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京都中心部の癒しスポット「d食堂」は、佛光寺境内にあり

GOTRIP! / 2019年5月16日 6時30分

日本トップクラスの観光地だけに、さまざまなカフェやレストランがひしめき合う京都。そのなかで、「寺カフェ」として注目を浴びるお店があるのをご存じでしょうか。

それが、佛光寺境内にある「d食堂」。

「ロングライフデザイン」をテーマに、地域の「らしさ」を見直す活動を行っている「D&DEPARTMENT」プロデュースのカフェで、d食堂併設の「D&DEPARTMENT KYOTO」はその10店舗目。京都造形芸術大学とのコラボレーションで、2014年11月にオープンしました。

佛光寺は、浄土真宗佛光寺派の本山で、京の通り名のひとつである「仏光寺通り」は、このお寺の北を通ることに由来するとされています。京都を代表する繁華街・四条からほど近いところにありながら、観光客の往来は少なく、佛光寺境内にはのんびりとした穏やかな時間が流れています。

1212年に親鸞によって開創されたと伝わる由緒ある寺院に、すっかり溶け込んでいるd食堂。

この場所は、朝の説法や地域のコミュニティスペースとして使われていた「茶所」で、背筋が伸びるような厳かな雰囲気と、ほっとさせられる優しい空気感が共存する穏やかな空間です。もともとお寺にあった建物を利用しているだけに、普通の和カフェにはない独特の情緒がありますね。

靴を脱いで上がる店内は、畳敷きのワンフロア。山形県天童市発の家具ブランド「天童木工」の低座椅子が配置されていて、ラクに座れるのも嬉しいところです。京都の中心に、こんなにもくつろげるオアシスのような場所があったとは!

食事メニューにはお茶漬けやうどんなどもありますが、イチオシは地域の食材を使用した「京都定食」。旬の食材を使っているため、季節ごとに内容が異なります。

筆者がいただいたのは、服部食品の豆腐を使った白味噌麻婆豆腐がメインの定食。九重味噌の極上白味噌と、山田製油の白練りごまで仕上げた鶏そぼろが使われていて、中華風の麻婆豆腐とはまったく異なる和の味です。

それに、山田製油の白ごまと練りごまを使った小松菜の胡麻和えや、近清の漬物、舞鶴・野原産の肉厚わかめが入ったお吸い物、丹波産のコシヒカリがセットになっています。素朴でシンプルな内容ながら、一つひとつの素材にこだわっているため、家庭では作れそうで作れない、優しく、奥深い味わいが楽しめます。

食事は11時から17時まで。食事メニューのほか、あんみつやぜんざい、ぷりんなどのデザートもあるので、カフェとして利用してもいいでしょう。

d食堂で、身体も喜ぶヘルシーメニューを堪能した後は、同じ佛光寺境内にあるのショップD&DEPARTMENT KYOTOをのぞいてみては。「京都セレクト」をテーマに、京都の伝統工芸品やロングライフ商品が紹介されていて、こだわりのお土産探しにもおすすめです。

四条からすぐの好立地にありながら、繁華街の喧噪とは無縁のD&DEPARTMENT KYOTO。京都の真ん中で静かな癒しスポットを求めるなら、佛光寺へどうぞ。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/旅に行きたくなるメディア

お店 D&DEPARTMENT KYOTO
電話:075-343-3215(d食堂)
営業時間:10:30~18:00(d食堂)、水曜定休
https://www.d-department.com/ext/shop/kyoto.html

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