小林幸子に代わる“紅白の衣装枠”きゃりーぱみゅぱみゅ崇拝の賞味期限とは?

ハピズム / 2012年11月4日 8時0分

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 フシギパワーでちょい上ライフ! そろそろ年末が差し迫ってきたけど、「ハピズム」をご覧のみなさんはいかがお過ごしかしら。アタシは落ち込んでるわよ。理由はいくつかあるけど、ひとつはアレね、一部メディアによる「小林幸子、元事務所社長らとのトラブルと新曲売れ行き不振により、紅白出場は絶望的」という報道。年を追うごとにつまらなくなっていく『紅白歌合戦』(NHK)の中で、毎年バカみたいにお金かけた衣装で登場するさっちゃんは希少な様式美なのに……。

 もしこれで本当に落選させようものなら、選考委員の方々の判断能力には失望せざるを得ないわね。近年の紅白は、曲の中盤で電飾をビカビカ光らせながら巨大化していくさっちゃんを見て、何となく「ありがたや、ありがたや」と拝んでしまうことが慣例になっているようなご高齢の視聴者層によって支えられているのに、そこを切るようなまねしてどうするのよ! あの巨大化は、妙にアッパーな空気に包まれている紅白だから成立するのであって、いい意味でしみったれた『年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)でやったって、心の準備ができていないお年寄りがビックリして、のどに餅詰まらせるだけよ。選考委員の方々には、ぜひその点も考慮していただきたいわ。

 ただ、そんなさっちゃんに代わる“衣装枠”での出場が有力視されている、きゃりーぱみゅぱみゅ様(以下、きゃりー様)を拝見してみたい気持ちもあるの。ご本人も、「小林幸子さんとかインパクトがあるので、もし出られたら、今まで見たことのない素晴らしい衣装を着たい」とコメントされているところからして乗り気でいらっしゃるみたいだし、もしかしたらさっちゃん不在を忘れさせてくれるほどのお姿を拝ませてくださるかもしれない。そうなったらアタシ、来年からはきゃりー様にお布施させていただくわ。フィンランドとベルギーの音楽配信チャートで1位を獲得されたという、「ポーンポーンウェイウェイウェ~イ」みたいな呪文も、マントラ並みに唱えるわよ!

 そもそもアタシがこの連載でやろうとしていることは、「言動を自分にとって都合のいいように解釈でき、その存在を都合のいい時に崇拝できる」といった意味での“偶像”を芸能界から見つけることであって、それでいうと、きゃりー様は非常にふさわしいと思うのよね。実体が見えづらいから。

 これは決して冒涜しているわけではなく、むしろ、称賛の言葉として受け取ってもらいたいんだけど、きゃりー様って、膨大な数の大人たちに弄り回されてるじゃない。「プッチンプリン」のCMでは全身でプリンを表現した恰好をさせられて、同じく「ファンタ」のイベントでは全身でファンタを表現した恰好をさせられて、CDでは歌声に思い切りエフェクトかけられて……。それでも“きゃりーらしさ”を成立させていられるのは、はたから“きゃりーらしさ”というものに実体がないからよ。だから、クライアントの望むがままにプリンにもファンタにもなれるし、プロデューサーの思うがままに歌声を作れる。これってすごい資質よ。だって、「ハローキティ」や「初音ミク」と同じカテゴリーにいるってことだもの。

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