社会人にも便利!スマホと使うマーカー「アンキスナップ」を使ってみた
&GP / 2017年4月18日 7時0分
社会人にも便利!スマホと使うマーカー「アンキスナップ」を使ってみた
受験生に人気の「アンキスナップ」というマーカーをご存知ですか? 実は2013年10月から販売されている、知る人ぞ知るデジタル文具。オレンジとスカイブルーの2色のマーカーがあり、それぞれ異なる機能を持っています。
オレンジのマーカーは「スマホで暗記」という製品です。暗記したいところをマーカーでなぞって、スマホのアプリを起動。カメラで撮影して読み込むと、なんと、なぞった部分が黒く塗りつぶされて見えなくなります。そしてタップすると見えるというもの。
ブルーのマーカーは「スマホでスクラップ」という製品。こちらは、新聞の記事などスクラップしたい部分をマーカーで囲み、アプリを起動してカメラで撮影して読み込めば、その部分だけが切り抜かれて画像データとして保存できる仕組みです。
▲見た目は普通のマーカー。キャップレスでノックでペン先を出せる
社会に出ても、覚えなくてはならないことはたくさんあります。仕事に必要な情報のスクラップは、日々欠かせないタスクです。このアンキスナップ、学生だけでなく、われわれにこそ役立つツールかもしれない……。というわけで、使い勝手をチェックしてみました。
■マーカーで囲んだ部分だけをデジタルスクラップ!
アンキスナップには、シリアル番号が記載されたカードが付いています。App StoreまたはGoole Playストアから専用アプリ「AnkiSnap」をダウンロードし、アプリにシリアル番号を登録します。
▲「AnkiSnap」アプリを起動して、シリアル番号を入力。「スマホで暗記」「スマホでスクラップ」それぞれのシリアル番号が必要
まず「スマホでスクラップ」を使ってみました。『GoodsPress』を読んでいたら、「これ欲しいかも」という椅子が載っていたので、ブルーのマーカーで囲みました。
▲ブルーのマーカーで記事を囲んだ
続いて「AnkiSnap」アプリを起動。ブルーで囲んだ部分を読み取ります。このとき斜めに撮影しても、四隅が直角になるように補正されて読み取れます。
▲「AnkiSnap」アプリは、「スマホで暗記」を使う際はオレンジ、「スマホでスクラップ」を使う際はブルーの画面表示なのでわかりやすい。カメラのアイコンをタップして、マーカーで囲んだ部分を読み取った
▲マーカーで囲んだ部分だけが切り抜かれて保存される。保存する前に、向きを変えたり、コントラストを調整したりもできる
さらに、保存した画像をコピーしてクラウドに移したり、PDFに変換してメールに添付して送るといったこともできます。新聞や雑誌のスクラップはもちろん、ノートに手書きしたメモの一部もデジタルデータ化して、他の人と共有できるわけです。
▲保存したファイルは「マイフォルダー」を選択するとサムネイルが表示。見たいスクラップをいつでも見られる
▲Evernote、Dropboxと共有できるほか、PDFに変換したり、スマホ内のアルバムに移したりでもできる
■スマホが超便利な単語帳に早変わり!
続いて、「スマホで暗記」の使用感も紹介しておきましょう。こちらも読み取り方法は同じです。暗記したい部分をオレンジのマーカーで塗って、「AnkiSnap」アプリで読み取ります。
▲実際には市販のTOEIC向け教材で試したが、ここに載せる許諾は得ていないので、自作の英単語シートでの手順で紹介。このように、なかなか覚えられない単語を書き出して、それらを読み取るのもオススメ
▲塗り方によっては、黒塗りで隠す枠から外れる部分が生じることもあるが、保存前の編集で補正できる
読み取ったファイルはアプリに保存されます。そしてマーカーで塗った部分はタップすると黒塗りで見えなくなり、もう一度タップすると黒塗りが消えて読めるという仕組みです。
▲タップするだけで見えたり、見えなくなったり…。初めて使ったときは、ちょっと感動した。普段から持ち歩くスマホだけで勉強できるのも魅力
▲雑誌の記事の一部をマーカーで塗り、クイズ感覚で、仕事に必要な情報を覚えることも可能
小・中学生だった頃、赤と緑のマーカーで塗り、色付きの透明の下敷きを重ねると、塗った部分が見えなくなるというものを使った経験はありませんか? アンキスナップは、あの懐かしい暗記用ペンのデジタル版と呼んでもいいかもしれません。
価格はどちらも500円(税別)。アプリに登録するシリアル番号の有効期限は1年間ですが、頻繁に使えば、有効期限に達する前にインクが切れるかと思います。たとえ有効期限を過ぎても、保存したデータはそのまま利用できます。また、新しいマーカーを購入して有効期限を延長することも可能。機種変更の際は、新しい機種にユーザーIDを移行して、使い続けることもできます。こうした細かい配慮も、若い学生に支持される理由なのでしょうね。
(取材・文/村元正剛)
むらもとまさかた/ITライター
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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