今、大人気の『水耕栽培』のおすすめは?気軽に始められる、おしゃれなおうち菜園。
Hanako.tokyo / 2021年5月7日 18時0分
家の限られたスペースで植物の緩やかな変化を観察できる、水耕栽培。ガラス瓶に水と植物を入れておくだけで、ちょっとしたインテリアにもなるから今、気になる存在です。そこで今回は、水耕栽培の方法をご紹介します。
1.サボテン
花柄ドレス47,300円(アー・ペー・セー|アー・ペー・セー カスタマーサービス 0120-500-990)/水耕サボテンSET_カットボトルベース2,970円(SOLSO FARM 044-740-3770)/棚の上の水耕栽培ベース 左から、水耕栽培ガラスベースロング1,320円(スパイス 052-861-8901)/水耕サボテンSET_S3,300円、同_バルブベースM 3,850円、同_バルブベースS 2,530円(全てSOLSO FARM)/LUNAベース2,530円(キントー 0120-34-7830)
丸いサボテン本体が宙に浮き、白い根がニョロリと伸びる姿を眺めるのが楽しい、サボテンの水耕栽培。鉢植えで育ったサボテンの根を洗い、乾燥させて水耕栽培にシフトしてもいいし、水耕栽培用のサボテンキットですぐに始めるのもあり。根だけを水に浸けられる専用のガラスベースもさまざまなデザインがそろっていて、好みのサボテンとベースを組み合わせれば、インテリアとしてもオシャレ。水替え頻度も低めで、部屋の限られたスペースで気軽に始められるのも魅力のひとつ。
2.インドアグリーン
左から、マドカズラ、オーガスタ各1,320円、アクアカルチャーベース各3,080円、ドラセナサンデリアーナゴールド990円、ドラセナコンパクト1,320円、右端のバルブベース1,045円(全てSOLSO FARM)/右から2番目・アクアカルチャーベース1,650円(キントー)
これからの時季、窓辺に置くだけで涼しげなムードを演出できるのが、インドアグリーンの水耕栽培。写真は、左からマドカズラ、オーガスタ、ドラセナ2種で、いずれも共通しているのはしっかりとした根を生やす植物であること。水耕栽培に向いているのは、根が太いタイプのインドアグリーンや、根が出やすい球根植物。ガラスベースにセットして根を水に浸ければいいので、水やりを忘れてしまいがちな人や忙しくて家にいる時間が短い人でも簡単に育てられるのがうれしい。
水耕栽培の仕組みを簡単に。
【用意するもの】
・お好みのサボテン、多肉植物、インドアグリーンの枝、球根など
・ガラス瓶
・水
・バケツ、ボウルなど(根の洗浄用)
「水耕栽培」は水栽培のひとつで、土を使わず水で植物を育てる方法のこと。この方法で花や野菜を育てる人もいるが、特に近年人気なのが、サボテンや多肉植物、インドアグリーンをガラス瓶に入れて観賞するスタイル。水耕栽培向きの植物が手元にあれば、家にある道具で気軽に始められるので、初心者でもハードルが高くないのも特徴。挿し木で増やせる植物なら、ガラス瓶に生けるだけで生長を楽しめる。土を使わないので虫が寄りつきにくく、腐りづらいのも水耕栽培の利点。
【作り方】植物をポットから出し、根を洗う。
鉢植えで育てた植物を使う場合は、まずポットから植物本体を出す。バケツにはった水の中で、根元を洗いながら根についた土をきっちりと洗い落とす。洗ってきれいになった根は雑菌が繁殖しないよう、その後しっかり自然乾燥させる。
ガラス瓶に水をはって植物を入れる。
ガラス瓶を用意して植物をセッティング。このとき注意したいのは、ガラス瓶に入れる水の量。根腐れを起こす原因につながるので、ガラス瓶にセットしたときの根の位置をチェックして、根の部分だけが浸かるよう水の量を調節する。
【水耕栽培におすすめの植物】
フィカス、ドラセナ、シダ、サトイモなど、主に根が太く、しっかりとしている植物や、球根植物が水耕栽培向き。サボテンや多肉植物などの多湿が苦手な植物でも、根のみを水に浸けておけばOK。難しい管理が要らずに育てやすい。
【管理のポイント】
1.土を落とすのに適しているのは春~秋。
水耕栽培を始めるのにおすすめは、植物が活動を始める春~秋ごろ。よって土を落とす作業は、冬を避けた方がベター。
2.水は週1、2回程度。にごったら入れ替え。
水替えの頻度はだいたい週1、2回。ガラス瓶の中の水がにごっていたら入れ替え、きれいなままなら足すのみ。
3.急激な水温変化が起こらない場所に置く。
夏は直射日光が当たらないカーテン越し&風通しのよい所に、冬は窓際を避けた明るい所に置くと水温変化を防げる。
収穫したハーブを水に挿しても。
左から、アクアカルチャーベース1,650円(キントー)/ビーカー200ml 660円(ライフスタイルラボ|ハリオ 03-5614-2110)
ローズマリーやミントなど、おうち菜園で育てたハーブは、サボテンやインドアグリーンの水耕栽培と同じ要領で、ガラス瓶に茎の部分を挿しておくと長持ちするのでおすすめ。ポイントは、ガラス瓶にはった水に葉を浸けないこと。基本的にはそのままポンと入れるだけなので、ガラス瓶はビーカーでも小さな花瓶でもよく、お好みのものをセレクトして。キッチンに置けば、そのまま調理にも使える。
(Hanako1196号掲載/photo : Shinsaku Kato styling : Reiko Ogino hair & make : Miyuki Nakamura model : Karinflower styling : Kazumi Hirai green coordination : Kazumi Morooka illustration : Maori Sakaitext : Motoko Sasaki, Miho Sato edit : Kana Umehara)
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