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高級ブランド初の完全ワイヤレス「Falcon」は1万円台の”秀作”【イヤホンレビュー】

&GP / 2020年1月18日 8時0分

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高級ブランド初の完全ワイヤレス「Falcon」は1万円台の”秀作”【イヤホンレビュー】

2019年10月に完全ワイヤレスイヤホン「Falcon」を発売した米国のイヤホンブランドNoble Audio。元々は数万円から数十万円のレンジで高級IEM(インイヤーモニター)を発売していたブランドで、開発者であり“Wizard”の愛称を持つジョン・モールトン博士は、マニア界隈では有名なお方です。そんなハイエンドメーカーが実売価格1万6800円前後とお手頃価格で送り出した「Falcon」を実機レビューしていきます。

■iPhoneとAndoroidで音質が別モノ

日本では高級イヤホンで知られるブランド、Noble Audio初の完全ワイヤレスイヤホン「Falcon」。6mmのダイナミック型ドライバー“D.L.C.Driver”と、クアルコム社のワイヤレスチップ“QCC3020”を搭載。Bluetooth 5.0対応でAAC/aptXコーデックに対応しています。独自設計というより業界内では定番感のある設計ですが、音質チューニングはもちろんNoble Audioが手掛けています。

完全ワイヤレスイヤホンとして中型程度のサイズで、重量の実測値はイヤーピース込みで5.4g。耳へのフィット感を重視した人間工学デザインで、耳を蓋するような密着感があります。ヘアライン仕上げのブルーのプレートもシック。防水性能はIPX7と着けたままシャワーも浴びられます。

イヤーピースはePro audioの“Horn-Shaped Tips”という、シリコン製でやや浅めのタイプ。外見は小さくても、フィット感は問題なし。出荷時にMサイズが取り付け済みで、残りのサイズは製品に封入してある“Horn-Shaped Tips”パッケージ内にあります。

外見のプレート部分はマルチファンクションボタンとなっていて、各種操作に対応。再生/停止は左右どちらでも1回押し、曲送り/曲戻しは右ボタンを2回/3回押し、音量+/-は左ボタンを2回/3回押し、左右どちらでも長押しでボイスアシスタント呼び出しにも対応します。

イヤホン単体の連続再生時間は最大10時間。付属の充電ケースと組み合わせて最長40時間。充電ケースは小さいので携帯性にも優れています。

 

■aptXで聴いてみると…

実際にスマホとペアリングして音質もチェックしてみます。

まずはiPhoneと接続して宇多田ヒカルの『あなた』から。高域が強めで女性ボーカルの声はややハスキー。低音はパンチの効いたリズムで鳴らす、ややドンシャリな志向です。外部の騒音のある環境や、小音量で音楽を聴くケース向きですね。BrunoMarsの『24 Magic』は重低音のパワーと音圧感からハイまでメリハリが強烈です。

一方、組み合わせるスマホをAndroidスマホのGalaxyに切り替えてaptXコーデックで『あなた』を聴くと、音のキツさがなくなりバンドやオーケストラの演奏も聞ける情報量志向に。低音の音圧感は収まりますが、こちらは素直に整った音の高音質です。BrunoMarsの『24 Magic』は重低音のパワフルさから中域の音情報まで出て、こちらが本来狙ったサウンドなのかも。

都内のターミナル駅や繁華街で音楽を聴いていても音切れナシ。通信安定性は一定レベルを確保しているようです。

高級イヤホンブランドが初めて完全ワイヤレスに進出したNoble Audio「Falcon」ですが、全方面にバランス良くできた秀作。音質についてはiPhoneとAndroidでやや癖が異なるので、自分の環境でどんな音質かをチェックしておきたいところです。「Falcon」の成功を受けた、Noble Audioらしい次回作にも期待したいですね!

>> Noble Audio

 

>> [連載]イヤホンレビュー

(取材・文/折原一也)

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