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日本最大のイスラム教寺院、代々木上原〈東京ジャーミイ〉へ。光が差し込む美しい内装にうっとり。

Hanako.tokyo / 2021年1月2日 9時0分

日本最大のイスラム教寺院、代々木上原〈東京ジャーミイ〉へ。光が差し込む美しい内装にうっとり。

モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第64回目は東京の代々木上原を街詣で。イスラム教寺院である〈東京ジャーミイ〉にお邪魔してまいりました。え!?イスラムの信仰を持っていないのにモスクなんて入っても大丈夫なの?と、お思いのそこのあなた!ご安心ください。〈東京ジャーミイ〉は一般の見学者の皆様にも開かれている非常に稀有な場所なのです。それでは早速!詣でましょ〜う!

閑静な住宅街に突如として現れる”日本最大のイスラム教寺院”。その規模はなんと2,000人も礼拝堂に入れる大きさ。金やカラフルな装飾で彩られまるで工芸品のような扉を開けると、そこはもう異国!東アジアではもっとも美しいモスクとの呼び声もあるのだとか。

1階は「トルコ文化センター」になっており、中でも特に目を引くのがトルコの民家をイメージして作られた応接間。私たちが訪れた日もたくさんの信者の方達が楽しそうに談笑しておられました。中央の暖炉のタイルには白いお花が綺麗に描かれており本当に美しい!

ハラールマーケットも発見!ハラールとは、イスラム法上で食べることが許されている食材や料理のことを指します。食用品やトルコのお土産、女性が髪の毛を隠すために頭に巻いているヒジャーブもたくさんの種類があって楽しい!トルコの美しい絨毯なんてお高いんでしょう?っと思っていたのですが、とってもリーズナブルでびっくりしました。

階段を登って2階の礼拝堂へ。見学者はこちらでヒジャーブを巻きます。ヒジャーブは貸し出しもありましたよ。ネットでヒジャーブを調べて行ったのですが、耳にあたる部分にアクセサリーをつけたり繊細な刺繍が施されていたりと、とってもおしゃれ。

礼拝堂は説明不要の美しさ!ステンドグラスからは美しい光が差し込み、カラフルなプリズムが至る所で踊っています。建築資材や調度品は全てトルコから運んできたもので、約100人ものトルコからの職人が1年に渡って2階の礼拝堂や1階のトルコ文化センターの内装を手がけたのだそうです。

ドームの天井にはアッラー(神)と預言者ムハンマド4人の後継者の名前がアラビア語で書かれています。シャンデリアは「こんにちは」にあたる「アラッサーム」というアラビア語をデザインしたものなのだとか。

礼拝の流れを作る導師イマームが座る階段状の説教壇のミンバルの側面にも大理石に幾何学模様の透かし彫りが施されており、細部まで本当にこだわって作られていることが見てとれます。窓辺にはクルアーン台の上にコーランが置かれていました。

2階は女性用の礼拝室。礼拝は早朝の礼拝、正午過ぎの礼拝、遅い午後の礼拝、日没後の礼拝、夜の就寝前の礼拝の5回で、いかなる場所にいてもメッカの方角に向き、横一列になって行われます。その意味は皮膚の色や民族の違い、貧富の差を超え人間は等しい存在であることを意味しているのだそうです。

偶像崇拝が禁じられているイスラム教では、カリグラフィやアラベスク文様が至る所に描かれています。また祈りを捧げている方がいらっしゃる場合は前を通るのは絶対にNG。お祈りのときは”アッラーと自分の間には何も存在しない”というが原則で、その間を横切ることは、その関係を断つという意味になるからなのだそうです。

〈東京ジャーミイ〉では日本語ガイド付きツアーも行なっているのだそう。なんとなく敷居が高そう…と思っていたのですが、それはまだまだ私たちがその文化に触れていないだけ。とてもフレンドリーな空間でカフェなども併設されています。美しいモスクでうっとり!時間を忘れてしまうほどの素敵な滞在となりました。それでは皆様も良い参拝を〜!

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