もはや斬鉄剣!ほぼ素人でも仕上がりが美しくなる名作ニッパーの切れ味がヤバい

&GP / 2020年7月12日 21時0分

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もはや斬鉄剣!ほぼ素人でも仕上がりが美しくなる名作ニッパーの切れ味がヤバい

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

グリーンのボディに身を包み、やられてもやられても出撃し続ける量産型モビルスーツの代表、「ザク」を作るのが趣味となって約1年。だんだん機体数も増えてきて、部屋がにぎやかになってきました。

▲飾り棚に…ザクがいっぱい…

まあ言い訳すると、忙しい合間を縫って製造するため適当だったり塗装も後回しだったりといろいろ。だけど楽しいんですよねえ、ザクが増えるのが。とはいえ量産機を量産するため家内制手工業するにも限界があるため、ここは作業効率&クオリティアップのために何か対策が必要だなと。

そこで手を出すことにしたのが、究極と名高い名作ニッパーであるゴッドハンド「アルティメットニッパー5.0」です。パチンパチンとライナーから部品を切り出す作業が楽しくなる逸品ですよ。

■驚異の切れ味はまさにカルチャーショック!

「アルティメットニッパー5.0」(4800円/税別)は、Φ3mm以下のプラスチックを切るために生まれたプラモデル用のニッパー。薄く研ぎ澄まされた「切刃」(きりば)と、きれいに切るための「片刃構造」を持ち、刃物で有名な新潟県・燕三条の職人が刃付けと刃研ぎを行うという、徹底したクオリティの追求ぶり。

存在は知っていましたが、まあ価格も価格ですしプラモデルにのめり込んだら購入を検討とか思っていたけど、ハッキリ言って目からウロコというかビームマグナム(意味不明)。

▲なんだ、この切れ味は…

購入してすぐ作業に入ると、一工程目で「えっ!」って声が出ました。誇張でもなんでもなく本当に「えっ!」。何がすごいかと言うと、ライナーを切った感触がないんですよ。前頁で「パチンパチン」と書いたけど、そんな音はしない。むしろ「スッ…」みたいな…、プラスチックが豆腐のようだ!

▲鋭い切れ味が、プラスチックを切ったときに起こる「白化現象」を最小限に抑えます

今まで使ってきたニッパー(超安物)とは異質の存在。そりゃ値段が全然違うとはいえ、ここまでとは…。おそるべし!

▲ちょっと間違えて深く切りすぎたパーツ(右)

とにかくライナーを切り分ける作業がノンストレスになったんですよ。今までは雑に切り離して、気になったら再度カットするか、ヤスリがけするか、放置するかの3択でした。しかし、アルティメットニッパーなら一発で合格点の切り口が出せるわけです。

▲この切断面の美しさ、ハンパない

ただ薄い刃と片刃のため、刃を入れる角度は注意が必要。切るときに捻るのも厳禁。さらにプラ板カット、タグのカット、パーツの切断、ダボ切りはNGというデリケートな扱いが求められます。

まあこれだけの切れ味を出すためには仕方ないのでしょう。というわけで、あっという間に一機が仕上がり、ライナーの切り残しも目立たず大満足。「もっとスパスパ切りたい!」、そんな気持ちにさせるニッパーです。

組み上げると、いつにない美しさ。切り残しが邪魔して部品同士がズレることはないし、スミ入れ+つや消し(トップコート吹き付け)だけで十分のクオリティ。こりゃあ作業が捗るわ。

▲1機目が完成。約2時間ほど

▲気になるのは盾を深く削りすぎた部分くらい

■エントリーモデルの「ブレードワンニッパー」なら扱いやすい!

とはいえ、先に上げた難点も少しあります。チート的な切れ味を保つには油をさすのが当然な上、破損を避けるため刃先で切らないというのは、若干気を使う。私のように雑なメンタルを生まれ持つ人間だと、レベルに見合ってない気もしてきました。

▲赤いグリップが目印

そこで、もうひとつ試したのが同じくゴッドハンドの「ブレードワンニッパー」(3800円/税別)です。こちらはアルティメットニッパーを切れ味グレード「5」とすると、「4」に該当するワンランク下のアイテム。極薄片刃構造、開き過ぎ防止ピン、刃折れ防止ストッパーなどの機能性は同様だけど、アルティメットニッパーよりも刃が長持ちする刃角度に調整されています。

透明プラスチックの切断がアルティメットニッパーはΦ1mmまでなのに対し、ブレードワンニッパーはΦ2mmまで対応。

▲片刃構造なので、刃の裏側をパーツに沿わせるよう切り離します。逆はNG

こちらも一刀目の感触は同じ。「スッ…」ってなる。アルティメットニッパーとほぼ遜色ない切れ味です。切断面も目視レベルでは変わらず、刃は並べるとたしかに若干ブレードワンニッパーの方が厚みがあります。

▲形状はほぼ同じ

▲ブレードワンニッパーの方が、若干ですが厚みがあります。これで刃の耐久性を上げているとのこと

こちらでもザク1機を組み立ててみましたが、もうね作業が早い。今までの組み立て時間が平均3時間くらいだったのに対し、約1時間は早まっています。確実にうまくなっている、ニッパーのおかげで(笑)。

ただアルティメットニッパーに比べて入門者向けとはいえ、ブレードワンニッパーもメンテナンスは当然のごとく必要。まあこれだけの切れ味をキープできるならやりますよ、喜んで!

*  *  *

というわけで2機のメンバーが加わり、ホクホクなわけですが、侮りがたしニッパーのチカラ! 「どうせニッパーなんて何使ったってそんなに変わらないでしょ」と思っていた自分にヒートホークを食らわせたい気分。プラモデル製作のメカニックマンとして認識力の甘さを痛感させられた2つの名作ニッパーでした。

こうやってガンプラ沼にハマっていくのが楽しいわけですが、アルティメットニッパーは本気用、ブレードワンニッパーは練習用みたいに使い分けるとよさそう。高価な「パーフェクトグレード」のガンプラなどで汚い仕上がりになるのは悲しいですからね。

>> 「アルティメットニッパー
>> 「ブレードワンニッパー

<取材・文/三宅隆(&GP)>

 

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