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村上春樹さんの装丁などを担当、「イラストレーター安西水丸展」が開催です。

Hanako.tokyo / 2021年4月22日 12時12分

村上春樹さんの装丁などを担当、「イラストレーター安西水丸展」が開催です。

村上春樹さんの本の表紙のイラストとして広く知られている安西水丸さん。「幼い頃よりずっと絵を描くことが好きだった」という言葉の通り、生涯、実に多くの作品を手がけた安西水丸さんの展示「イラストレーター 安西水丸展」が4月24日から世田谷文学館で開かれる。

名作の装丁から絵本、エッセイまで手がける多彩さ。

Illustrated by Mizumaru Anzai ©Masumi Kishida

Illustrated by Mizumaru Anzai ©Masumi Kishida

安西さんは1942年、東京生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、電通や平凡社でアートディレクターを務めた。その後、フリーに転身し、イラスト、漫画、エッセイ、小説、翻訳と幅広い活動を続けていた。都会的な雰囲気でありながらほのぼのとした雰囲気を醸し出す独特の作風で、今も多くの人を魅了し続けている作家だ。コレクションしているスノードームやレモンといったモチーフも作品の中に登場することでも知られている。
特に村上春樹とは「名コンビ」として知られ、共著や書籍の装丁も手がけたことでも有名。
今回は少年期から晩年までに手がけた原画やその関連資料を合わせて500点以上が展示される。

発刊された短編集。『中国行きのスロウ・ボート』(中央公論社1983年)Illustrated by Mizumaru Anzai ©Masumi Kishida

全く異なる作風で絵本も描き下ろしている。嵐山光三郎共著『ピッキーとポッキー』(福音館書店1993年)Illustrated by Mizumaru Anzai © Masumi Kishida

喫茶店特集の表紙に登場しました。

2018年 Hanako特別編集「喫茶店に恋して。」

Hanakoでも2018年に特集「喫茶店に恋して。」とムックを発売。安西さんをまだリアルに知らなかった20代を中心とした若い世代から、表紙となった安西さんのイラストが大人気となったことは記憶に新しい。
展示の内容は安西さんの仕事全般を紹介する「ぼくの仕事」、安西さんと関係が深かった嵐山光三郎、村上春樹、和田誠に関連する作品に焦点をあてた「ぼくと3人の作家」、幼少期の作品を展示する「ぼくの来た道」、そしてこの展示のために復刻制作された作品も披露する「ぼくのイラストレーション」の4部構成となっている。

仕事でも旅が多かった安西さんの愛用していたカメラ、ノート、そして十徳ナイフ。

2010年、ヴェネツィアでの安西水丸さん。

イラストレーター
安西水丸展

東京会場特別展示コーナーとして、旅好きの安西さんにまつわる原画や原稿、郷土玩具、民芸品など130点の展示も企画される。本だけでなく安西さんの世界観を知る良い機会となるだろう。8月まで開催なので、ぜひ、「体感」してみてほしい。

4月24日(土)〜8月31日(火)
東京都世田谷区烏山1-10-10
03-5374-9111
世田谷文学館 2階展示室
10:00〜18:00
月曜休み 5月3日、8月9日は開館、5月6日、8月10日は休館。
入場料 900円(一般)

illustration by Mizumaru Anzai ©Masumi Kishida

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