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まぶたがたるむ「眼瞼下垂」の手術方法は?キレイな仕上がりにしたい人必読

ハルメクWEB / 2021年9月26日 11時14分

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誰しも加齢とともになりやすい目元の病気「眼瞼下垂」。第3回は、実際「眼瞼下垂」と診断されたら、どんな治療や手術が行われるのかを、自由が丘クリニックの医師・佐藤英明さんに教えてもらいます。

眼瞼下垂の手術は機能改善が目的、たるみはとらない

眼瞼挙筋腱膜が伸びたり、瞼板から外れたりして起きる、腱膜性眼瞼下垂の仕組みを示した図。

「腱膜性」の眼瞼下垂は、眼瞼挙筋腱膜が伸びたり、瞼板から外れたりして起きるまぶたのたるみの病気

第1回目では眼瞼下垂の病気について、2回目ではセルフチェック方法をお話しました。最終回では、眼瞼下垂の手術方法についてお伝えします。

「眼瞼下垂の手術と言っても、方法は症状によってさまざまです。一般的な腱膜性眼瞼下垂のケースだと、まぶたをラインに沿って切開し、眼瞼挙筋腱膜を短く瞼板に結びつけて、まぶたを引き上げる機能の改善を図ります。

手術自体は1時間弱で終了し、日帰りです。切らない方法はないかと相談される人も多いのですが、この機能改善は切らないとできません」

そう対処法について話してくれたのは、女性の目元の悩みを解決してきた自由が丘クリニックの佐藤英明さんです。

一般的に保険が適用される眼瞼下垂の治療は、この「腱膜性眼瞼下垂」の機能改善をする手術だけ。保険適用の場合は、3割負担で両眼で4~5万円程度で手術、それに加えて薬代がかかります。

眼瞼下垂の手術をする上で目元のデザインや仕上がりが気になる場合は、美容外科で保険適用外の自由診療を選択するという手もあります。保険適用の手術の場合は、「見た目」までは考慮されず機能改善のみを目的としている場合があるからです。

眼瞼下垂の手術に合わせて顔のバランスを整えたり、まぶたの皮膚がたるむことによって起きる「弛緩性眼瞼下垂(偽眼瞼下垂)」を解決するためには、「まぶたのたるみ取り」の手術を行います。しかし、このまぶたの皮膚のたるみを取る手術は、「見た目」の調整となるため自由診療にあたるそう。

「他にも、腱膜性の眼瞼下垂の治療にはなりませんが、プチ整形と言われる、二重瞼を作る『埋没式重瞼術』でも対処することもできます」

眼瞼下垂の手術で顔の印象は大きく変わる

機能改善手術で顔の印象は大きく変わる

ところで、眼瞼下垂の手術はしたいけど、顔の印象が大きく変わってしまうことに抵抗がある方は意外と多いのでは? でも、「残念ながらこの変化は避けられない」と佐藤さん。

「目の開き具合が変わるだけでなく、眉毛の位置やまぶたの厚みも変化するので、見た目は変わります。大きなイメージの変化を望まない場合は、眼瞼下垂の機能改善の手術を行わず、まぶたのたるみを取る手術を行います。

実のところ、この皮膚のたるみ取りを希望するケースは多いです。日常生活に困るほどではないから機能改善の手術までは必要ない、でも、たるみはどうにかしたい、という人が多いんです。

たるみを取っておけば、まぶたの下垂による不定愁訴や日常生活に支障が生じることの予防にもなります。眼瞼下垂の機能改善の手術をしたけれど、目元の印象の違和感から、後で皮膚のたるみ取りの手術を受ける人もいますね」

眼瞼下垂の治療や手術は、いつどこですればいい?

眼瞼下垂の手術

ところで、眼瞼下垂の手術はいつでも、誰でも、どこでもできるのでしょうか。

「それは違う」と佐藤さん。

「レーシックの手術をしている場合は、レンズがずれてしまい傷ができてしまうこともあるので、手術後間隔をあけてから、できれば眼科の医師に確認してから行うのが望ましいでしょう。緑内障の場合は、最悪失明することもありうる病気なので、眼科の医師の確認は必須です。

実際、眼瞼下垂を疑った場合は眼科に行く人も多く、手術自体は眼科でもできます。ですが、実際には眼科医に相談し、“今はまぶたのたるみを取るだけで”と眼科から紹介されて当院を訪れる人も多いんですよ。結局、症状が進んで保険適用になってから機能改善の治療をするのか、たるみが気になりだしたタイミングに自費で、予防や見た目の改善をするのかという選択になるのだと思います」

治療・手術の満足度は?治療前に考えておくべきこと

治療前に考えておくべきこと

芸能人の影響で、手術に対するマイナスイメージがついてしまった眼瞼下垂の治療。佐藤さんによると、実際には眼瞼下垂の手術とまぶたのたるみ取りをした後の患者さんの満足度は、非常に高いと感じる人が多いそう。

「見た目がキレイになるので喜ばれる人が多いです。はじめは整形したと思われたくないなど、消極的な人も多いのですが、終わった後に以前の写真をお見せすると、その写真は消してくださいという方ばかり(笑)。手術後は不定愁訴も解消されますし、目元だけじゃなく、表情も明るくイキイキされますね」

佐藤医師は、眼瞼下垂の症状が進行していて、目を開けるときに眉毛を上げてしまう癖がついてしまっている人には、自分で眉を抑えて目を開ける癖をつけるようアドバイスしています。そのため、癖をなくすための簡単な方法として、手術前に、筋肉を弛緩させてシワを取るボツリヌストキシン治療(ボトックス注射)をおすすめすることもあります。

「眼瞼下垂の治療は、見た目の変化が伴うものだから、自分がどうしたい、どうなりたいのかをしっかりイメージして、それに沿った治療をしてくれる病院を選ぶといいでしょう」
 

佐藤英明(さとうひであき)さんのプロフィール

佐藤英明(さとうひであき)さん

美容外科や美容皮膚科、美容内科、教授外来、エステ部門などを完備する「自由が丘クリニック」院長。北里研究所病院の形成・美容外科部長を長年務めてきた。吸引や注入、たるみ治療、目元の手術など、才能豊かで幅広く活躍するオールラウンダー。また、日本で数名しかいないボトックス・ヒアルロン酸の注入指導医。

取材・文=田中優子

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