買い替え絶好機の今選びたい高性能＆1kg以下の最新ノートPC 5選

ワークスタイル変革が注目される昨今、在宅勤務やモバイルワークに適したノートPC選びは重要だ。2020年1月14日に「Windows 7」の製品サポートが終了することもあり、買い換えの機運も高まっている。さらに、10月には消費税がいよいよ10%への増税。高額な最新モデルを購入するならば、早めに候補を絞っておきたいところだ。

今回は利用シーンごとにオススメのノートPCをピックアップ。1kg未満で持ち運びがラクなモデルだ。

■LTE対応モデルも増え、Wi-Fi接続も手間なく行える

昨今のノートPCのトレンドとして「より軽量に」という流れがある。ボディの素材を工夫することで、もはや800g台は珍しくなくなり、acer「Swift5」のように15インチ台でありながら1kgを切る製品も登場した。また、狭額縁設計により画面サイズを維持しつつ本体サイズを抑え、没入感と広い作業領域を確保する製品も多い。また、テレワークを意識し、Web会議向けの機能を充実させる製品も目立つ。

例えば、NECはスピーカーから発する通話音に指向性を持たせ、レノボは4基のマイクで集音性を強化している。通信に関しても、LTE対応モデルの選択肢が増え、Wi-Fi接続の手間なく、通信環境を確保しやすくなったことは歓迎すべきだ。

高性能化や独自機能で差別化を図る製品もある。ASUSの「ZenBook Pro Duo」はキーボード面にサブディスプレイを配置するアプローチが斬新。高額だが、新しいスタイルとして注目しておきたい。

 

 

ガジェットライター 井上晃さん
スマートフォン関連の記事を中心に、PC、スマートウォッチなど多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿

 

 

1. 最小783gの軽量機も選べる実用性重視なこだわりマシン

NEC
「LAVIE Pro Mobile PM750/NAシリーズ」（13万4800円／税別）

カーボン素材のボディにより837gの軽量さを実現した13.3型ノートPC。駆動時間は短くなるが、783gの軽量モデルも選択できる。キーピッチは18.5mmで打鍵音も小さめ。格安SIMなどを使えるLTEモデルも選択可能。バッテリー駆動時間は約20.0時間（軽量モデルは13.3時間）。

▲ひとりでテレビ電話を利用するときは、「ミーティングモード」を使えばスピーカーからの音が聞こえる範囲を調整できる

【SPEC】
●ストレージ：約512GB
●メモリ：8GB
●CPU：Core i7-8265U 1.8GHz/4コア
●質量：約837g
●ディスプレイ：13.3型ワイド1920×1080
●グラフィックス：Intel UHD Graphics 620
●OS：Windows 10 Home 64ビ ット
●Office：オプションで追加可能
●インタフェース：HDMI×1、 USB3.0Type-Cコネクタ×1、USB3.1 Type-Cコネクタ×1、USB充電機能付きUSB3.1Type-Aコネクタ ×1、SDカードスロット×1
●通信:Wi-Fi、LTE（オプションで追加可能）、Bluetooth5.0
●バッテリー稼働時間: 約20時間

 

2. タブレットスタイルでも使える12.3型の象徴的2in1

日本マイクロソフト
「Surface Pro 6」（11万9800円／税別）

キーボードを兼ねる「タイプカバー」を採用したクラシカルなスタイルで、処理性能に重きを置くモデル。最小構成でも第8世代のi5プロセッサーや8GBメモリを積む。バッテリー駆動はローカル動画再生で最大13.5時間。

【SPEC】
●ストレージ：約128GB～
●メモリ：8GB
●CPU：Core i7-8265U 1.8GHz/4コア
●質量：約784g
●ディスプレイ：12.3インチ 2736×1824
●グラフィックス：Intel UHD Graphics 620
●OS：Windows 10 Home 64ビット
●Office：Microsoft Office Home & Business 2019
●インタフェース：USB3.0Type-Cコネクタ×1、SDカードスロット×1
●通信：Wi-Fi、Bluetooth4.1
●バッテリー稼働：約13.5 時間

※i7モデル、タイプカバーを除く

 

3. コンパクトさと充実した便利機能を兼ね備える一台

VAIO
「SX12 VJS12190511T」（19万4800円／税別）

12.5型でありながらキーピッチ19mmとなる、静音性の高いフルサイズキーボードを搭載。インターフェースが充実し、USB Type-Cポートも備える。格安SIMなどを用いたLTE通信が可能なモデルも。バッテリー駆動時間は最大13.5時間。

【SPEC】
●ストレージ：約256GB
●メモリ：8GB
●CPU：Corei5-82651.6GHz/4コア
●質量：約888g
●ディスプレイ：12.5インチ 1920×1080
●グラフィックス：Intel UHD Graphics 620
●OS：Windows 10 Home 64ビット
●Office：Microsoft Office Home & Business 2019
●インタフェース：HDMI×1、VGA×1、Type-Cコネクタ×1、USB3.1Type-Aコネクタ×1、USB3.0Type-Aコネクタ×2SDカードスロット×1、LAN、盗難防止ロ ック
●通信：Wi-Fi、Bluetooth4.1
●バッテリー稼働：約13.5時間

 

4. さっと手書きも実現する、ペン内蔵の軽量2 in 1

富士通
「UH95/D2」（22万4800円／税別）

コンバーチブルな2 in 1PCで、13.3型のフルHDディスプレイを搭載。約868gの軽量さゆえにタブレットスタイルでも扱いやすく、本体に格納されたタッチペンや、充実したインターフェースが特徴だ。キーピッチは約19mm。

【SPEC】
●ストレージ：約512GB
●メモリ：8GB
●CPU：Corei7-8565U 1.8GHz/4コア
●質量：約868g
●ディスプレイ：13.3インチ 1920×1080
●グラフィックス：Intel UHD Graphics 620
●OS：Windows 10 Home 64ビット
●Office：Microsoft Office Home & Business 2019
●インタフェース：HDMI×1、USB3.1×2、Type-Cコネクタ×2、SDカードスロット×1、LAN、盗難防止ロック
●通信：Wi-Fi、Bluetooth5.0
●バッテリー稼働：約13.5時間

 

5. 15.6型の大画面なのに1kgを下回る軽さ

acer
「Swift5（SF515-51T-H58Y/BF）」（22万4800円／税別）

15.6型のタッチディスプレイを備えるノートPCでありながら約990gという軽量さを誇る。キーボードはテンキーなしで中心に構えられ、指紋センサーも搭載。オーディオにもこだわる。バッテリー持続時間は最大10時間。

【SPEC】
●ストレージ：約512GB
●メモリ：8GB
●CPU：Corei5-8265U 1.6GHz/4コア
●質量：約990g
●ディスプレイ：15.6インチ 1920×1080
●グラフィックス：Intel UHD Graphics 620
●OS：Windows 10 Home 64bit
●Office：Microsoft Office Home & Business 2019
●インタフェース：HDMI×1、USB3.0Type-Aコネクタ×2（うちひとつは充電機能付き）、USB3.1 Type-Cコネクタ×1、盗難防止ロック
●通信：Wi-Fi、Bluetooth5.0
●バッテリー稼働：約10時間

 

（文・井上晃）