徒歩ソロキャンは軽いが正義!2kg未満の「パンダライト」っていいかも
&GP / 2020年10月4日 17時0分
徒歩ソロキャンは軽いが正義!2kg未満の「パンダライト」っていいかも
イラストレーター・こいしゆうかさんプロデュースのテント「パンダ」は、かわいくて設営が楽でおまけにリーズナブル! キャンプ好き女子のハートを射止めた名作です。
2014年に登場した「パンダ」の人気はおさまることなく、2019年にはインナーを縦にも横にも装着できる新型「パンダ」にリニューアル。さらには、コットン混紡生地製(コットン35%、ポリエステル65%)の「パンダTC+」、バリューコットン(VC)製(コットン60%、ポリエステル40%)の「パンダVC」「パンダVC+」など、素材違いが登場しています。
焚き火好きにとってはコットン混紡のTC製やVC製にも目が向きますが、やはりテント選びでは“軽い”が正義。「パンダ」より約700gも軽くなった「パンダライト」(2万2800円/税別)で「パンダ」シリーズの魅力に迫りましょう。
まずはサイズ比較のためにヘリノックスの「チェアワン」を置いてみました。中央の袋は別売フットプリントでチェアワンよりも小さく、右側のパンダライト収納袋はチェアワンよりも大きめ。43×φ14cm/本体重量1.55kg(総重量1.94kg)で、ご本家「パンダ」(34×φ14cm/本体重量2.26kg)よりも厚みが10cmほど薄くなります。
ちなみにVCは49×16×H25cm/本体重量5.26kg、スカート付きVC+は53×18×H25cm/本体重量4.82kg、スカート付きTC+は53×19×H27cm/本体重量4.38kg。どれもバイクに積載できるサイズですが、さすがにコットン混紡シリーズは重量感があります。
中から出してみました。左からインナーテント、ポール、張り綱+ペグ、フライ、別売フットプリント。それぞれに収納袋があるのでバラバラにして隙間に詰め込むことだってできます。
■四角いフロアなので一発で決まる
フロアのないワンポールテントは、きれいにフロアのカタチを整えてペグを打ったつもりでも微妙にゆがんでいて、ポールを立ち上げてから微調整しなくてはいけません。でも「パンダライト」はフロアが四角いので微調整はほぼ不要。
さっそくフライシートを広げます。フロアが正方形だとわかりますね。
フライシートの角が90度になるよう意識しつつ、端がピンと張るようにペグで固定します。ちなみに写真では地面が硬く、付属のペグでは心許ないので手持ちの鋳鉄ペグを使っています。
ファスナーを開き、付属のポールを内側に立てます。ポールの片側には黒いキャップが付いているので、こちらを下にします。
このままインナーなしでタープがわりに使うのもアリです。コットをいれてもいい感じなんですが、今回はインナーもしっかり付けていきます。
インナーのトグルを頂上のリングに取り付けます。
最後にインナー四隅のトグルをフライのリングに引っかけて完成です。インナーを縦方向に装着する場合は、出入り口側はペグダウンする必要があるので、インナー四隅にはゴムの輪っかも付いています。
ちなみに、ご本家「パンダ」はトグルではなくバックル。ここらへんも「パンダライト」の軽さの理由をうかがえます。
■インナーは2方向に吊せる
初期モデルの「パンダ」はフロアが長方形でしたが、2019年以降のシリーズはフロアが正方形。なのでインナーテントは横方向にも縦方向にも取り付けられます。
奥にインナーテントをセットしました。入り口を両側に広げて出入りできます。縦方向にセットする場合、フライの出入り口は半分になりますがインナーに雨が入り込みにくくなります。
インナーは220×100×H135cmの長方形で、ひとりが横たわるとぴったり。着替えなど小物を置くスペースも確保できます。
上部には2か所、ベンチレーターを装備。フルクローズにしても地面からの湿気、呼気をスムーズに排出します。
フライシートは前後同じ形になっているので、インナーテントを装着した状態で前後を大きく開けば心地よい風を感じながら眠れるし、インナーテントなしでタープのように使うこともできます。
フライは240×240×H150cm。インナーのない場所にはソロ用テーブルなど大きめの道具だって置けます。インナーとフライは20cmほど隙間があるので、風で押されてもインナーとフライがくっつかないのも安心です。
ちなみに、インナーテントの背面側はファスナーがありません。取り付ける際に注意しましょう。ファスナーがない代わりといってはなんですが、三角形の小さなポケットがあるので、小物はこちらへ。
フライシートとインナーのボトムは20Dリップストップナイロンという、とても薄く、しなやかな生地が採用されています。「パンダ」のフライは40Dリップストップナイロン、インナーは68Dポリエステルタフタなので「パンダライト」の薄さ・軽さがよくわかります。
* * *
「パンダ」はキャンプ初心者でも簡単・きれいに設営できるワンポールテントです。素材と仕様を見直し、もっと軽くした「パンダライト」は、徒歩キャンプや飛行機を使うキャンプ旅向き。より気軽なテントになっています。
>> テンマクデザイン
<取材・文/大森弘恵>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
【関連記事】
◆重ねる寝袋システムで快適温度を3℃から-12℃まで変えられるぞ!
◆これが1000円ちょっと!? 専業メーカーの焚き火用革手袋は高コスパで高性能!
◆アメリカの漁師御用達「アラスカンスニーカー」が日本上陸
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
キャンプギアブランド「VASTLAND」、快適性をアップデートした「ドームテント デュオ」を2024/4/20(土)に発売
PR TIMES / 2024年4月13日 14時40分
-
抜群の軽さと高い耐風性を誇るモンベルのシェルターがアップデート!
&GP / 2024年4月6日 9時0分
-
今売れている「テント」おすすめ&ランキング ソロ向けからファミリー向けまで、人気モデルをチェック!【2024年4月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年4月3日 12時15分
-
機能美に優れるキャンプ道具を探しているならトウキョウクラフトのシェルターとタープをチェック!
&GP / 2024年3月29日 19時0分
-
「ソロキャンプのテント」おすすめなのは自立式? 非自立式? どちらも使用する筆者が選び方を解説
Fav-Log by ITmedia / 2024年3月23日 19時30分
ランキング
-
1結婚式当日に体調不良に……用意していたご祝儀はどうすれば良い? 【冠婚葬祭のプロが解説】
オールアバウト / 2024年4月17日 20時35分
-
2道の駅に出没した“ぶつかりおじさん”。証拠を突きつけると「警察にだけは言わないで」と泣きついてきて…
日刊SPA! / 2024年4月17日 15時53分
-
3上方修正の「ビックカメラ」下方修正の「ヤマダデンキ」何が家電業界トップ2の明暗を分けたのか
MONEYPLUS / 2024年4月18日 7時30分
-
425卒が行きたくない会社、2位「転勤が多い」、1位は?
マイナビニュース / 2024年4月18日 9時3分
-
5プーチン氏が“やられると困る”作戦とは? 「第三国でも攻撃するぞ」発言の真意 ウクライナのF-16登場を前に
乗りものニュース / 2024年4月18日 6時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください