デカトロンにも焚き火台はあるぞ!ケシュア「キャンプ ウッドストーブ」はかなりの本格派
&GP / 2021年1月5日 20時0分
デカトロンにも焚き火台はあるぞ!ケシュア「キャンプ ウッドストーブ」はかなりの本格派
「ケシュア(Quechua)」はフランス発のスポーツブランドが提案するアウトドアブランドで、近年のキャンプ人気とともに日本での存在感がぐんぐん増しています。
デイキャンプ用のイメージだったポップアップテントを1泊できる本格仕様に仕立てたことで有名ですが、日本にある2つの直営店(デカトロン)にはファニチャーや調理器具に至るまで燃焼系以外のキャンプ用品がズラリ。しかもコスパが抜群にいいと今注目のブランドなんです。
そんなケシュアが2020年秋、待望のストーブ「キャンプ ウッドストーブ MH500」(9900円)を発表しました。
ヨーロッパのキャンプはトレーラーを使ったスタイルが主流ですが、この焚き火台は日本のキャンプシーンと相性がいいのでしょうか? 使ってみました。
■フランスらしいブルーのケースに入ってます
ファスナーで大きく開くソフトケースは、使い方から注意事項までカッコよく記載されています。
ソフトケースの前面(画像左)には「キャンプ ウッドストーブ MH500」のサイズ、裏側(画像右)には使い方、消火の手順、注意事項がイラストで記されています。注意事項の上2コマが今ひとつわかりづらいですが、どうやら「焚き火OKの場所」で使い、乾燥など「焚き火禁止」の看板がある所では使用禁止を意味しているよう。
おもしろいのは使用後の処理の仕方で「火が消えたことを確認したら、水を掛けて本体を冷やし、灰受けの灰を取り除く」。消火後に水をかけることを推奨するウッドストーブは少ないですし、確かにこのほうが早く本体が冷えて片付けられます。
ケースの中にはステンレス製の本体と、ストロー状の金属棒が入っています。本体はφ22×H24.5cm、重量1.38kg。とくに組み立てることはありません。
金属棒の正体は、熱くなった本体をちょっと移動させるときや、まだ熱い灰受けを取り外すなんてときに使うハンドル。決して火ふき棒ではありません。
上からも横からも薪を入れられます。そのままクッカーやケトルを載せて調理ができますが、そんなときは横から薪を入れて火力をキープできるのがいいですね。
■二次燃焼できれいでパワフルな炎
「キャンプ ウッドストーブ MH500」は内側に壁がある二次燃焼タイプのストーブで、パワフルな炎と燃えかすが少ないのが自慢です。
内側の壁と外側の壁の間の空気があたためられ、写真では見えづらいのですが内壁の上部に小さな穴が空いていてそこから熱い空気が噴き出します。この熱によって燃え切っていないガスを燃やすため残る灰はごくわずか。
上部のスリットが入ったところはゴトクで、わずかながらですが風防の役割があるため熱が逃げにくいようでとてもよく燃えます。
また、底は大きめのメッシュ状になっていて、空気を効率よく取り入れるとともに灰がたまりにくくなっていることがわかります。
灰受けは引き出し式で、丸い穴に付属の金属棒を突き刺せば、火を消した後のまだ熱が残る状態でも灰を取り除けます。
上から多めの小枝を突っ込んでサイドから種火を入れ、すぐにこの薪投入口を閉じて着火。煙突効果+ほんの少し上が狭くなっているためか本体の温度が上がるのが早いのでしょう、すぐに勢いよく燃えはじめて二次燃焼がはじまるのもスピーディー。
小型焚き火台は、勢いよく燃えていたと思ったら途端に火力が低下してご飯を上手に炊けない…なんてことになりがちですが、「キャンプ ウッドストーブ MH500」は横から薪を補充できるし、φ5×15cmのちょっと太めの薪まで対応するのでまずまず調理もしやすいんですね。
* * *
徒歩キャンプ派には少々重いですが、熱を蓄えやすくスピーディーに調理向きの熱を得られます。何よりも準備と片付けに手間がかからず、素早く片付けるため水をかけて冷やしてもOK。見た目はエレガントなのに、ちょっとラフな扱いができるのが「キャンプ ウッドストーブ MH500」の魅力。コンパクトカーでも積載しやすく、思い立ったら気軽に焚き火ができるので日本のキャンプシーンでも出番が増えそうです。
>> デカトロン
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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