【閲覧注意!!】本当に怖い怪談!! 怪談研究家・吉田悠軌が語る「掃除」

ハピズム / 2013年8月17日 21時0分

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ーー怪談サークル「とうもろこしの会」会長・吉田悠軌が、この夏、絶対に語らねばならない選りすりの怖い話をお届けします。

 どうも、オカルト・怪談を研究している、吉田悠軌と申します。

 猛暑です。暑いですね。怪談話でもしましょうか。実際に怖い体験・不思議な体験をしてきた人々から、僕が聞いてきた奇妙なお話の数々。その一部を、この場を借りて皆さんにお届けしようと思います。

 なお文中に出てくる名前は、すべて仮名となっております。では、少しでも暑さを忘れることが出来ましたら幸いです……。

■本当に怖い話……「掃除」

 とあるロックバンドに参加している、マユコさんから聞いた話。

 少し前、彼女はバンド活動に便利な新宿近辺へと引っ越しをしようと考えていた。その時、不動産屋から薦められたのが東新宿にあるマンションの一室。

「新宿駅まで歩けて、こんなに安い家賃は掘り出し物ですよ」

 バンドマンに金持ちはいない。

 マユコさんも例外ではなく、二つ返事でその物件に決めてしまったのだそうだ。

 しかし住んでみてすぐ、奇妙な点に気が付いた。マユコさんのいる3階フロアには、彼女以外の誰も住んでいなかったのだ。確かに他にも部屋はあるのだが、全て倉庫代わりか事務所のテナントなどで、昼間しか人が出入りしていない。
つまり夜になれば、住人は彼女一人だけになってしまう。

 少し不安に思ったマユコさんだったが
「ビルの1階に管理人さんも住んでますし、防犯に関しては大丈夫ですよ」

 ……という不動産屋の言葉を信じることにした。

 それでも、夜にバイトから帰ってくれば、自分以外には誰もいない無人のフロアが待っている。静かなのは結構ではあるけど、少し心細い。そのせいだろうか、彼女は毎晩のように変な夢を見るようになった。いつも決まって同じ夢で、自分の部屋のベッドで寝ている自分を、天井から見下ろしているというもの。

 なんとなく、これが夢だという自覚はあるようで
(ああ、寝ている自分を夢に見ているんだな)

 そう思っているうちに、部屋の隅に見知らぬ女が立っているのに気付く。

 キッチンだったりドアだったり場所はまちまちだが、異様に痩せ細った女が、寝ている自分のことをじっと見つめている。

 夢と分かっているとはいえ、女の佇まいがいやに恐ろしい。なんとか夢から覚めようと身体の力を振り絞ると、ハッとベッドの中で目が覚める。

 ケータイを確認すると、いつも決まって深夜の2時ごろ。

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