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【世界の図書館】南ドイツでもっとも美しい図書館のある「ヴィブリンゲン修道院」

GOTRIP! / 2017年9月16日 6時30分

世界には子供の頃に読んだ物語の世界のような美しい図書館がいくつか存在します。

例えば、映画「007」のロケ地にもなったチェコのプラハにあるストラホフ修道院の図書館、ポルトガルの世界遺産「コインブラ大学」にあるジョアニア図書館、そして、トルコの世界遺産「エフェソス」にあるセルシウス図書館、さらにはオーストリア国立図書館(プルンクザール)など、絶景と呼ぶにふさわしい図書館が存在しています。

そんな世界の美しい図書館の中から、今回は南ドイツで最も美しいと称されている図書館をご紹介しましょう。

それが、11世紀に創設された歴史あるヴィプリンゲン修道院にある図書館です。

世界一高い大聖堂があることでも有名な南ドイツのウルムから、さらに南へ5kmほど進んだ場所にある町ヴィブリンゲン。

この町に「南ドイツで一番美しい」と言われている図書館があるヴィプリンゲン修道院は存在します。

11世紀に創設された歴史あるヴィプリンゲン修道院。

ここには今回ご紹介する図書館の他に、付属教会があり、また建物の一部は老人福祉施設としても使用されています。

18世紀に建設されたロココ調の図書館。

図書館だと知らなければ、祝賀の間かと勘違いしてしまいそうなほどの豪華で華やかな部屋です。実際にも図書館としてのみならず、身分の高い来賓を迎える場所としても使用されていました。

「知恵と学問の宝が全てここに集結する」という言葉が示すように、最盛期には1万5,000冊もの本がこの図書館に所蔵されていました。その数は当時のどの大学図書館よりも多い状況です。

かつてこれらの本棚には背表紙の白い本ばかりが並んでいたと言います。そのように本の色を白で統一する事により、部屋の色との調和させることが目的でした。また別の理由としては、豚の皮を使用した高額な表紙の代わりに白い紙を貼ることでコストを節約した、という事が挙げられます。

天井のフレスコ画にも目を向けてみましょう。フランツ・マルティン・クエンという名の画家が1744に完成させた見事なフレスコ画の中心には、天使たちに囲まれた女性が描かれています。これは「全ての物を支配する神の英知」を表しているのだそう。

天井と壁の境には様々な彫刻や絵画が施されており、実際はどこまでが壁でどこからが天井なのか、一目見ただけではなかなか区別がつきません。豪華な部屋といい鮮やかな天井フレスコ画といい、図書館というよりは1つの芸術作品の中にいるようです。

図書館を見たあとは、付属の教会へも足を運んでみましょう。先ほどの図書館とはまた違った、厳かな雰囲気が漂う教会。ここでもまた、美しい天井フレスコ画を目にする事ができます。

南ドイツの小さな町にある美しすぎる図書館。その美しさをご自身の目でぜひ確かめてみてはいかがでしょうか?

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

名前 ヴィプリンゲン修道院(Kloster Wiblingen)
住所 Schloßstraße 38, 89079 Ulm Germany

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