キャンプ中、ライターを探してばっかり? だったら「ファイヤースリーブ グロー」はいかが
&GP / 2023年5月27日 19時0分
キャンプ中、ライターを探してばっかり? だったら「ファイヤースリーブ グロー」はいかが
【アウトドア銘品図鑑】
ライターはキャンプの必需品です。
焚き火、調理、ランタンへの着火など、それはもういろんなシーンで使われるわけですが、ZIPPOみたいなオイルライターでもない限り結構ぞんざいに扱っていませんか?
使ったあと、元の場所に戻せばいいんだけど、ファミキャンやグルキャンだとそうもいかず。ポイッとテーブルに置いたままにしたり、ときには投げ渡してそのまま…だったりもするわけです。
全部自分で管理できるソロキャンプですら、ポーチに戻したと思っていたのに無意識にパンツのポケットに入れていて驚くなんてことがしばしばあります。
1泊2日のキャンプで何度も何度もライターを探すことに辟易している人に朗報。
エクソタック「ファイヤースリーブ」はBIC社のフリント式「レギュラーライター J26」専用の防水ケースで多くのキャンパーに愛されていますが、この春、蓄光モデル「ファイヤースリーブ グロー」(2970円)が発売されたんです。
■半透明のラバーボディがライターを守る
「ファイヤースリーブ」のスタンダードモデルはブラックとオレンジですが、「ファイヤースリーブ グロー」は半透明でライター本体の色が透けて見えます。オレンジやブルー、白、黒などBIC社らしい本体の色がうっすら透けるのがイイ。
▲全長12.6cm、重量42.5g
ラバーボディに黒いキャップが付いています。キャップと本体、どちらにもストラップ用の孔があるので、好きなストラップを取り付けられます。試しに本体にパラコードを付けましたが、これだとキャップを紛失しそう。ストラップを付けるならキャップ側のほうがいいかも。
▲「ファイヤースリーブ」上部には、横方向に切れ込みがある。切れ込み側にスイッチがくるようライターを押し込む
「ファイヤースリーブ」シリーズはBIC「レギュラーライター J26」専用。
「レギュラーライター J26」は寒い日も安心のイソブタンが充填されているし、フリント式なので、濡れてもよく乾かせば使えるキャンパー御用達ライターですが、コンビニではなかなかお目にかかりません。一部のドラッグストアやたばこ屋さん、アウトドアショップまたは通販で入手しましょう。
ライターが底に届くまで押し込みます。ピッタリサイズですが本体はラバーで引っかかることなく、ぬるぬる入っていきます。
ちなみに「ファイヤースリーブ」本体に溝っぽいものがありますが、黒いキャップはねじ込み式ではなく押し込むだけ。
しなやかな「ファイヤースリーブ」単体ではちょっと力を加えるだけでキャップがはずれてしまいますが、ライターを装着することでピタッと密着。まっすぐキャップを引っ張らないとはずれることはありません。
▲防水性は水深約1m
水に浮かべるとこの通り。きれいに浮きます。カヌーやSUPで遊んでいるときに湖面に落としても、慌てずに救出できるというわけ。
ちゃんとキャップが閉まっていれば、浸水することもありません。
たとえ雨が当たる焚き火テーブルの上に置きっぱなしにしても、乾燥時間不要ですぐに火をつけられます。これ、便利。
それに防水ということは、キャップを閉めておくことで埃が入りません。ライターのトラブルはその多くが、ポケットなどに入っていた細かなゴミがライター内部に入ってしまったのが原因だといわれています。ケースに入れることでトラブル発生を低減できるのもいいですね。
■ガスロックは便利だけどクセ強めかも
「ファイヤースリーブ」シリーズ上部にある切れ込みはガスロック機能。ライターのボタンを押さえておける機能なんです。
▲ガスロックを使えるのは30秒以内
ライターのボタンを押し続けるのって、結構面倒ですが「ファイヤースリーブ」シリーズの場合、切れ込みを利用して物理的にボタンをロックできるので、マントルの空焼きみたいに長く押し続ける作業に重宝します。
ただ、新品時はラバーが少し硬いためでしょうか、ロックする作業にはコツが必要で、片手では厳しいかも。使っているうちにラバーがやわらかくなればいいのですが。
▲本体に太陽光を蓄え、時間をかけて発光
限定モデルの「ファイヤースリーブ グロー」は、本体が蓄光ラバーで、太陽光に含まれる紫外線に反応し、暗くなるとぼんやり光り、徐々に光が弱まります。
条件によりますが、ぼんやり光を放っていたのは、おおよそ2〜4時間といったところ。「ファイヤースリーブ」のスタンダードモデルとは違って、黄昏時のキャンプサイトでアピールしてくれるのはうれしいですね。
それに本体が半透明なので、オレンジや白の「レギュラーライター J26」であれば、光が消えても見つけやすい。
「ファイヤースリーブ グロー」が光るには、それなりの時間、太陽光を浴びさせる必要があります。使用後、すぐにポーチにしまう几帳面な人は、スタンダードタイプで十分。「ファイヤースリーブ グロー」は外に出しっぱなしにするラフな人やグルキャンなど、大勢の人と共有することが多い人向きといえるでしょう。
使い捨てライターは1本150円程度。安いので、すみずみまで探すことなく売店に走って買い足しますが、放置されたライターが夏の車内や焚き火台のそばだったら危険な目にあうこともあるわけです。
「ファイヤースリーブ グロー」に入れることで、紛失防止&ゴミや水によるトラブル防止に一役買い、安全にアウトドアライフを楽しめますね。
<取材・文/大森弘恵>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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