タフカメラはかなり使える旅カメラだった!
&GP / 2019年8月25日 9時0分
タフカメラはかなり使える旅カメラだった!
旅の記録を残すために写真を撮る。最近は、日常と同じくスマホで撮る人が多いのかもしれません。現地からSNSへアップする時も便利だし、海外でも必ず持ち歩いているから荷物が増えることもない。でも実は、あることが気になっていました。それは、インバウンドで日本に来ている海外の人が、かなりの確率でデジカメを持っていること。
そんなことを考えている時にタイミングよく誘われたインドネシア行き。これは、海外旅行でカメラを持っていく人の気持が分かるチャンスかもしれない。そう思い、デジカメを持っていくことにしました。
問題はどのカメラにするか。
まず考えたのは、この二択。
・一眼レフorミラーレス一眼
・コンデジ
正直言って、あまり荷物は増やしたくない。それにレンズを付け替えるようなことはしない気がする。もちろん広角から望遠まで1本でいけるズームレンズを付けておけばいいという話もありますが、現地で歩き回ったりする際に、レンズが出っ張った一眼はちょっとかさばるなぁ…。
コンパクトなミラーレス一眼という選択肢も一瞬アタマをよぎりましたが、ここはコンデジということに。
次に考えたのが画角。
・望遠重視
・広角重視
最近のコンデジには、超望遠レンズを付けたモデルがいくつもあります。スマホだと粗くなってしまう望遠領域を撮るには、やはりまだまだデジカメの方が頼りになる。とはいえ、別にスポーツ観戦でもないし、おそらく風景などのスナップが中心になるはず。
ということで、広角重視に落ち着きました。
ここまできて、ふと気付いたことが。東南アジアってスコールとかあるよね、って。いきなり土砂降りに遭うってことは、カメラも濡れる可能性がある。スマホは防水だからいいけれど、カメラはそういうわけにはいかない…。
あっ!
そう、アウトドアカメラの存在を思い出したんです。濡れてもOK。埃っぽい場所でも大丈夫。広角もいける。少々手荒に扱っても(推奨はしません)問題なし。
もうここまできたら、あとはほぼ一択。なぜなら、オリンパスのアウトドアタフカメラ“タフシリーズ”から7月に新モデルが出たばかりだから。
>> 登山、ダイビング、フェスだってタフカメラが1台あればオールOK!
そこで、このオリンパス「Tough TG-6」(実勢価格:5万2000円前後/税別)をインドネシアの山奥に連れていってみました。
■アクセサリー類がかなり使える!
実はオリンパスのタフシリーズ、以前からさまざまアクセサリーが用意されています。インドネシアでは、歩き回る際はリュックの予定でいました。そこで「スポーツホルダー」を使ってみることに。
ホルダー背面には面ファスナーのベルトが付いていて、リュックのショルダーストラップを巻くように取り付ければ、いつでもすぐに写真を撮れるようになります。
カメラはゴム製のコードでしっかり固定。取り出す時は、ゴムに付いた持ち手を引っ張ればOK。これはラク!
またスパイラルコード付きカラビナが付属していて、カラビナをホルダーに付け、コードをカメラに取り付ければ、落としたり失くしたりする心配もありません。
ちなみにコードはかなり伸びるので、撮影時も問題なし。
そして「Tough TG-6」と同時に発売となった新アクセサリー「レンズバリア」も取り付けました。
本来はレンズ剥き出しになっているのですが、レンズ部分にこれを付けることで、ふとした拍子に触ってしまったり傷付けてしまったりを避けられます。しかも、付けてもジャマにならず、カメラとの一体感は抜群。撮影時は外周部をつまんで軽く回転させればOKと、使い勝手もいい。フラッシュディフューザーやコンバーターレンズなどとは同時に使えませんが、特殊撮影をしないのであれば、「レンズバリア」を付けておくのはアリですよ。
これにてカメラは準備万端。あとは撮るだけ。
ジャカルタから飛行機とバスを乗り継ぎたどり着いたインドネシア、スラウェシ島の山間部。そこには、なんだか日本の原風景にも近い、懐かしさを感じる景色が広がっていました。
目の前に広がる美しい棚田とキレイな青空。これは撮らなくては!
そんな時、助かるのがシーンモード機能。背面のダイヤルをSCNに合わせると、モニターに「人を撮る」「夜景を撮る」「動きのあるものを撮る」「風景を撮る」「室内で撮る」の5つのモードが表示されます(サブモードも選べます)。なので、「風景を撮る」に合わせて撮影。
カメラに詳しくない人でも簡単にシーンに合わせたモードでの撮影ができるじゃないですか。こりゃラクだ。
このあと訪れた、ランテパオの市場でも、いちいちバッグからカメラを取り出すこともなく撮影。
とにかくストレスフリーで、思うがままに撮影できるのがイイ。撮影モードも、とりあえずオートにしておけば、ちゃんと撮影できちゃいます。夜や室内など、ちょっと厳しいなぁと思った時は、シーンモードを合わせればいいだけ。それだって、ダイヤルとモニターで直感的に設定できる。
他にも、Wi-Fiが内蔵されているので、スマホと接続してスマホのGPSをONにしておけば、撮影した場所を記録できたり、撮影した画像をスマホに転送できたりと、便利に使える機能が満載。どれも旅で使いたい機能です。
もちろん、細かい機能は使いこなせないという人でも、シーンモードの使い方さえ覚えておけば、しっかりと旅の記録を残せます。
今回はあいにく(?)雨に降られることはなかったのですが、雨が降ろうが、それこそ海に入ろうが(本体だけで15m防水!)、問題なし。旅にもアウトドアにもこれ1台でOKなカメラでした。なんといってもラフに扱えるのが個人的には一番良かったかも(笑)。
(写真/田口陽介 取材・文・作例/円道秀和<&GP>)
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