国内の旅行や出張で必ず役立つiPhone＆Androidアプリ10選

旅行や出張でパソコンを持ち歩くのはできるだけ避けたいですよね。また、キャリーケースには入れていたとしても、ちょっとした電車の待ち時間にパソコンをいちいち取り出すのは面倒くさいものです。

そんなときに活用したいのがスマホアプリ。今回は数あるアプリのなかから、筆者が実際に国内の旅行や出張で愛用している10個のアプリを紹介します。

 

■「Googleマップ」のバスの経路検索は都会でも地方でも便利

地図アプリといえば「Googleマップ」が超定番。車や徒歩での経路検索だけでなく、電車の乗り換え検索もできるので、日頃から愛用している人は多いはず。筆者は長らく「NAVITIME」の有料会員になっているのですが、無料アプリで経路検索をするなら、やっぱりGoogleマップが一番！

経路検索といえば電車での移動をメインに考えがちですが、Googleマップは路線バスを使った経路検索もできるんです。

都内であれば、目的地のできるだけ近くまで移動するのにバスが意外と便利ですし、地方はバスでないと行きづらい観光地などがあるので、少しでも省エネ＆リーズナブルな移動にバスはけっこう使えます。

また最近、iPhone版の「Googleマップ」も「タイムライン」に対応しました。タイムラインとは、位置情報の送信をオンにしておくことで、自分が移動したルートを地図上に表示したり、スマホで撮影した写真を撮影スポットごとにまとめて表示したりできる機能です。ライムラインを利用すれば、旅先で自分が移動したルートをあとから簡単に辿れたり、どこで食事をしたかが一目瞭然になったりするので楽しいですよ。

 

■「全国タクシー」は翌朝のタクシー予約もお手のもの

地図上でタクシーの配車手配ができる「全国タクシー」。現在、全国47都道府県に対応しており、日本国内において最強のタクシー配車アプリといっても過言ではありません。

出張や旅先でとくに便利なのが、アプリで配車予約ができること。ビジネスホテルや友人の家に泊まった場合など、タクシーを確実に拾えるかどうかわからないシチュエーションで翌朝乗るタクシーを予約しておくと便利です。

また、タクシーに乗る前に目的地までの料金を調べられるのもこのアプリの魅力。あらかじめ料金がわかっていれば、慣れない土地でもタクシーを心置きなく使えます。

 

■新幹線の予約は「EX予約アプリ」でスムーズに

東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」。新幹線での移動が多い人なら、加入しておいて損はないこのサービス。利用には「JR東海エクスプレス・カード」または「JR西日本J-WESTカード（エクスプレス）」のクレジットカードの申し込みが必要ですが、ネットでの新幹線予約ができるのが最大の強みです。

アプリからは新規予約や予約内容の確認ができるだけでなく、発射直前まで手数料無料で何度でも予約の変更が可能。また、乗車の3日前までの予約で早期割引が適用されたり、ICカードでの乗車ができたりと、特典が満載なんです。

エクスプレス予約を遣えば利用区間に応じたポイントがたまり、ポイントを使って普通車指定席の値段でグリーン車に乗ることもできます。出張族の人はぜひ利用してみてくださいね。

 

■「出張ホテル」なら複数サービスの横断検索が可能

宿泊先を探すとき、大半の人はホテル検索サービスを利用しているでしょう。特定のサービスでポイントを貯めていると、なかなか他のサービスの宿泊料金を見ないままで予約しがちですが、「出張ホテル」でいろんなサービスを横断検索してみませんか？

利用できる宿泊サイトは、楽天トラベル、じゃらん、一休.com、Booking.comなど計15サイト。JTBや日本旅行といった旅行会社も横断検索できるので、探せる宿の範囲が広がります。

また、チェーンホテルに絞って検索できるのもこのアプリのいいところ。出張先で泊まるホテルチェーンを決めている人や、知っているチェーンのホテルで安心して予約したい人におすすめです。

 

■現地での天候チェックは「Yahoo!天気」が便利

「Yahoo!天気」は数ある天気予報アプリのなかでもとくに使い勝手がいいと感じているアプリです。

1時間ごとの詳細な天気や6時間先までの雨雲の動きが確認できるのはもちろん、最大5か所を登録しておけるので、出張や旅行前に登録しておけば、すばやく天気をチェックできます。

