中国の病死豚食品加工・違法販売から考える、汚染食品から身を守る方法

ハピズム / 2013年4月27日 17時0分

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 病死豚の河川への不法投棄報道から1カ月。中国産食品への安全性への疑問はますます高まり、ネットでも、漂白剤に浸されたポップコーンや、セメント製のミルクなど、もはや食品テロと言いたくなるような毒食品が連日話題になっている。それらがたとえネタだとしても、実際、中国では生野菜は“洗剤”で洗って食べるのが普通で、農薬や添加物、偽装食品、混入物など、食の安全を脅かす要素は枚挙にいとまがない。

 漢方では、医食同源つまり、食=医療とされる。食べ物は薬にもなれば毒にもなる、というのは、そもそも古代中国にさかのぼる根本的な考え方であり、中国では自分の安全は自分で守るものなのだ。

 汚染食品を単なる災難と考えずに、食の原点に戻るための、重要な警告としたい。今回は、医食同源の観点から、汚染毒食品から身を守る方法を紹介する。

■ゆでて(加熱して)食べる
 生卵、刺身に生野菜など、生の食べ物を安全に食べられるのは世界的に見れば“当たり前ではない”。鳥インフルエンザウイルスも加熱することで死滅する。また、ソーセージやハムなどはゆでれば水溶性の添加物を除去できる。その場合、ゆでた湯は捨てること。

■白より黒
 白米、精製小麦粉、白砂糖、精製塩など、真っ白いものは、必要以上に精製されたり、多くとれば身体に害をなすものが少なくない。玄米や胚芽米、全粒粉、黒糖、ミネラルを含む自然塩などを、できるだけ選んで用いるようにする。

■旬の食材
 野菜を多くとっても、季節を考えないと、まったくもって無駄になる。野菜や果物は、その時々の旬のものが最も栄養価が高い。特にカロチンとビタミンCは、旬の時期とそうでない時で含有量が2~4倍も違ってくる。つまり、旬でない夏にほうれん草をせっせと食べても、旬の12月の4分の1以下の栄養しかとれないのだ。

■全食
 医食同源の最も根幹となる教えで、丸ごと食べるのがいいという意味。穀物はできるだけ精製せず、野菜は皮も根も、肉は内臓も手足も、魚は丸ごと食べることで、最もバランスよく栄養を摂取できる。文字通り実行することは難しいが、野菜の皮や魚を丸ごとなど、取り入れやすい方法を試してみてほしい。

■玄米食
 薬膳食の基本。アレルギー、心臓病、滋養強壮、胃腸病、冷性など、あらゆる不調に効果がある。ただし、消化がよくないので、よく噛んで食べること。よく噛むことももちろん、食=医とするために大事な工程である。

■地元のものを食べる
 「身土不二」といわれる、食養思想の根幹。地産地消は、食物自給率アップのためにも役立つ。日本全国同じように見えても、地域の気候風土にあった特産物がある。また、長期輸送する必要がない地産のものは、保存料などの添加物も必要ない。旬の時期に新鮮なものを食べられるという利点につながる。

 どれも、特に難しくはないはずだが、ファストフードに馴染んだ人にとっては、その一手間が面倒なのかもしれない。また、有機野菜や自然農法の畜肉は値段も高い。けれど、安くて簡単な食品を安易に選ぶ行為こそが、汚染毒食品氾濫の本当の原因なのではないだろうか。もちろん、すべての食事を厳密に健康食にしなくてもいい、まずは週末の一食から、見直してみてほしい。
(佐藤ユミル)

ハピズム

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