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江戸の風情ただよう観音裏で味わう春の訪れ。台東区浅草「弁天(べんてん)」の蛤そば

GOTRIP! / 2016年3月23日 2時0分

浅草観音裏の柳通り。

かつての江戸の風情が残る路地裏にひっそりと佇む1軒の蕎麦屋がある事をご存知だろうか。

そのお店の名前は「弁天(べんてん)」

・日本にとって歴史的に意義深い年に創業
こちらのお店、創業は1951年(昭和26年)。1951年が日本における特別な年であることをご存知の方も多いのではないだろうか。この年の9月、日本とアメリカの間で講和会議が開催され、対日講和条約が調印され、同時に日米安全保障条約が結ばれた。

このサンフランシスコでの歴史的な講和条約と安全保障条約が、翌年の1952年(昭和27年)4月28日に発効することにより、終戦から続いた連合国による占領は終了し、日本は独立を回復した。そんな歴史的に意義深い年にこちらのお店は産声をあげたのである。

・地元民に愛されつづける銘店
こちらのお店、浅草の中心エリアとされる雷門周辺や浅草駅から少し離れている。そのため、観光客が訪れることはあまりなく、地元の方々が足しげく通うお店である。

こちらのお店で特筆したいのが四季折々の名物の蕎麦。日本人が大切にしている四季の移ろいを味覚でたっぷりと感じさせてくれる蕎麦屋ということも、地元民から愛される所以であろう。

・春の名物といえば蛤(はまぐり)そば
こちらの春の名物といえば蛤そばだ。ぷっくりと太ったおおぶりな蛤を香り高い三ッ葉と一緒に蕎麦ツユで仕上げた、温かいツケそば、それがこちらの蛤そば。

おおぶりの蛤からはたっぷりと上品なダシが溢れ出し、蕎麦ツユはより味わい深い春の息吹を感じさせる味に仕上がっている。

また、香り高い三ッ葉とすこし隠れている柚子の風味は、蕎麦をより軽やかに味わせてくれる、絶妙なアクセントになっている。もちろん蛤そのものもプリプリとした食感であり、思わず笑顔になってしまうほどの味わいなのだ。

もし浅草を訪れるのであれば、少し外れた観音裏と呼ばれる、かつての江戸の風情が残る路地裏を覗いてみてはいかがだろうか?

きっとそこには、しっかりと季節が春に近づいている、そんな味わいと香りが、漂っているに違いない。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 弁天 (べんてん)
住所 東京都台東区浅草3-21-8
営業時間  11:30~22:00(日曜日のみ21:30まで)
定休日 水曜日






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