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台湾の家庭でポピュラーなスープ「養生紅棗地瓜湯」のレシピ。カラダを気遣う薬膳のある暮らし。

Hanako.tokyo / 2020年12月20日 10時52分

台湾の家庭でポピュラーなスープ「養生紅棗地瓜湯」のレシピ。カラダを気遣う薬膳のある暮らし。

体を温めたり、気力をみなぎらせるなど、台湾人の元気の源は漢方にある。彼らの暮らしを漢方がどう支えているのだろう。今回は、台湾で活躍するインスタグラマー・哈利(ハリー)さんに台湾の家庭でもっともポピュラーなスープ「養生紅棗地瓜湯」のレシピを教えてもらいました。

【作り方】



【材料(4人分)】
・さつまいも…2本
・ナツメ…12~16個
・ドライリュウガン…8~12個
・クコの実…小さじ1
・生姜…6~8片
・黒砂糖…大さじ2水…1l
※ドライリュウガンは漢方薬局で入手可能。なくてもOK。

1.生姜は洗って、薄くスライスする。さつまいもも洗って、皮をむいたら小口切りにする。あまり薄すぎると煮崩れするので注意する。

2.鍋に水を入れて火にかけ、煮立ったらナツメ、生姜、さつまいも、リュウガンを入れて弱火で10分から15分煮る。

3.クコの実と黒砂糖を加え、砂糖が溶けたら火を止める。

母から受け継いだレシピが家族の健康を支えている。

身近な素材で薬膳を。/東洋医学では体を冷やさないことが重要とされる。体を温める食べ物といえば生姜。スープにも飲み物にも、冬は特に多用される。

リュウガンも栄養豊富。/ドラゴンの瞳にたとえられる黒い実のリュウガン。ライチに似たような味の果物は、血を養って精神の安定にも役立ち、胃腸にも働きかけるといわれる。

手軽にクコの実を。/お茶でもスープでも楽しめる食材といえばクコの実。滋養強壮、眼精疲労や血糖値の抑制に働きかける。抗酸化作用も期待でき、アンチエイジングの観点でも注目の食材。

台湾人にとって健康維持に漢方は欠かせない。お料理ひとつとっても、そのレシピは何代にもわたり伝わっている。二児の母であり、インフルエンサーとして活躍するハリーさんに、漢方のある暮らしを見せてもらった。インスタに食卓や、生活ぶりをアップして人気を集めている彼女は、常にナツメやクコの実などの漢方食材をストックし、手料理に活用している。例えば、夏と秋の間は手に入れたばかりの燻製ドライリュウガンとナツメ、クコの実、生姜とさつまいもで作ったスープ、養生紅棗地瓜湯(ヤンシォンホンザオディグァタン)を。冷房疲れの胃袋を温めることができるのだ。

そしてキッチンには食材や調味料と共に、ナツメの砂糖漬けのおやつも欠かさないようにしている。お茶の時間も、菊花茶や黒豆の入ったものをお茶として愛飲する。カラダを気遣う彼女の「薬膳」のある暮らし。「薬膳は私にとって母の愛情を感じる料理。体を冷やさないようにと、料理に生姜も入れることが多いです。台湾では、女性は体を冷やさないようにするのがいいとされています」野菜炒めにはゆり根と銀杏、鶏肉煮込みスープにはナツメとクコの実を入れ、鶏の中に當歸(ダングゥイ/とうき)と薬用人参を詰めるといった具合に、母はいつも娘たちの健康を気遣っていた。そして今、気がつけば、ハリーさんがキッチンに立って、母のレシピで子供のためにせっせと手料理を作っているのだ。

Navigator…哈利(ハリー)

台湾で活躍するライフスタイル系のインスタグラマー。日々の暮らしの様々をアップ。料理教室を開くことも。Instagram:@intiwang

(Hanako WELLNESS 免疫力アップBOOK掲載/photo:Zi-chieh lin text:Phoebe wang coordination:Chen Tsuiwen translation:deby tsai)

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