史上最もエスパーな人質救出作戦をBBCが明らかに!? 「ユリ・ゲラー×モサド」のタッグがマジで強力すぎる!!

ハピズム / 2013年8月14日 19時0分

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 7月21日、イギリス国営放送「BBC」が、かの超能力者ユリ・ゲラーの半生を扱ったドキュメンタリーを放映した。この中でゲラーは、「イスラエルやアメリカ政府に依頼され、自分の超能力でスパイ活動を行った」と暴露している。ユリ・ゲラーが関与したとされる事件の1つが、1976年の「エンテベ空港奇襲作戦」である。

■「エンテベ空港奇襲作戦」とは?

 エンテベ空港奇襲作戦とは、1976年、ゲリラ4人にハイジャックされ、イスラエル人が多数人質となった「テルアビブ発パリ行フランス航空第193便」がウガンダのエンテベ空港に着陸した際、人質となったイスラエル人乗客を救出するためにイスラエル空軍が実施した作戦で、正式名称は「サンダーボール作戦」という。
 
 事件が起きたのは6月27日。銃や手投げ弾で武装したゲリラ4名がこの飛行機をハイジャックした。彼らはパレスチナ解放人民戦線(PFLP)と、パレスチナ・ゲリラに同調する西ドイツ赤軍の「バーダー・マインホフ・グループ」に所属し、警備の手薄なアテネ国際空港で武器を持ち込んだのだ。

■ゲリラの目的とは?

 航空機が着陸したウガンダのアミン大統領は、就任当時はイスラエルに友好的であったものの、その後態度を変更し、当時はパレスチナ・ゲリラを支援していた。ウガンダではパレスチナ・ゲリラ数人がハイジャックを決行した同志に加わり、乗客のうち最終的に人質とされたイスラエル人やユダヤ系の106人を監禁する空港のターミナル・ビルは、ウガンダ軍の兵士が警備に就いた。

 ゲリラたちは、各国で捕らえられている仲間たち53人の釈放を求めており、イスラエルは表面的にはゲリラと交渉を重ねながら、一方で武力による救出作戦を検討した。

 とはいえ、100人を超える人質を解放するに必要な兵力を敵対国に送り込み、全員を連れて帰るということ自体容易なことではない。しかもウガンダは内陸国であるから、兵員を送るためには周辺国領空を秘密裏に通過する必要がある。おまけに、当時イスラエルが使用していた軍用輸送機C130ハーキュリーズは、給油なしでウガンダまで往復することはできなかった。さらに、人質が監禁されているビルに爆弾が仕掛けられている可能性もあった。つまり、イスラエル軍の接近が事前に察知されればその時点で、人質全員が爆殺されるおそれがあったのだ。

■イスラエルが選んだ作戦とは?
 
 ここで活躍したのが、イスラエルの情報機関モサドだった。
 
 モサドは、解放された乗客からも情報を聴取し、空港の正確な図面や人質の居場所、警備などに関する情報を集めた。その結果7月4日未明、イスラエル軍はエンテベ空港奇襲作戦を敢行し、ゲリラ全員を射殺、人質を解放した。残念ながら人質3名とイスラエル軍指揮官1名が死亡し、当時病院にいたもう1人の人質は、後にウガンダ軍に殺された。しかし他の人質全員は救出され、ウガンダを脱出した。なお、このとき死亡した指揮官は、現在のイスラエル首相ベニヤミン・ネタニヤフの実兄ヨナタン・ネタニヤフで、以後この作戦は彼の名をとって「ヨナタン作戦」とも呼ばれるようになった。

 この作戦におけるユリ・ゲラーの役割は、イスラエルから念を送り、エンテベ空港のレーダー機能を霍乱することだったと言われているが、ゲラー自身は本件について一切「ノーコメント」としている。とはいえ、BBCのドキュメンタリーではネタビヤフ首相本人も出演し、ユリ・ゲラーを称えているという。

 緊急事態とはいえ、ウガンダだけでなく周辺国の領空を侵犯し、他国内で戦闘を行う行為は、全面的には肯定できない。だが、自国民保護のためにイスラエルが示す熱意は、日本としても見習うべき点があるのではないだろうか。
(桜井慎太郎)

ハピズム

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