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愛用品に育てたい!純銅製の小さな雪平鍋で自炊がんばる!

&GP / 2021年1月10日 21時0分

愛用品に育てたい!純銅製の小さな雪平鍋で自炊がんばる!

愛用品に育てたい!純銅製の小さな雪平鍋で自炊がんばる!

【&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!】

いきなりですが、銅鍋買っちゃいました。直径約15cmの小さな銅の雪平鍋です。

昨年のステイホーム期間から続く在宅勤務で、昼食をちゃんと自炊するように。最初はちゃんと作っていたんですが、徐々に(めんどくさくなり)手間を掛けない方向にシフト。その流れに沿って、調理道具を刷新していきました。

最初に買ったのが、めっちゃよく切れるキッチンバサミ。次が、めっちゃよく切れるピーラー。その次が、270℃まで大丈夫という耐熱トング。無印良品のシリコンスプーンは以前から持ってました。

このように調理器具的なモノは充実していったのですが、なぜか鍋は3年半ほど前にワンコインで買った小さな片手鍋を使い続けていました。とっくにボロボロなんですが、軽くて小さくて使い勝手が良く、ダントツの稼働率。最前線で働き続けたその姿は“星の数よりメンコの数”を地でいく古参の軍曹のような佇まいです。

たしかにお気に入りなんですが、1点だけ気に入らないところが。それがバランス。

平面に置くとギリギリ保てるバランスが、ガスコンロの上に置くとこのとおり。五徳が問題なのか、コンロ中央の飛び出ている温度センサーが問題なのか、空っぽの状態で置くと傾いてしまいます。何か入れたら安定してくれるんですが…。軽さの代償なのは分かってる、分かってるけどさ。

そこで、せっかくいいモノを揃えてきたんだから小鍋も、となりまして、選んだのが銅の雪平鍋(7700円)です。

ワンコインから一気にジャンプアップ! こんな良いモノを使いこなせるのか? そもそも銅製品って手入れとかめんどくさくないの? いろいろ分からないことだらけなんですが、鍋を探しに行った浅草・合羽橋の飯田屋でひと目惚れしちゃったんだから、しゃーないよね。

 

■使う前にいきなりカスタム

サイズはこれまで使っていた小鍋より気持ち大きいぐらい。ただし重さは倍ぐらいあります。空の状態で五徳に置いても貫禄の安定感です。

そしてこの雪平鍋、使う前にやることがあります。購入段階では木製の柄が固定されていません。小さな釘が付いていて、それで固定する必要があります。

トンカチでガシガシ叩いて、あっという間に釘打ち完了。

柄が固定されました。ネジじゃなく釘ってところが、なんかいい。

通常はこれでおしまいなんですが、最も使うであろう小鍋なので、常に取りやすいところに置いておきたい。要するにキッチンのフックに掛けておきたいのですが、引っ掛ける部分がない。

なのでヒモを付けることにしました。

インパクトドライバーに木工用の穴開けビット(6mm)を装着し、一気にいきます!

柄がやわらかい木だったので、あっという間に貫通。でも、下に土台となる木片を置いて、そこに押し付けながらやるべきでした。貫通した向こう側の穴周辺がちょっとめくれ上がっちゃいました…。安全のためにも、正確にキレイに穴を開けるためにも、木片を用意したほうがいいかもしれません。

気を取り直して、ちゃちゃっと穴まわりにヤスリをかけて、革紐を通して完成。

これで引っ掛けられるようになりました。うん、満足。

 

■まず作ってみたのは…

しかしあらためて見てみると、道具感がすごい。雪平鍋特有の表面の打ち出し模様(槌目)が均一ではないことから、人の手が入っていることが分かります。

メーカーである丸新銅器は金属加工で有名な新潟県燕三条地域にある、銅製の調理器具を手掛ける会社。銅の玉子焼き器が有名のようですが、この雪平鍋も十分魅力的です。

銅の特徴はなんといっても熱伝導率が高いことにあります。全体に均一に熱が入るため、弱火で玉子焼を作るとふっくらするとか。ちなみに、使っていくうちに緑青(ろくしょう、りょくしょう)という錆が発生することがあります。昔は緑青は有毒だと考えられていたそうですが、1984年に厚生省(当時)が研究した結果「無害に等しい」と発表しました。また緑青が発生しても取る方法はあります。

てなことを買ってから調べて、知りました。完全なる付け焼き刃です。銅の調理器具ってプロが使っているイメージがあるんですが、それっておそらく熱伝導率が高いからなんだろうなと。そのぐらい無知です。

しかもこの飯田屋の雪平鍋(おそらく別注であろう飯田屋オリジナル)は、内側に錫引きしていない純銅製。一般的な銅鍋や銅のフライパンは、緑青を防ぐために内側に錫をコーティングするか焼き付けているのですが、これはナシ。ピュア銅。錫があると当然、熱伝導は悪くなりますが、これは銅のみだから熱伝導率はバツグンに高いんだとか。たしかに、言われてみれば内側もすべて銅が見えてるわ!

ちなみに鍋に付いていた使用上の注意には「空焚きしないで」「調理したものを鍋の中で長時間保存しないで」と赤字で書かれていました。注意します。

そして手に入れたら、すぐに使ってみたくなるわけです。さっそく何か作ってみます。

まずはお湯を沸かす。たしかに、いつもより沸騰するのが早い気がする。時間なんて計ってないので、あくまで気分ですが。

沸騰したら麺投入。記念すべき純銅雪平のファーストレシピは「サッポロ一番 しょうゆ味」。微妙に鍋の径が小さくスポッと収まりませんが、気にしません。どうせすぐに麺はやわらかくなるし。

ちゃちゃっと完成。いつものインスタントラーメンも銅鍋に入っていると、高級感があります。もちろん気分です。

大きめの注ぎ口がイイ! 器に移しやすい!

*  *  *

これまで小鍋を使って作ったモノを思い浮かべてみたのですが、袋麺以外出てきませんでした。これはいかん。せっかくイイ鍋を手に入れたんだから、味噌汁作ったり、ブロッコリーやいんげん茹でたり、煮物作ったり、あとはー、あとはー…。いろいろ使ってみます!

初めてコンロで火にかけた時から、使い倒して柄が外れたら新しい柄に変えよう、一生モノにしよう、そう思ってしまう鍋でした。決して高価だからというわけではなく、銅の質感や重さ、手にした時の道具感がそう思わせてくれるのかもしれません。そして道具だからこそ使わなきゃ意味がない。これからも自炊がんばります!

そうそう軍曹ですが、さよならするのが忍びないので、まだ置いてあります。こっちも使っていければいいな。

>> 飯田屋

<文/円道秀和(&GP)>

 

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