新店ラッシュ!新大久保にニューオープンした韓国料理店4軒
Hanako.tokyo / 2022年7月15日 12時0分
駅に降り立ったとたん、その熱気と匂いにアジアの都市に迷い込んだような錯覚にとらわれる。韓国、ベトナム、タイ、バングラデシュ……多文化が交じり合うこの街には、誰もが顔をほころばせる自由さや優しさがある。今、最も熱い街、新大久保の歩き方。今回は、新店ラッシュの韓国料理店をご紹介します。
1.〈ジンコゲ〉葉に巻いて辛いタレでいただく鮮魚料理を体験。
水槽から揚げたばかりの真鯛は新鮮そのもの。サンチュに包んで食べるのが本場流。「真鯛の刺身」(6,900円のカップルセットの一例)
魚のアラからとるだしでつくる鍋はカップルセット注文の場合は+1,000円で提供。「あら鍋」2,500円
「안녕하세요(こんにちは)」
メインストリートの大久保通りの喧騒を離れた住宅街に店を構えて13年。韓国南西部の全羅道出身の夫婦が営む店は、雰囲気も料理もローカルな酒場そのものだ。昔から現地で食べられてきた魚料理が次々とテーブルに運ばれるカップルセットのなかでも、迫力満点なのが、注文を受けてから店内の生いけ簀すの魚をさばく刺身。サンチュに包んで食べる本場のスタイルにならい、締めは魚介の旨味たっぷりのあら鍋を堪能すれば、韓国の港町にトリップした気分に。
店内に生簀が。壁には常連のサインがびっしり。
〈ジンコゲ〉
東京都新宿区大久保2-19-10
03-3203-6773
11:30~2:00LO 無休
2.〈レトロポチャ〉新しい+懐かしいの“ニュートロ”な酒場へ。
まず、やかんからカニだしのスープを注いで飲み、その深い旨味を堪能。おでんにはお好みでわさび醤油をつけて。「辛いおでん 」1,500円
韓国の若い世代は、いま「懐かしくて新しい」世界観に夢中。韓国のトレンドの発信地、梨泰院で生まれ育った店主が知人のデザイナーと立ち上げた店は、ポップさとレトロ感のミックスがテーマ。SNSにも頻繁に登場する名物おでんは、やかんにカニのだしのスープと串打ちにした魚のすり身などを入れたビジュアルインパクトもたっぷりな一品。スンドゥブチゲやトッポギといったおなじみの料理も60種以上揃い“イマドキの韓国酒場”を体感できる。
ネギと海鮮をふんだんに使ったヘルシーなチヂミ。「青唐辛子海鮮チヂミ」1,500円
“韓流レトロ”に興味津々。
〈レトロポチャ〉
東京都新宿区大久保1-16-5 マグノリア荘1F
03-6885-9989
12:00~24:00(予約不可) 無休
3.〈チンチャル〉韓ドラでおなじみのあの麺を食べるなら。
黒味噌ととろみのある餡が韓国のジャジャン麺の特徴。小さいサイズの酢豚もセットに。「ミニタンスユクのセット(ジャジャン麺+ミニタンスユク)」 1,380円
最近、新大久保に急増中なのが韓国のジャジャン麺とちゃんぽん麺の専門店。中華料理をベースに、韓国の食材や調味料を使用する“韓式中華”を気軽に味わえる食堂が〈チンチャル〉だ。在住韓国人のリピーターも多いというジャジャン麺はチャジャンミョンとも呼ばれ、黒味噌のコクと甘い風味が特徴。ちゃんぽん麺は魚介のスープに唐辛子を加え、マイルドな辛味に。ミニサイズのタンスユク(酢豚)とのセットもあり“韓式中華”デビューにはぴったりだ。
もっちりとした麺にピリ辛の魚介スープが絡む。イカ、ムール貝など具だくさん!「ちゃんぽん麺」830円
シンプルな空間。2階席も。
BTSのキャラクターコースター。
〈チンチャル〉
東京都新宿区百人町1-4-20 曙ビル1~3F
03-6265-9970
11:00~22:00LO 無休
4.〈ホンスチュクミ 新宿本店〉韓国でも新大久保でも、大行列のイイダコ料理専門店。
30種以上の香辛料を加えたタレとイイダコがたっぷり。「チュサム(1人前・注文は2人前から)」2,200円
チュクミを食べ終えたら、締めは特製チャーハンを。「アルマニチャーハン(大) 」1,100円
韓国で飲む乳酸菌として人気のジュース。1缶390円。
予約は受け付けていないため、行列が絶えないのが〈ホンスチュクミ〉。韓国の弘大にある本店の味に感動したオーナーが、10年以上現地に足を運び、一昨年日本1号店をオープン。チュクミとは新鮮なイイダコのことで、ここでは辛さが選べる特製ダレでイイダコの鍋を提供。1番人気のチュサムのほか全4種の鍋を用意。お楽しみの締めは残ったタレにご飯ととびこ、韓国のりを混ぜたチャーハン。6月に大阪店もオープンし、ますます注目が集まりそうだ。
夜は早めの時間から満席に。1グループ90分制。
〈ホンスチュクミ 新宿本店〉
東京都新宿区百人町1-5-24
03-6278-9365
11:00~22:00LO(予約不可) 無休
(Hanako1210号掲載/photo : Shinichi Yokoyama, Naoto Date, Yoichiro Kikuchi, Shu Yamamoto, Hirokazu Murohashi illustration : moka text : Ryota Mukai)
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