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普段使いもできちゃう理想のパッカブルリュックを見つけた!

&GP / 2019年9月8日 21時0分

写真

普段使いもできちゃう理想のパッカブルリュックを見つけた!

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

「パッカブル(Packable)」

日本語に訳すと「包装が可能な」という意味になります。バッグにパッカブルが付くと、小さく畳めるといったところでしょうか。

旅行グッズやマイバッグでは、よく見掛けますよね。使わない時は小さく持ち運び、荷物が増えた時に広げてバッグにして使う。

ただこのパッカブルバッグ、不満もいろいろあったりして…。

まずそもそも頼りない。小さくするために素材は薄く、ポケットなどの余計なパーツは当然付いていない。まぁ非常用みたいなモノなので、袋状で持ちやすければいいのは分かるんです。そしてマイバッグならシンプルなモノで十分です。そんなに長い時間持ち歩くことはないから。問題は旅行用。

旅先でいっぱいお土産買っちゃったのに、スーツケースはもうパンパン。そんな時こそパッカブルバッグの出番。小さく畳んだバッグを広げて、買い込んだあれやこれやを詰めていく。あれ、なんかこれ大丈夫か? 見た目がデコボコしていて、いかにも頼りないぞ。これから空港に行って飛行機に乗って帰るわけで、地元の空港を降りても、その先はまだまだ長いし。その間、これを持って歩くのかぁ。ちょっと憂鬱…。

そんなモヤモヤッとした不満や不安を解決してくれるバッグ、いやリュックを見つけたんですよ。それが、ミステリーランチの「IN & OUT(インアンドアウト)」(9500円/税別)です。もうね、広げた状態は普通のアウトドアリュックなんです。でもしっかり小さく畳める。しかも、旅行だけじゃなく普段から使えちゃうレベルの逸品なんです。

■構造に特徴が! よく詰めたなぁ…

畳んだ状態は、単行本ぐらい。すごく小さい、とまではいきませんが、ギリギリコンパクトと言ってもいい! はず…。

63Lのスーツケースと比べてみました。これぐらいなら、行きの荷物に紛れ込ませても大丈夫そう。まぁほら、行きだし。まだ荷物少ないし。

でもこの中に、しっかりしたリュックが入っているとはなかなか想像できません。ということで、さっそく取り出してみましょう。

▲ファスナーを開ける

▲かなり固く入っている中身をぐいぐい引っ張り出す

▲全部取り出そうとするが、実は無理。なぜならポケットをひっくり返して全体を畳んで入れる構造になっているから

▲袋だと思っていたモノをひっくり返したらリュックが誕生! 実は前面のメッシュポケット部分が袋になるのだ

▲背面にはしっかりしたショルダーストラップが! まさかあの塊がリュックになるとは!

正直に言うと、取り出すのはかなり大変でした。思いっきり押し込まれていて、かなりの力で引っ張り出す必要があります。でもあらためてリュックになったモノを見ていると、よくもまぁこのサイズにまで小さくしたな、と感心してしまいます。購入時はコンパクトな状態になっているはずなので、最初に取り出す際に、どう折り畳んで入っていたかを覚えておくことをオススメします。再現はおそらく不可能ですが…。

リュックにして、もう一度スーツケースと比べてみると、かなり大きい! 容量は19L。パッと見は、パッカブルであることが信じられないぐらい。

荷物を詰めれば、立派なアウトドアリュック!

■細部までしっかりアウトドア仕様

ミステリーランチといえば、伝説のバッグデザイナー、デイナ・グリーソンが立ち上げたブランドです。2000年設立とまだまだ新しいブランドですが、その機能性の高さから、徐々にファンを増やしていき、最近は街で持っている人を見掛けることが増えました。正面から見るとY字になったファスナーのリュックを見たことありませんか? あれがミステリーランチを象徴する“3ジップデザイン”です。

そしてこの「インアンドアウト」も、ミステリーランチらしい高い機能性を持っています。

メインの素材は“100D CORDURA Mini Rip”。インビスタ社が開発したコーデュラナイロンは、デュポン社のバリスティックと双璧をなす頑丈なナイロン素材の代名詞。そんなコーデュラの中でもかなり薄手のモノを使っています。なので、当然ながら軽くてかさばらない。なにせパッカブルなので。ちなみに「インアンドアウト」の重さは約400g。持つと本当に軽いんです。

背負って右手側の側面には、メッシュのポケットが付いています(反対側には付いていません)。

600mlのペットボトルもこのとおり。伸縮するメッシュなので、しっかりホールドしてくれて、さらに湿ったモノでも問題なし。これなら濡れた折り畳み傘を入れてもいいかも。

そして、快適さという意味で重要になってくるのがショルダーストラップ。ここもパッカブルといえど妥協なし。たしかに薄いんですが、チェストストラップも付いているし、しっかり体に沿ってフィットします。

さらにショルダーストラップの内側を見ると、通気性を良くするように穴が開けられています。実はこのリュック、そもそもはサミットパック(アタックザック)として作られたモノなんです。ベースキャンプからサミット(頂上)にアタックする際に、必要な荷物だけ入れて使う。だから、軽くて頑丈なんです。

とはいえ、細部にわたって使い勝手は申し分なし。トップ部分を見ると、ファスナーが2つあります。背面側はメイン荷室につながっているんですが、前面側にもファスナーがあります。

ここにもポケットが付いています。結構な容量があるので、2つ折りの財布なら余裕です。モバイルバッテリーなども入れられます。

さらに、前面の大きなメッシュ部分もポケットとして使えます。そう、ここはひっくり返して袋状になる部分です。

かなり大きいスペースで、しかもメッシュはかなり伸びるので、薄手の上着とかを入れておくのにいいかも。

ウェビングベルトも左右に付いています。カラビナを使って荷物を引っ掛けるのに便利かも。

メイン荷室はさすがにシンプルな構造ですが、背面側にポケットが付いています。入り口部分はゴムで伸びる仕様。10.5インチのiPadなら入れられました。さすがに14インチ級のノートPCは難しそうですが…。

これだけポケットが付いていてパッカブル。小さく畳めるだけに、いわゆるアウトドアのバックパックのように背面パッドは入っていません。なので、カタチの悪い荷物を入れると、モロに背中に響きます。でもそこは工夫次第。例えば雑誌のようなモノを背面側に入れておくだけで、背中に何か当たるといったことにはなりません。

これなら、旅行の時だけでなく、普段から使えるレベルです。とにかく軽いリュックを探しているなら、選択肢に入れてもいいのでは。もちろん、旅行時にも活躍してくれることは間違いありません。

■最後は気合い!

せっかくなので、コンパクトな状態に戻してみました。

▲前面のメッシュポケットを全開に

▲ポケット内部を引っ張り出す。ひっくり返すイメージで

▲あとはグイグイ詰め込んでいくだけ。でもなんとなく、左右を内側に畳んでポケットの幅にするといいかも

▲最後にショルダーストラップをむりやり押し込んでほら完成! えっブサイクだって? いいんです、これで

▲こうやってグイグイ押せば、なんとなくフラットになるから

▲手のひらに乗るサイズと軽さ。これなら旅に持っていきたくなるよね

 

>> ミステリーランチ

 

(取材・文/円道秀和<&GP>)

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