超持ちやすいボディに高性能を凝縮!「Xperia 5」は期待してよし!
&GP / 2019年9月6日 23時0分
超持ちやすいボディに高性能を凝縮!「Xperia 5」は期待してよし!
9月6日〜11日に、ドイツ・ベルリンで世界最大級の家電イベント「IFA2019」が開催されています。その開幕前日に、ソニーが新製品発表イベントを開催し、スマートフォンの最新モデル「Xperia 5」を発表しました。
▲ソニーの専務でエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業を担当する石塚茂樹氏が登壇し、Xperia 5を披露した
◼︎コンパクトボディに21:9のシネマワイドディスプレイを搭載
現在、画面アスペクト比が21:9の「Xperia 1」が好調ですが、新しい「Xperia 5」は、Xperia 1の機能はそのままにボディをよりコンパクトに持ちやすくした魅力的なモデルです。
▲左がXperia 1、右がXperia 5。新しいXperia 5のサイズは約158×68×8.2gで、重さは164g
HDR対応のディスプレイは約6.1インチの有機EL、解像度はフルHD+(2520×1080ドット)。約6.5インチで4K(3830×1644ドット)のXperia 1よりも、ひと回り小さく、横幅は約68mmに抑えられて、重さも約14gほど軽くなっています。
▲片手で楽に持てるサイズ感。Xperia 1と比べると、縦の長さも気にならない
▲ディスプレイのサイドをダブルタップして、メニューを表示する「サイドセンス」も健在
▲画面を2分割する「マルチウィンドウ」は、通知が届いた場合に、その通知をタップすると自動で起動する機能も追加された
◼︎トリプルカメラはXperia 1とほぼ同性能
背面にはXperia 1と同じくトリプルレンズカメラを搭載。焦点距離26mmの標準(F1.6/約1200万画素)+52mmの望遠(F2.4/約1200万画素)+16mmの超広角(F2.4/約1200万画素)という構成で、標準と超広角は光学式手ブレ補正にも対応しています。人の目を検出してピントを合わせる「瞳AF」、映像製作のプロが監修したビデオ撮影機能「シネマプロ」など、Xperia 1で好評の機能も備えています。
▲背面のカメラは、左上に配置
▲映像クリエイターも使う「シネマプロ」は、Xperia 1のユーザーの声に応えてユーザーインターフェイスを向上。Xperia 1もアップデート予定
Xperia 1とXperia 5のカメラのスペックを比べると、スローモーションがXperia 1が最大960fpsで撮れるのに対し、Xperia 5は最大120fpsとなっていました。それ以外は全く同じです。約800万画素のインカメラの仕様も同じ。なので、スーパースローモーションが撮れなくてもいいという人は「ほぼ同じカメラ」と捉えて差し支えないでしょう。
さらに、Xperia 5からの新しい機能として、撮影アドバイス機能が追加されました。これは、最新の画像解析技術によってミスショットを防げる機能。例えば、撮影時に指が写り込んでいたら「レンズに指が触れてます」と表示され、人物を撮影したが、シャッターを押した瞬間に目を閉じていた、という場合には、撮影直後に「まばたきをした可能性があります」と通知されたりする仕組み。ハイエンドですが、誰でも使いこなせるように配慮されています。
▲新たに追加された撮影アドバイス機能は、不要な場合はオフにできる
21:9のシネマワイドディスプレイを搭載したXperia 1は、eスポーツ大会の公式端末に選ばれるなど、ゲームを楽しむ人たちにも支持されたそうです。それを受けて、ゲームを快適に楽しむための「ゲームエンハンサー」機能を拡張。ゲームをプレイ中に各種通知を非表示にするだけでなく、電話の着信通知もオフにできたり、側面のカメラボタンを無効にできたりと、よりゲームに集中できるよう進化。さらに、スクリーンショットを高速連写できたり、ゲーム画面を録画して解説する音声を変える「ボイスチェンジャー」機能なども追加されています。
▲ゲームエンハンサーは大幅に機能が強化された
カラバリは、ブルー、グレイ、ブラック、レッドの4色。背面パネルは鏡のような光沢を放ちますが、透明のガラスの上に、さらに透明コーティングを蒸着し、側面のメタルフレームと一体化したデザインに仕上がっています。
▲左からブラック、グレイ、ブルー、レッド
◼︎今秋以降に日本でも発売!
なお、「1」の次が「2」ではなく「5」ということに違和感がある人もいるでしょう。実は、ソニーモバイルはグローバル向けにはハイエンドの「Xperia 1」のほかに、ミッドレンジの「Xperia 10」も発売しています。「5」は、その中間に位置づけられるモデルだそうです。
Xperia 5は、今秋以降、グローバルで発売され、日本で発売することも決まっているとのこと。プロセッサーはXperia 1と同じSnapdragon 855で、カメラスペックも同じですが、ディスプレイのスペックが低いこともあり、若干安い価格になるのではないかと思います。
コンパクトで高性能なスマホって、意外に少ないですからね。筆者は、発表会で少し触っただけで「これ、いいな! 欲しいな!」と思いました。持ちやすさとカメラ性能の両方を求める人には、持ってこいの1台となりそうですよ。
>> ソニーモバイル
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
vivoのカメラフォン「X100 Ultra」はカメラグリップでコンデジに変身する
ASCII.jp / 2024年9月15日 12時0分
-
新型iPhone、今年は“買い”? スマホライターが「iPhone 16/iPhone 16 Pro」で注目した3つの進化ポイント 性能・サイズ・もう1つは?
Fav-Log by ITmedia / 2024年9月10日 12時2分
-
今売れている「SIMフリースマートフォン」ランキング10選&おすすめ Xiaomiの4眼カメラスマホなど「Snapdragon 8 Gen 3」搭載モデルをピックアップ【2024年9月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年9月10日 6時10分
-
「iPhone 16 Pro」発表 Maxは史上最大の6.9インチ、Proにも5倍ズーム搭載 4K120fps撮影も
ITmedia NEWS / 2024年9月10日 4時13分
-
「Galaxy Z Fold6」をカメラ視点で検証 閉じても開いても半開きでも安定感抜群 AIフォンならではのワザも
ITmedia Mobile / 2024年9月2日 18時50分
ランキング
-
1バトルもアツい新作『英雄伝説 界の軌跡』を試遊!「日本ファルコム」ブースは巨大「みっしぃ」やノベルティなどが魅力【TGS2024】
インサイド / 2024年9月26日 20時20分
-
2「どういうお笑い?」 ヨシモト∞ホールが誤表示を謝罪 “斜め上をいくエラー”に「声出たwww」「どうしてこうなった」
ねとらぼ / 2024年9月26日 17時44分
-
3『パワフルプロ野球2024-2025』7月31日までに入団発表された選手を追加する第4回アップデート配信―「栄冠ナイン」追加バランス調整の予告も
Game*Spark / 2024年9月26日 21時30分
-
4「変わってなかったらロボット」 元“ギャルのカリスマ”安西ひろこ、容姿巡る「たたき」にピシャリ “45歳の近影”が奇跡そのものだった「本当の美人」
ねとらぼ / 2024年9月25日 20時15分
-
5『モンハンワイルズ』に「イャンクック」が登場決定!「クック先生」の愛称で親しまれる人気モンスターが久しぶりの復活
インサイド / 2024年9月26日 23時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください