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「はかる」の精度をアップして"おうちコーヒー”をよりおいしく!

&GP / 2021年4月4日 21時0分

写真

「はかる」の精度をアップして"おうちコーヒー”をよりおいしく!

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

「コーヒーは沼である」

誰が言ったか知らないけれど、それは間違いありません。なぜならいま、ずぶずぶにハマっているから。

幸か不幸か、焙煎もしているカフェの密集地域に住んでいます。だからこそ出合ってしまった驚くほどおいしいコーヒー。

こういうのを家でも飲みたい!となり、右も左も分からないところから、ドリッパーを買い、ケトルを買い、ミルを買い、あれよあれよという間に器具が増えていきました。その間に、近辺のロースターで手当り次第に豆を買っては淹れを繰り返し、いまや全身どっぷりコーヒー沼に浸かっています。

そしていま、豆や器具、淹れ方などを日々試しつつコーヒーを飲みまくっているわけですが、どうしてもひとつだけ気になることがありました。それがスケール(はかり)です。

▲我が家のコーヒー器具スペース。左からスケール、調温機能付き電気ケトル、電動ミル

多くのカフェで使われている超人気&定番のコーヒースケールを使い続けていてるんですが、1点だけ不満というか気になることが。それが表示される数字の動き。ちょっとだけ遅いんですよね。

ドリップコーヒーを淹れる際は「はかる」ことがいくつもあります。豆の量、お湯の量、そして時間。コーヒースケールは、この「量る」と「計る」を1台でできるようになっています。そしていま使っているコーヒースケールだと、豆やお湯を入れて数字が止まるまでに一瞬だけ時間がかかるんです。

軽いし操作は簡単だし余計な機能は一切なし。この必要十分な点と乾電池で動く手軽さといった"ちょうどいい”ところが、広く愛されている理由だと思います。本当にいいモノなんですよ。でもね、一度数字の動きが気になりだした身としては、なんとかしたいわけです。

そこでいろいろ調べてみると、評判が高いスケールがありました。アメリカの新興ブランド、ブリューイスタ(Brewista)の「Brewista Smart Scale 2」(1万5180円)です。価格はかなりのものですが、これだけ出すんだからきっと期待に応えてくれるはず。いや、応えてくれなきゃ困ります。
 

■計測モードが6つも付いてる!

▲左が「Brewista Smart Scale 2」で、右がHARIOの「V60ドリップスケール」

サイズはかなり小さく、実測で幅11cm、奥行き13cm、高さ2.5cm。重さはずっしりとした約240g。

上部のシリコンパッドはのっかっているだけで、取り外しても使えます。でも滑り止めになるので付けておきます。

電源は内蔵バッテリー式。サイドにMicroUSBポートが付いていて、ここから充電します。

コーヒー器具スペースに置いてみると、その小ささがよく分かります。そしてディスプレイはライト付き。これ地味にうれしい!

スケールにはボタンが4つ。どれもクリック感があり、左下の【MODE】は計測モード選択、右下の【TARE】は重さを量る機能のリセットボタンになります。

搭載するモードは6つで、ひとつはマニュアルモード、4つはエスプレッソ用で、ドリップ用はひとつだけ。さすがエスプレッソがメジャーなアメリカ生まれだけはあります。コンパクトなサイズ感も、どうやらエスプレッソマシンに置くためのよう。

とはいえ、こちとらドリップオンリー。使うのは当然、ドリップ用のモード6だけです。

そして最も気になるディスプレイの数字の動きですが、かなりリニアに反応します。そう、こういう動きをして欲しかったんです。

ほんの少しの差ではあるし、ちゃんと「はかる」ことができればいいわけですが、やっぱり数字が即座に動いてビシッと止まってくれると気持ちがイイ!

しかもドリップ用のモード6は、ボタン操作を最小限にしてくれる工夫がたくさんあったんです。
 

■ボタンを押すのは2回だけ!

では豆を量るところから淹れるところまで順を追って見ていきましょう。ディスプレイの右側は重さで左側はモードと時間が表示されます。

①【ON/OFF】ボタンを押して電源を入れる

②計量カップ(ミルの粉受け缶を使用)を置くと、重さを表示したあと自動で0gに

③重さを量りながらコーヒー豆を入れる

④コーヒー豆の重さが表示される

⑤サーバーとドリッパーを置く。ここでも重さは表示される

⑥ドリッパーに挽いた粉を入れる

⑦【TARE】ボタンを押して重さをリセット

⑧ここでお湯を落とし始めると、自動的に重さと時間の両方を計測開始

⑨抽出完了!

⑩サーバーとドリッパーを外したら5秒間だけ重さと時間が表示され、その後どちらも自動的にリセット

⑪いただきます

コーヒーが淹れ終わりました。電源を入れっぱなしにしていても、オートオフモード(デフォルトでは180秒。設定可)があるので、電源の消し忘れはありません。ドリップ後って、カップに移したりドリッパーを移動させたりと、なんやかんやとやることがあるので、勝手にオフになってくれるのは助かります。

そして、電源を入れてから抽出完了までにボタンを押したのはたったの1回だけ。マニュアルでやる場合は、電源オンのあとに

1. 計量カップを載せて重さをリセット(→豆の量をはかる)
2. サーバーや粉を入れたドリッパーを載せて重さをリセット(→抽出量をはかる)
3. 抽出開始時にタイマースタート(→抽出時間をはかる)

と3回ボタンを押さなけれならないのですが、「Brewista Smart Scale 2」ならたったの1回。とくに②の、自動で0gになってくれる機能は感動モノです。

ブリューイスタは2014年にアメリカで生まれたブランドで、バリスタやロースター、エンジニアなどがコーヒー器具を開発しているとのこと。スペシャリストが手掛けているからこその、ハンドドリップ時の動きや手順を考えた機能性なんですね。当初は数字が即座に反応する機能が目的でしたが、使ってみるとかゆいところに手が届く逸品ということが分かりました。

最近、自宅でドリップを始めたという人は、ぜひ「はかる」を意識してみてください。特別な器具は必要ありません。豆の量、お湯の温度、蒸らし時間、抽出時間などを、自宅にあるキッチンスケールやタイマーではかるだけでOK。それだけで、おうちコーヒーがぐんとおいしくなりますよ。

そしてコーヒーの奥深さを知り、みごと沼にハマってしまったら、ぜひコーヒースケールの導入を!(笑) 普通のキッチンスケールよりは高いけど、満足度も高いこと間違いなしですよ。

>> Brewista

<文/円道秀和(&GP)>

 

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