M10の地震が60分続く!? 南海トラフ地震の最悪の被害予想

ハピズム / 2013年4月30日 9時0分

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「地球で起こる地震の最大規模は、理論上、M10.0程度になる」……このような研究結果を、東北大地震・噴火予知研究観測センターの松沢暢教授(地震学)がまとめ、地震予知連絡会に報告した。

 松沢教授は、「M10.0の地震が必ず起こるということではない。もし起こるとしても、1万年に1回程度ではないか」としている。M10.0の地震は、地震観測史上発生したことがなく、これまで最大の地震は1960年のチリ地震M9.5で、日本にも津波の被害をもたらした。もしM10.0の地震が起こると、揺れは20分~1時間程度続き、揺れが収まる前に津波が来る可能性が高い。

 マグニチュードが1上がれば、地震エネルギーは32倍になるから、M10の地震というのは、M9.0だった東日本大震災の32倍ということになる。現実として、そんな巨大地震があり得るのだろうか。

 松沢教授によると、たとえば日本海溝から千島・カムチャッカ海溝にかけての計約3千キロの断層がすべて60メートル動いたとすると、M10.0になるという。また、ペルー海溝とチリ海溝の計約5300キロが60メートル動くとM10.3になる。だが、これらはあくまでも「たとえば」の話としてあげているのだろう。

 M10クラスとまでいかなくても、2011年の東日本大震災に匹敵するM9クラスの巨大地震が起きる可能性はあるようだ。それは、琉球海溝の巨大地震として想定されている。

 2006年の琉球大と名古屋大の研究によると、南海トラフ南西端から続いている奄美群島沖の「琉球海溝(南西諸島海溝)」プレート境界でも、推定M9クラスの超巨大地震が、数千年に1度の割合で発生する可能性があるという。

 南海トラフから琉球海溝までの全長約1000kmの断層が連動して破壊されると、震源域の全長は2004年のスマトラ島沖地震に匹敵するM9クラスの連動型地震となる。または、M9クラスの2つの超巨大地震が連動して発生する可能性も、複数の研究者によって指摘されている。

 これは、通常の南海トラフの地震が原因と推定される地震より大きな、平均1700年間隔の4つの隆起からなる隆起地形が根拠となっている。これが最後に起きたのは約1700年前というから、近い将来に発生してもおかしくないことになる。

 人間の想像の域を超えることを起こすのが自然の常だ。M10の巨大地震というのは、いささかSFチックではある。だが、別記事でも紹介したが、学者や予言者の説によると、2016年に南海トラフ地震が起きる可能性は大いにありだという。東日本大震災の際に言われたさまざまな「想定外」を再度起こさないためにも、考えられる最悪の事態を常に考慮に入れることは大切なことだろう。

■百瀬直也(ももせなおや)
 スピ・超常現象研究家。10代でスピ世界に目覚め、内外の聖地巡礼を続ける。シャーマニズム、古代史、民俗学、地震予知、占星学なども研究。各種カウンセリングも行う。特技はダウジングによる地震予知。著書は『ヴィア・ドロローサ~イエスが歩いた悲しみの道』『大地震の前兆集~生き残るための必須知識』シリーズ (Amazon Kindle本)など。Twitterは@noya_momose。
・ブログ「探求三昧」

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