追加パーツなしで高さを変えられるogawaのコットが快適すぎる!
&GP / 2021年1月15日 20時0分
追加パーツなしで高さを変えられるogawaのコットが快適すぎる!
キャンプで睡眠の質を高めようと考えたとき、候補にあがるのがコットでしょう。良質なマットがあればそれだけでかなり寝やすくなりますが、コットを使えば地面から冷えを完全に遮断でき、さらに浮遊感を堪能できます。
特に雪中キャンプは、どんなに平らにしたつもりでも体温や体重で接地面は凸凹になり、寒さに加えて背中の違和感を感じつつ眠ることになります。そんな時はコットの恩恵を存分に享受できるんです。さらに夏は、背中に熱、湿気がこもりません。
それほどまでに使えるコットですが、購入をためらう理由があるとすれば、テント内の圧迫感と組み立ての手間にほかなりません。
自宅の家具でも言えますが、家具は背が高いほど窮屈に見えます。テントの場合、天井に近くなるほど狭まっているのでその傾向が顕著。かといってローコットだと夏、タープの下でゴロンと寝転ぶには地面に近すぎて埃っぽい。何よりもローコットは立ち上がるのが大変です。
すでに市場には高さを変えられるコットがありますが、その多くは追加の脚を差し込む方式。脚がオプション扱いだとやはり購入をためらうし、手に入れたとしても脚を忘れたり失くしたりするとローコットとして使うしかありません。
ogawaの「ハイアンドローコットワイド」(2万1780円)は、脚パーツを追加することなく高さを変えられる話題のコット。しかもワイドタイプ! 以前、春先のキャンプで寒くて眠れなかった経験を持つスタッフが、冬キャンプで試してみました。
収納サイズは19.5×59×17cm、重量5.2kg。ワイドコットなのでやはり大きいのですが、巾着型の収納袋に入っていて、腕や肩にひっかけて持ち運べます。
中に入っているのは両サイドのフレームと脚部、そしてベッド生地。脚部パーツ1本で両側のフレーム4か所を支えます。これこそが「ハイアンドローコットワイド」の特徴です。
それでは組み立てていきましょう。まずはベッド生地のスリーブに、フレームを通します。スリーブには脚部を取り付けるための穴が空いていて、安価なコットはこの段階で躓くのですが、「ハイアンドローコットワイド」はスリーブの設計が絶妙でフレームが穴から飛び出てイライラすることがありませんでした。
次に脚部パーツを組み立てます。地面に接する脚側には穴が4個あるのでハイコットなら内側、ローコットなら外側の穴に差し込んでおきます。
脚部のソケットをフレームに当てたら、反対側にあるレバーを押しながらフレームに押し込みます。このあたりはほかの軽量コットと同じ仕組みです。
組み立てた後でも思い立ったらすぐに高さを変えられます。ここが最大のポイント。その場で高さを変えられるのはとっても便利。
使用サイズは191×71cmで耐荷重120kg。ベッド生地はポリエステルで薄すぎず厚すぎず。頼りがいがあり長く使えそう。
▲ロースタイル(高さ25cm)
▲ハイスタイル(高さ42cm)
高さは42cmと25cm。似た仕組みのコットはありますが、この「ハイアンドローコットワイド」はワイドだからか高さの差が大きく、視界の違いがはっきりわかりました。それに、当然、生地は体重で沈み込むし、長く使っていると沈み込みも大きくなるでしょう。でも、ローでも高さは25cmあり、芝生が伸びたサイトで使っても葉先がくっつく心配はまずありません。
ソロテントに入れた写真で比較すると、ハイコットにするとかなり中央よりに置かないといけないことがわかります。ワンポールテントだと“ハイコットはなんとなく圧迫感がある”どころではなく、実際に有効面積が狭くなるんですね。
* * *
気軽に高さを変えられるコットはやはり便利です。このシステムを成立させる脚部は安定感があるのか疑問でしたが、中央に伸びるフレームのおかげでしょうかねじれ感はなく、また接地面がボール状になっているので高さを変えても安定していました。フロアレステントだけでなくフロアありテントで使っても生地を傷めにくいのも気が利いています。
▲ハイだと立ち上がりやすい
生地がこすれる音がたちにくく、ワイドサイズで幅広と言われるogawa「インフレータブルマット」(幅55cm)よりも10cm以上余裕があり、窮屈に感じません。ゆとりの寝心地と組み立ての簡単さ、そしてogawa品質をプラスしているわけですから、ULにさほどこだわらない人なら“買い”ですね。
>> キャンパルジャパン
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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