お米の魅力を再発見!「土鍋ごはん」の愉悦【特集「アナログ愛好。」】
&GP / 2019年6月5日 20時0分
お米の魅力を再発見!「土鍋ごはん」の愉悦【特集「アナログ愛好。」】
【特集「アナログ愛好。」】
炊きたてのごはんの美味しさは、日本人なら誰もが知るところだが、近年、「土鍋」を使った炊飯にハマる人が急増している。炊飯器にはない土鍋炊きの魅力を探るため、この3月に神楽坂にオープンしたばかりの「AKOMEYA TOKYO in la kagu」に行ってきた。
▲全国から厳選したお米を店頭精米してくれる
「AKOMEYA TOKYO」といえば、お米や出汁、食材、調味料、雑貨などを扱う食のライフスタイルショップ。その旗艦店が、今年3月、東京・神楽坂にオープンした。全国から厳選したお米を量り売りしているほか、炊飯用の土鍋も数種類を販売するなど、まさに “お米の殿堂” である。そこで、土鍋ごはんの魅力と楽しみ方について、PRを担当する冨樫久美さんにお話を伺った。
土鍋の特徴といえば、保温性と遠赤外線効果。じっくりとお米の芯まで熱が伝わるから、ふっくらと美味しいごはんが炊ける。しかし、土鍋のよさはそれだけではないと冨樫さんは言う。
▲お米の販売コーナー
「自分の土鍋を使って、好みのお米を好みの量、炊いて食べる生活を始めると、ごはんと一緒に食べる味噌や調味料にも興味がわいて、より良いものが知りたくなります。単にお腹を満たすだけの食事とは違い、“食を楽しむ時間” が持てるようになるんです」
令和を迎えた今も、食の流行は目まぐるしく変化している。特に最近は“ヘルシーで見た目がよいこと” を重視する人が増えているという。
▲併設のレストラン「AKOMEYA厨房」の「季節の小鉢膳」(2500円)。羽釜炊きのごはんと、季節ごとに変わるお米と小鉢で構成される人気の一品
「そんな流行とは別に、自分の好きなタイプのお米を見つけて、丁寧に炊く。そこに何の味噌汁を合わせようかと考える…そんな当たり前のことを見直すのに、土鍋はちょうどいい道具です。炊きたてのごはんと出汁をとって作った味噌汁。見た目は質素でも、実はとても豊かで素敵ですよね」
丁寧にドリップして淹れた一杯のコーヒーのように、土鍋で炊いた一杯のごはんは、確実に人を幸せな気持ちにしてくれる。そんな当たり前を、「AKOMEYA TOKYO」は気づかせてくれる。
▲「AKOMEYA TOKYO」オリジナルの土鍋。右は「有田焼 黒釉土鍋」(1.5合炊き/9612円)、左は「おひつ炊飯鍋」(1合炊き/3564円)。鍋の厚みと丸い形状で、ふっくら美味しいごはんが炊き上がる。共に3合炊き用もある
▲土鍋ごはんの魅力にハマると、食卓の器や箸にもこだわりたくなるはず。AKOMEYAオリジナルの飯碗、箸、箸置き。飯碗と箸置きは九谷焼(飯碗2160円、箸置き864円)。箸は、京都の竹細工の老舗「公長齋小菅」とコラボした竹箸(各972円)
「AKOMEYA TOKYO」の旗艦店
お米、出汁、調味料や食品、器から調理道具まで揃う。レストラン「AKOMEYA厨房」、カフェ「AKOMEYA茶屋」も併設。
住所:東京都新宿区矢来町67
営業時間:11:00〜20:30
厨房:11:00~15:30、17:30~22:00
茶屋:8:00~22:00
■美味しい土鍋ごはんの炊き方
【洗う】 米をボウルに移し、手早く4〜5回水を捨てながら洗う。
【浸す】 米が完全に浸かるよう水を入れ浸水させる。夏は30分、冬は1時間が目安。
【炊く】 AKOMEYA TOKYOオリジナルの「おひつ炊飯鍋」の場合、浸水した米を入れ、蓋をして中〜強火で加熱(1合8分、3合10分が目安)。沸騰後、弱火で約10分加熱する。
【蒸らす】 火を消して約10分蒸らす。蒸らさないと米に芯が残ってしまう。蒸らし終わったらごはんを空気に触れさせるように混ぜて完成。
>> 特集「アナログ愛好。」
本記事の内容はGoodsPress6月48-49ページに掲載されています
(取材・文/カイトモオ 写真/江藤義典)
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