ウィジェットにアプリを追加しておけば、登録地点の天気をアプリを起動せずに確認することも可能です。また、「バッジ設定」をオンにすれば、ホーム画面のアイコン上でその日の降水確率や最高気温、現在の天気もわかります。

 

■出先でのパソコン作業やスマホの充電スポット探しは「電源カフェ」

出先でちょっとしたパソコン作業をしたいときや、スマホの充電が残り少ないときに、充電ができるカフェは重宝します。知らない土地で電源が使えるカフェを探すのに役立つのが「電源カフェ」というアプリ。

現在地周辺で電源が使えるカフェが調べられるだけでなく、電源数やWi-Fiの確認もできます。モバイルルーターの電波状況もわかるので、出先でPCを使う人は普段から活用しましょう。

 

■「netprint」があればコンビニでの書類印刷が可能

必要な書類をいますぐ印刷したいときに使えるのが「netprint」。日本全国のセブン-イレブンのプリンターで、サーバー上にアップロードした書類や写真の印刷が行えます。

利用には無料のユーザー登録が必要。サーバー上に印刷したい書類をアップロードすると8桁のプリント予約番号が発行されます。あとは、店頭のプリンターでこの番号を入力するだけで構いません。

料金は、普通紙 白黒20円、カラー60円（A3のみ100円）、Lサイズ30円、はがきサイズ 白黒20円、カラー60円と、決して安くはありませんが、出先で印刷したいときにはおすすめです。

 

■飲食店検索から予約代行までお願いできる「ペコッター」

最近筆者が普段から愛用しているのが「ペコッター」というアプリ。残念ながらiOSアプリしか配信されていないので、Androidユーザーは利用できません。

このアプリは自分が行きたいお店の条件を投稿するだけで、公式アカウントやほかのユーザーが条件に合う店をチャット形式で教えてくれます。ユーザーはほかの人の質問に答えるとポイントが付与され、ポイント数に応じてAmazonギフト券への交換ができるんです。

また、ペコッターがほかの飲食店検索アプリよりも優れていると感じるのは、予約の代行もしてくれる点です。予約依頼をすれば、運営スタッフが実際に電話をかけて予約を取ってくれるので、自分で予約の電話をしなくてOK。「予約時間に間に合わない」「人数の変更が出た」などの変更もチャットで依頼できます。

大手のグルメサイトではオンライン上で予約が可能ですが、お店側からの電話を受けて予約が完了するというものもありますよね。そういった折り返しの電話もなく、アプリだけですべて完結して便利です。

 

■「Foodie」で旅先のごはん写真をおいしそうに加工！

筆者は出張や旅の大きな楽しみが“ごはん”なので、つい旅先からもごはんの写真をSNSにアップしてしまいます。そんなときに愛用しているのが「Foodie（フーディー）」です。

Foodieはごはん写真をおいしそうに加工することに特化したアプリ。スマホの標準カメラで撮影しておき、あとからFoodieのフィルターで加工するのが筆者のパターンです。料理に合わせたさまざまなフィルターが選べるので、「これだ！」と思う加工が必ず見つかるはず。料理写真がおいしそうに撮れなくて悩んでいる人はぜひ試してみてください。

 

■「Netflix」はダウンロード対応だから通信量の節約に

移動中やホテルでやることがないときは、定額制動画配信サービスで映画やドラマをつい観てしまいます。最近はWi-Fi完備のホテルが多いので宿泊先では問題ないのですが、移動中にストリーミング再生すると、結構データ通信量を消費してしまいます。

そこで、利用する動画配信サービスはダウンロードOKな「Netflix」がおすすめ。ダウンロード可能な作品数が多く、オリジナルドラマには1話あたり30分などの短めのドラマもあるので、ちょっとした隙間時間に視聴しやすい印象です。

また、「dTV」、「Amazonプライムビデオ」も作品をダウンロードできます。残念ながら「Hulu」はストリーミング再生のみなので、データ通信量には注意してくださいね。作品のダウンロード時はWi-Fi接続を忘れずに。出張や旅行の前に気になる作品をまとめてダウンロードしておきましょう。

 

今回は国内の出張や旅行で役立つアプリを紹介しましたが、「Googleマップ」や「Foodie」は海外でも必携。普段とは異なる環境での仕事やリラックスタイムを、スマホアプリを使って充実させてみませんか？

 

（取材・文／今西絢美）

いまにしあやみ／エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。