リバイブ版、多角形ツノクロノ。シチズン初の本格クロノグラフが令和に復活
&GP / 2024年9月23日 9時0分
リバイブ版、多角形ツノクロノ。シチズン初の本格クロノグラフが令和に復活
シティポップにクリームソーダ、使い捨てカメラなどなど若い世代を中心に再加熱している昭和レトロ。懐かしの名品が次々リバイバルされる中、1970年代を代表するシチズンのタイムピースが現代的な再解釈のもとで復活です。
シチズンコレクション・レコードレーベルにて10月4日より発売されるのは、同社初の本格クロノグラフ機能付き腕時計として1970年代に発売された「チャレンジタイマー」復刻モデル(2万8600円)。
▲「AN3700-62A」
ケース上部にプッシュボタンを備えたルックスから“ツノクロノ”の愛称で親しまれてきたモデルの角形バリエーションが数量限定で登場。BEAMS、BEAUTY&YOUTHほか著名セレクトショップよりリリースされる別注モデルと合わせて一挙紹介します。
▲1973年発売の「チャレンジタイマー」
まず「チャレンジタイマー」とは、1973年にシチズンより発売されたハートカム方式の瞬間帰零機構を装備した機械式自動巻クロノグラフ。シチズンは1967年に簡易方式のクロノグラフを搭載したモデルを発表していますが、本格的な計測機能を備えた腕時計としてはこの「チャレンジタイマー」が初となるもの。
3つのインダイヤルが並んだルックスはいわゆる“三つ目クロノ”に見えますが、6時位置にあるのは実はデイデイト表示で、クロノグラフは9時位置におかれた12時間計、3時位置におかれた30分計の2つのみ。パンダデザインのキュートなダイヤルと、ケース上部に並んだプッシュボタンが強烈な個性を放つこのモデルは国内では“ツノクロノ”、海外では“ミッキー”または“ブルヘッド(雄牛の頭)”の愛称で呼ばれるなど、大いに人気を博しました。
▲「AN3700-54E」
さて翻って今回登場の復刻モデル。シチズンコレクションでは、この「チャレンジタイマー」初代モデルをデザインソースとした復刻モデルを2021年に発売していますが、この秋登場するのは1970年代当時バリエーションとして展開していた多角形バージョンのリバイバルモデル。ホワイト×ブラックの「AN3700-62A」(2万8600円)、ブラック×ゴールドの「AN3700-54E」(同)の2モデルが、それぞれ世界限定1600本で登場します。
変形八角形の角形ケースや上部に備えたプッシュボタンといったアイコニックなデザインはオリジナルモデルを継承。薄型のメタルバンドもレトロな世界観を引き立てますが、一方でムーブメントは機械式からクォーツへと変更。これに伴い、センターにはクロノグラフ秒針、3時位置にはスモールセコンド、6時位置には12時間計、9時位置には60分計が配置され、日付表示は4時半位置へとレイアウト変更されています。
▲「AN3708-52A」
さらに今回も2021年モデルに続き、好評を博したセレクトショップ別注モデルが登場。
▲「AN3701-51A」
例えばBEAMS限定「AN3708-52A」「AN3701-51A」(2万8600円)ではシルバーとゴールドの分量を微調整、光沢のあるダイヤルにメッシュベルトを合わせ、さらに3つのインダイヤルのパターンをすべて異なるものにするなど、アクセサリーとしての完成度をとことん追求。
▲「AN3701-60H」
BEAUTY&YOUTH限定の「AN3701-60H」(2万8600円)はダイヤルのシルバーホワイトにタキメーターのグリーン、針にはネオンイエローと、テニスコートを思わせるクリーンでスポーティな配色がユニークです。
▲「AN3705-51E」
またJAM HOME MADE.限定「AN3705-51E」(3万3000円)はダイヤルとインダイヤルの配色を逆転させた逆パンダモデルで、ツノに見立てたプッシャーに施したブラックカラーが個性的なアクセントに。
▲「AN3700-71L」
オンタイム・ムーヴ限定「AN3700-71L」(2万8600円)はライトネイビーとポイントカラーのゴールドがラグスポテイストを感じさせるスマートなタイムピース。
▲「AN3704-53P」
さらにTiCTAC40周年を記念したTiCTAC限定「AN3704-53P」(2万9700円)は、“ブラッキー”の愛称で親しまれた70年代シチズンの名作を彷彿とさせるブラック×ゴールドの配色を採用。レトロな雰囲気の中にもラグジュアリーな世界観を感じさせる1本となっています。
>> シチズン時計
<文/&GP>
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