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【世界の街角】小さな島の上に広がる街、中世の面影が色濃く残るクロアチアの世界遺産の町トロギールとは?

GOTRIP! / 2019年9月24日 6時30分

クロアチア南西部、真っ青なアドリア海に面した沿岸上にトロギールという町があります。中世の面影が色濃く残る旧市街には歴史ある貴重な建物が数多く残され、この町が歩んできた軌跡を物語っているかのよう。ザグレブに次ぐクロアチア第2の都市スプリットからの日帰り旅行先としても人気で、つかの間のタイムスリップを楽しみに沢山の人が訪れます。

2000年以上もの長い歴史を持つトロギール。町の始まりと言われているのは紀元前3世紀頃で、古代ギリシャ人たちが築いた植民都市が古代ローマ時代にかけて大きな港として発展していきました。

12世紀に自治権を獲得して町は発展しますが、15世紀からはヴェネチア共和国による支配がはじまります。18世紀に共和国が崩壊後も各国からの支配が繰り返され、1991年にユーゴスラビアから独立したクロアチアの都市になりました。

トロギールへのアクセス方法はバスまたはフェリー。スプリットから日帰りで訪れるのであれば、筆者はフェリーでの移動を強くおすすめします。船上からでしか見えない角度から町並みを楽しめるほか、のんびりとアドリア海のクルーズ気分が味わえるのがフェリーの魅力。所要時間40分ほどのバスと比べてフェリーは1時間とやや時間はかかりますが、移動中にみえる景色の美しさではフェリーに軍配が上がります。

フェリー乗り場に到着したら、橋を渡り旧市街のある島へ。まず目の前に飛び込んでくるのは、大きなヤシの木がどこまでも続くプロムナーデです。港には上品なクルーズ船も停泊し、リゾート地さながらの雰囲気。

ここには保存状態の良い城壁も残されています。これらの城壁はかつて敵の侵入から町を守り、その中では時代ごとに様々な文化が発展しました。

小さな入り口から、さっそく町の中に入ってみましょう。

町の中心となるのが、イヴァン・パブロ広場。ここにはトロギールのシンボルとなる聖ロヴロ大聖堂が立つほか、お店、レストランもならんでとても賑やか。大聖堂の塔に上り、オレンジ色の屋根が並ぶ街並みを一望することもできます。

美しい街並みが望める絶景スポットとしてもう一つおすすめしたいのが、旧市街の西に立つカメルレンゴの砦。テラスからの眺望は絵画のように美しく、時間が経つのも忘れて目の前の光景に酔いしれてしまいます。

旧市街の中には細い路地が張り巡らされ、所々で趣のある一角に出会えるでしょう。ぞれぞれの時代ごと建てられたロマネスク、ルネサンス、バロック様式の歴史的建造物が小さな町の中に詰め込まれ、まるでオープンな美術館のようでもあります。

美しい中世の街並みが多くの旅人を魅了するトロギール。旧市街自体はとても小さいですが、できればじっくりと時間をかけてこの町の魅力を味わいたいものです。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

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