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新発売「Dyson Pure Hot+Cool Link」を試して分かった!マルチな実力!

&GP / 2016年10月26日 20時0分

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新発売「Dyson Pure Hot+Cool Link」を試して分かった!マルチな実力!

筆者は「Dyson Pure Cool Link(ダイソン ピュア クール リンク)空気清浄機能付ファン」をとても気に入っており、一年中使っています。気流のスピードを制御し、高性能HEPAフィルターを搭載することで、PM0.1レベルの超微小粒状物質を99.95%フィルターでキャッチし、通過させません。何より、大きな吹き出し口からソヨソヨ~ッと窓を開けているような"風の質"が心地よく、冬場でもエアコンをつけながら常に稼働させていました。

人に向けると少々肌寒く感じますが、当たらないようにするとサーキュレーターの代わりにもなり、部屋全体の気流がまわって温度が均一になるし、空気清浄機能付きなので部屋の空気もスッキリします。

そんなわけでずっと愛用していましたが、このたび新たに「Dyson Pure Hot+Cool Link(ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク)空気清浄機能付ファンヒーター」(7万8624円)が発売されました。こちらは冷風・温風と扇風機に加え、空気清浄機としても使える優れもの。一台三役の万能タイプになったのです!

■風の吹き出し方で用途も変わる!2つのモードを搭載!

本体は筒状で、設置面積は約A4サイズとコンパクト。重量は3.91kgだから女性でも持てます。掃除をするために移動させたいときも、これなら簡単に持ち上げることができるところも好印象。

2 羽根がないことでお馴染みのダイソンの空調機器。風量は10段階で意外にパワフル。

3 マグネットでリモコンをペタッと上に貼り付けられます。

風量は10段階で、上下に角度を変えることができ、首振り機能もついています。吹き出し口のスリットが細いので、一見風量は弱く見えます。しかし、風量を上げて前に立つとかなり強く感じます。羽根がないのに強い風を出すことができるのは、本体下部にあるファンで空気を吸い込み、本体上部のリング状の送風口に送った風が、周囲の空気を巻き込み、風量を増幅するからなんですね。

5 ファンは上下に角度を変えることができますが、リモコンで上下の角度を変える操作は不可。

7 内蔵されている2つのセンサーが部屋の汚れ具合を見張っています。

8 リモコンは小さめで、イラストを使って直感的に操作できるようになっています。

9 フィルターを外したところ。上にずらしてスポッと外すことができます。

10 フィルターを外した後の本体。この中にモーターやファンが入っていますが、外からは見えません。

広範囲へ送風したい場合は、扇形のマークのボタンを押すと風が広がる「ワイドモード」になります。集中させた送風で直線的な風を送りたいときは「フォーカスモード」が便利です。本体下部にある弁を調節しているので、見た目ではわからないのですが、風の方向がガラリと変わります。

12 こちらは「フォーカスモード」で、風は真っ直ぐ出てきます。

14 「ワイドモード」にすると、風が外に向かって流れます。

動画はコチラ
フォーカスモード→ワイドモードを繰り返しています。風の流れが変わっていることがわかります。

この機能は涼風でも温風でも使えるので、冬場は部屋全体を暖めたいときはワイドモードを使い、一人でいるとき、早く体に温風を当てて暖まりたいときはフォーカスモードを使っています。コンパクトですが、風はかなり温かくポカポカ。真横に風が出て遠くまで届くので、8畳程度の部屋ならあっという間に部屋の温度が上がります。送風口まわりが熱くならないので、小さな子どもがいる家庭で使っても安心ですね。

■どれくらいキレイになるのか!?温室の中でいろいろと試してみた!

さらに新機能として「ナイトモード」が追加されました。就寝中の使用に最適で、LEDディスプレイが薄暗くなり静音モードになることが特徴。例えば風量がレベル5以上で運転していて、ナイトモードに設定した場合は、自動的に風量4へ調整されます。

15 遠くからでも見やすいLEDディスプレイだが、「ナイトモード」にすると…。

16 はい、ガクッと明るさが落ちました!

■スモークマシンで空気がキレイになっていく様子を観察してみた!

