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合体しても単独でも使えるザ・ノース・フェイスの新作テント「エバシリーズ」

&GP / 2021年4月21日 21時0分

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合体しても単独でも使えるザ・ノース・フェイスの新作テント「エバシリーズ」

2021年も各社から多数の新作テントが登場していますが、とびきり注目度が高いのがTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の大型シェルターにもなる「エバベース6」(6万6000円)とアウトフレーム構造の「エバカーゴ2」(2万900円)、「エバカーゴ4」(3万1900円)というエバシリーズでしょう。

ザ・ノース・フェイスといえば極地探検向きのウエア&ギアを開発し続け、トップアスリートたちの信頼を勝ち得てきたブランド。オートキャンプ用テントの開発も手抜きはなさそう。そんな期待感もあるからでしょう、初回予約分はあっという間に完売したそう。

それほどまでに話題となった理由は? 「エバベース6」と「エバカーゴ4」のサンプルを取り寄せました。

シリーズの核となるのがこの「エバベース6」。さっそくたててみましょう。

 

■大型シェルターとしても使える「エバベース6」

収納サイズはφ30×74cm、重量約9.55kg。一般的なキャンプ用ドームテントよりもわずかにコンパクトで軽く仕上げています。

収納袋に入っているのは本体(フライ&インナー)と3種類5本のフレーム、ピンペグ。種類ごとにきれいに色分けされています。

本体を広げるとスリーブの縁がオレンジ、グレー、黒の3種類あることがわかります。フレームと同色のスリーブに差し込んでいけばいいシステムで、説明書不要ですね。

フレームを立ち上げたら、フレームと同色のウェビングを探し、そこのグロメットに差し込みます。屋根の上にも短いポールを差し込むので忘れずに。

上から順番にフックを引っ掛けていき、交差部分はウェビングを巻きつけ面テープでしっかり固定します。あとはペグでテントの裾と張り綱を固定するだけ。シンプルかつスピーディーに設営できます。

インナーを吊り下げて完成です。

サイズは305×305×H206cmで、インナーテントもほぼ同サイズ。一般的なファミリー用ドームテントの床面積が300×250cmで4〜6人利用を想定しているので、「エバベース6」はかなりゆったりしていることがわかるでしょう。

それに見ての通り、壁面が垂直に近い角度で無駄がありません。

インナーはオールメッシュで四方に大型ドアパネルを持っているのでかなり明るく、風通し良好です。前室がほとんどないのが気になりますが、上部にキャノピーが付いていますし、ドアパネルを閉めれば雨が降り込むことはないでしょう。

「エバベース6」の真骨頂はコレ。アウトフレーム構造+吊り下げインナーのためビッグサイズのシェルターになること。スタンディングテープのおかげで自立するのもうれしいですね。

しかも、前後の大きなドアパネル部分には同シリーズの「エバカーゴ4」、サイドの小さなドアパネルには「エバカーゴ2」がピタッと接続できるんです。

 

■コンパクトな4人用テント「エバカーゴ4」

こちらが「エバカーゴ4」。「エバベース6」同様、でっかいドアパネルが印象的です。

「エバカーゴ4」の収納サイズはφ25×64cm、約5.05kg。4人用テントとは思えないほどコンパクトです。

インナーとフライ、フレーム2本とピンペグというこれまたあっさりシンプルな内容物。

フレームを2本、平行に通すトンネル型です。

「エバベース6」同様、同色のスリーブ、ウェビングを探してフレームを通していきましょう。

設営サイズは234×229×H174cm。スッキリした横顔ですが、よく見ると後部ドアの上にベンチレーターが付いています。

吊り下げ式のインナーテントは4人就寝なので一人分の幅は50cm程度。夏なら3人利用のほうが涼しくていいかも。

 

■「エバベース6」+「エバカーゴ4」

「エバベース6」と「エバカーゴ4」を合体。誂えたかのようなシルエットです。

単独ではベンチレーターが少ないことを危惧しましたが、接続した「エバベース6」のパネルを開放しておけば、「エバカーゴ4」の後方ベンチレーターとうまく作用するというわけ。エバシリーズは接続して使うのが最適解なのでしょう。

そしてどちらのテントも前室がほとんどないのですが、組み合わせて使うことが前提であれば納得。

接続部分のパネルを巻き上げて「エバベース6」のテープを使って固定します。これでピタッと隙間なく埋まります。この仕組みは「エバカーゴ2」も同様。

今回は「エバベース6」のインナーを取り外して接続しましたが、スカート付きですし、インナーを取り付けたまま接続すれば秋冬の引きこもりキャンプでも重宝しそう。

また、「エバベース6」の出入り口が1か所確保できればいいので、最大3張りの「エバカーゴ」をくっつけられるのもユニークです。アクティブなファミリーは「エバカーゴ2」を遊び道具の収納場所として「エバカーゴ4」を寝室にする、たまにはひとりで「エバカーゴ2」とともに釣りに出かける、「エバカーゴ4」を2張りくっつけて三世代キャンプをするなんて使い方もできそう。

*  *  *

単独でも接続しても、すっきりデザインで、手持ちの道具との相性バッチリ。「エバベース6」と「エバカーゴ4」をセットで10万円以下、約15kg。「エバカーゴ2」を追加しても12万円でお釣りがきて重量は20kg以下。今どきの大型快適2ルームテントは重量20kg以上が当たり前で20万円ほどするものも珍しくありません。そう考えるとかなりリーズナブル。

どうやって組み合わせて使おうか、考えるだけでも楽しく夢がある。このあたりが多くのキャンパーを惹きつけるのでしょう。

>> ザ・ノース・フェイス

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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