが、力を入れなくても落ちることはありません。

折り返し部分をよく見ると、小さな“かえし”が付いています。この“かえし”のおかげで、網やダッチオーブンを持ち上げられるんですね。わざわざリフターを用意しなくてもよく、野外料理好きからの支持が高いのも納得です。

それに、太い薪をつかんだときも、この“かえし”が付いているおかげで落としづらくなっています。

通常のトングは2枚のプレートをつなげた内側にバネが入っています。「キングトング」は“3”のような形をした3つのバネが組み合わされています。薄型収納はできませんが、これもトングがズレずにすむ理由となっています。

 

■長さは焚き火台の大きさにピタッ

「キングトング」は3種類発売されていて、先端の形状はどれも同じ。違いはトング全体の長さと太さ(幅)、そしてギザギザの有無、革巻かどうか、です。

▲焚き火台の奥行きより少し長いサイズ(※この焚き火台は2019年秋発売予定となっている、小雀陣二さんプロデュースによるテンマクデザインの新製品。レビューは発売直前に!)

スタンダードモデルとなる「キングトング」と「革巻き」が長さ39.5cm。ユニフレームの「ファイアグリル」が43cm、スノーピークの「焚火台L」が45cm、コールマンの「ステンレスファイヤープレイスⅢ」が41.5cmなど、メジャーどころの焚き火台の幅は40cm前後ですから、反対側の薪もつかみやすい長さというわけですね。

Sサイズは長さ18cm。ソロキャンプで人気の“小さな焚き火台”の収納袋に入るように計算された長さだそうです。小型の焚き火台を想定しているのでリフター機能は、ケトルを持ち上げるのに重宝します。

ちなみに、写真の「キングトングS」はテンマクデザインの展示品で、ハンドルにパラコードが編み込まれていました。人気の「キングトング」ですから、キャンプ仲間との“かぶり”も当然あるわけです。このカスタム、いいですね!

というわけで革紐でハンドルを編んでみました。平らな革紐なので裏側が見えてしまいました。丸い革紐のほうがきれいに編めるでしょう。

参考までに、編み方を記しておきます。

1)ハンドルの左側でロープをクロスさせます。上側になっているAを、ハンドルの下を通して右側に。ロープでできた右側の輪に通して引っ張ります。

2)今度は、Aを上にしてロープをクロスさせ、ハンドルの下を通してからBでできた輪に通します。

3)次はBのロープをハンドルの上を通して左側に渡し、Aを上にしてクロスさせます。これでスタートの状態に戻ったので、同じようにAのロープをハンドルの下を通して右側にもっていき、Bで作った輪に通します。

これを繰り返すだけ。思った以上に簡単ですね! コブラステッチのブレスで、同じような編み目になっていることがわかります。

*  *  *

キングトングは焚き火好きのアイデアが詰まったトングです。

独特のデザインは薪や炭、そしてダッチオーブンまでもつかみやすく、気持ちよく利用できます。それに、バーベキューをしていると、炭用と食材用を分けていても“うっかり”炭用で食材をつかむことがあるんですが、このデザインなら間違えようがありません。

これから本格化するバーベキューの季節。キングトングを手に入れて損はありません。

>> テンマクデザイン

 

(取材・文/大森弘恵)

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