本体には、マイクログラスファイバーをプリーツ状に333回以上折った高密度フィルター「360°グラスHEPAフィルター」が搭載されており、その内側にはニオイも除去できる活性炭フィルターが装備されています。

PM0.1レベルの超微小粒子状物質を、高密度フィルターでキャッチするため、一般的な空気清浄機よりも、空気清浄スピードは遅めとのこと。フィルターを通すPM0.1の微細な物質も一緒に通過させないように、スピードを早くし過ぎないように調整しているそうです。

では、一体どの程度なのでしょうか。温室(幅約100cm・奥行き約50cm・高さ約150cm)を準備し、スモークを炊いて実験をしてみました。

一番強い風量のレベル10で運転してみたところ、1分20秒ほどで空気が透明になりました。よくメーカーさんの発表会で使われているのはもっと小さな箱なので、時間がかかると思ったのですが、思ったより早かったという印象です。

17 こんな風にスモークマシンをセットします。ビニールハウスなので最初から少し濁ったように見えてしまうのは残念。

18 かなりの勢いで出てきたスモーク。こんなに真っ白になってしまい、ちゃんとできるのか心配に……。

「動画はコチラ」
少しずつ、霧が晴れるような感じで空気がキレイになっていくのがわかります。適用床面積は1時間で23畳だけあって、こんなにコンパクトなボディでも、ちゃんと吸い取っていました

■蚊取り線香の煙は30分ほどできれいに

本体にはWi-Fi機能が搭載されており、無線LAN経由でスマートフォンと接続できます。iOS・Androidに対応した専用アプリ「Dyson Link」をダウンロードしておくと、空気のモニタリングと遠隔操作ができるところも便利なポイント。

A アプリを入れておけば、部屋と外気の状態をスマホで表示してくれる。

そこで続いて、ニオイが強烈な蚊取り線香を焚いてビニール温室の中に入れてみることにしました。中に顔を入れてみたら、目が痛くなるような煙で充満しています。

19 蚊取り線香でニオイのチェック!

蚊取り線香を焚き始めてから5分ほどで「汚れている」に、さらに10分で「やや汚れている」に変化しました。そこで、空気清浄機の風量を10に設定。稼働し始めてから約30分で「きれい」な空気になりました。

ニオイは完全に消えているわけではないのですが、あれだけ刺激臭に近かったのにもかかわらず、気にならなくなる程度にまで薄まっています。目に見える煙だけではなく、除臭効果も高いということですね。

また、スマホで確認できるのも思いのほか便利。現状の空気はどうなっているのか、スマホでチェックできるのは楽しかったです。

■持って抱えて脱衣所へ!これでお風呂上がりも寒くない!

この「ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク」は軽いので、お風呂に入る際は脱衣所に移動させています。何かとタオルや衣類をバサバサするのでホコリっぽい脱衣所も、狭い空間なのですぐに空気がスッキリ。何より暖まり方が早く、お風呂から出たときに「寒い!」ということもなくなるので快適なんです。特にお年寄りはヒートショックが心配ですが、これなら脱衣所もポカポカになり、お風呂場と温度差を感じることがないので、ゆっくりと着替えることができます。

24 脱衣所が寒くない!あっという間に狭い脱衣所は暖まります。

そしてフィルターは交換時期になると本体にお知らせサインが表示されるほか、アプリでも交換時期を知ることができるので、忘れることはありません。気になるランニングコストは、1日12時間使用した場合、約1年後にフィルターユニットの交換が必要となります。我が家は1日24時間フル稼働なので、1年で1個6480円の交換用フィルターが2個必要となり、年間で1万2960円かかることになります。

フィルターは取り外してはめるだけなので、箱から出すところも含めて数十秒で終わります。空気清浄機はフィルター掃除に手間がかかるものも多くいので、そういったわずらわしさから解放されると思えば、妥当な価格と言えるのかもしれません。

スマホで空気の状態や操作ができるのも便利でした。アプリでは、室内だけでなく屋外の空気の状況も確認できます。イスラエルのソフトウェア会社が開発した「Breezo Meter」と提携しており、各国の政府機関や天気予報を発信する企業から集めたデータの中から、アプリで最初に設定したエリアの空気の状況も表示しています。「新鮮な空気を取り入れよう」と窓を開けようとチェックすると、部屋の中よりも外の空気のほうが汚れていた……ということがありました。こういった情報が一目でわかるのも、スマホアプリの良さで、一日に数回はアプリを起動して確認しています。

26 アプリの管理画面。アカウントを登録すれば、Wi-Fi対応のダイソン製品を一元管理できます。

27 グラフで空気の状況がどうなったか見ることができ、稼働日別時間も確認できます。

28 もちろんスマホをリモコン代わりにすることも。

29 空気の目標値の設定をしてオートモードにしておけば、この設定に合わせた空気の質を維持してくれる機能も。

冬場は換気もなかなかできず、空気も淀みがちですが、部屋を暖めながら空気もキレイにしてくれる「ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク」は、子供がいても安心して使えます。コンパクトで使い勝手もよく、今までレビューしたさまざまなダイソン製品の中でも特に気に入りました。扇風機や温風ヒーター、サーキュレーターとして、また強力な空気清浄機として1年中活用できる優れモノです。

>> ダイソン「Dyson Pure Hot+Cool Link」

(取材・文/石井和美)

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